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公開番号
2025140167
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024039367
出願日
2024-03-13
発明の名称
吸収性物品
出願人
大王製紙株式会社
代理人
弁理士法人永井国際特許事務所
主分類
A61F
13/15 20060101AFI20250919BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】吸収体内に無機系抗菌粒子を混合させる場合に、吸収体内における無機系抗菌粒子の使用量対効果を向上させる。
【解決手段】吸収体と、この吸収体の表側を覆うトップシートとを有しており、吸収体は、パルプ繊維を集積してなるものである吸収性物品であって、吸収体の少なくとも一部に、抗菌粉粒体30が分散状態で保持されており、抗菌粉粒体30は、無機系抗菌剤31を0重量%超かつ50重量%未満含み、抗菌粉粒体30の平均粒径が250~500μmである、吸収性物品。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
吸収体と、この吸収体の表側を覆うトップシートとを有しており、
前記吸収体は、パルプ繊維を集積してなるものである、吸収性物品であって、
前記吸収体の少なくとも一部に、抗菌粉粒体が分散状態で保持されており、
前記抗菌粉粒体は、無機系抗菌剤を0重量%超かつ50重量%未満含み、
前記抗菌粉粒体の平均粒径が250~500μmである、
ことを特徴とする吸収性物品。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記吸収体は、パルプ繊維と、高吸収性ポリマー粒子と、前記抗菌粉粒体とを混合状態で集積してなるものであり、
前記吸収体の内部の高吸収性ポリマー粒子及び前記抗菌粉粒体は、前記吸収体内部に接着されておらず、
前記高吸収性ポリマー粒子の膨潤前の平均粒径が250~500μmであり、
前記抗菌粉粒体の平均粒径は、前記高吸収性ポリマー粒子の平均粒径の0.2から3.0倍である、
請求項1記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記吸収体における前記パルプ繊維の目付けが70~700g/m
2
であり、
前記吸収体におけるパルプ繊維:高吸収性ポリマー粒子が、重量比で9:1~3:7であり、
前記吸収体におけるパルプ繊維:抗菌粉粒体が、重量比で20:1~2:1である、
請求項2記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記無機系抗菌剤は、排泄物の水分との接触により抗菌性を有する金属イオンを溶出するものであり、
前記抗菌粉粒体は増量剤を含むとともに、前記無機系抗菌剤同士、前記増量剤同士、並びに前記無機系抗菌剤及び前記増量剤をバインダーで結合することにより造粒してなる顆粒であり、
前記バインダーの固化体は、前記水分及び前記金属イオンの透過性を有するものである、
請求項1~3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
【請求項5】
前記抗菌粉粒体は、外表面に近づくにつれて段階的又は連続的に前記無機系抗菌剤の含有割合が増加するものである、
請求項4記載の吸収性物品。
【請求項6】
前記抗菌粉粒体は、外表面に露出する前記無機系抗菌剤を有する、
請求項4又は5記載の吸収性物品。
【請求項7】
展開状態で前記トップシートの両側部を前後方向全体にわたり覆う一対の立体ギャザーを有し、
前記立体ギャザーは、着用時に前後方向の中間部分が前記トップシートから起き上がり、遮断壁を形成するものであり、
前記吸収体は、上層及び下層からなる二層構造を有し、
展開状態で、前記上層の両側縁は、前記一対の立体ギャザーの間に位置しており、
前記上層は前記抗菌顆粒を含み、
前記下層は前記抗菌顆粒を含まない、
請求項1~3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、ペット用シーツを含む吸収性物品に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の吸収性物品は、吸収体と、この吸収体の表側を覆う液透過性のトップシートと、吸収体の裏側を覆う液不透過性シートとを備えたものが一般的となっており、尿や経血等の排泄液はトップシートを透過して吸収体により吸収され保持されるようになっている。吸収体(吸収性コア等ともいう)としては、パルプ繊維と高吸収性ポリマー粒子とを含むものが一般的となっている。
【0003】
他方、この吸収性物品においては、消臭や抗菌等の機能を付加するための抗菌粒子を吸収体中に含有させることも知られている。
【0004】
しかし、汎用されている無機系抗菌粒子は、表面積が大きいことが重要であるために、10μmオーダー等の粒子径の小さいものが多く、そのままでは吸収体内から抜け出しやすい(保持されにくい)という問題点がある。これを解決するために、無機系抗菌粒子の粒子径を単に大きくすると、表面積が低下し、使用量に対して効果が低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-145648号公報
特開2018-166937号公報
特開2018-166940号公報
特開2019-162401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明の主たる課題は、吸収体内に無機系抗菌粒子を混合させる場合に、無機系抗菌粒子の使用量対効果を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決した吸収性物品は以下のとおりである。
<第1の態様>
吸収体と、この吸収体の表側を覆うトップシートとを有しており、
前記吸収体は、パルプ繊維を集積してなるものである、吸収性物品であって、
前記吸収体の少なくとも一部に、抗菌粉粒体が分散状態で保持されており、
前記抗菌粉粒体は、無機系抗菌剤を0重量%超かつ50重量%未満含み、
前記抗菌粉粒体の平均粒径が250~500μmである、
ことを特徴とする吸収性物品。
【0008】
(作用効果)
本吸収性物品では、無機系抗菌剤をそのままではなく、十分に大径で、その割には無機系抗菌剤の含有量の低い粉粒体として、吸収体に分散状態で保持させているため、無機系抗菌剤の使用量対効果を向上させることができる。
【0009】
<第2の態様>
前記吸収体は、パルプ繊維と、高吸収性ポリマー粒子と、前記抗菌粉粒体とを混合状態で集積してなるものであり、
前記吸収体の内部の高吸収性ポリマー粒子及び前記抗菌粉粒体は、前記吸収体内部に接着されておらず、
前記高吸収性ポリマー粒子の膨潤前の平均粒径が250~500μmであり、
前記抗菌粉粒体の平均粒径は、前記高吸収性ポリマー粒子の平均粒径の0.2~3.0倍である、
第1の態様の吸収性物品。
【0010】
(作用効果)
また、パルプ繊維中に混合される高吸収性ポリマー粒子及び抗菌粉粒体の大きさを揃える又は近付けることにより、高吸収性ポリマー粒子及び抗菌粉粒体を吸収体内により均一に分散混合させることができるとともに、吸収体内における抗菌粉粒体の保持性だけでなく、高吸収性ポリマー粒子の保持性も良好となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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