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公開番号
2025160782
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-23
出願番号
2024063564
出願日
2024-04-10
発明の名称
粘着剤組成物
出願人
株式会社日本触媒
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
C09J
133/00 20060101AFI20251016BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】 水分散体であって、粘着性をコントロールすることができる粘着剤組成物を提供する。
【解決手段】 下記式(1);
[化1]
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025160782000006.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">29</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">156</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、R
1
は、水素原子又はメチル基を表す。R
2
及びR
3
は、同一又は異なって、水素原子又は有機基を表す。R
4
は、水素原子又は有機基を表す。nは、1以上の整数を表す。)で表される構造単位を有する重合体(A)の水分散体を含む、粘着剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1);
TIFF
2025160782000005.tif
29
156
(式中、R
1
は、水素原子又はメチル基を表す。R
2
及びR
3
は、同一又は異なって、水素原子又は有機基を表す。R
4
は、水素原子又は有機基を表す。nは、1以上の整数を表す。)で表される構造単位を有する重合体(A)の水分散体を含む、粘着剤組成物。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記重合体(A)は、更に、中性又は塩基性の極性基含有単量体由来の構造単位を有する、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項3】
前記中性又は塩基性の極性基含有単量体が、アミノ基含有単量体、アミド基含有単量体及び水酸基含有単量体からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項2に記載の粘着剤組成物。
【請求項4】
前記重合体(A)は、更に、ホモポリマーのガラス転移温度が、-70℃~-10℃である単量体由来の構造単位を有する、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項5】
更に、光重合開始剤を含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項6】
前記粘着剤組成物は、粘着性を変化させる用途に用いられる、請求項1~5のいずれかに記載の粘着剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着剤組成物に関する。より詳しくは、半導体の加工等に有用な粘着剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
粘着剤組成物は、被着体に対して粘着力を有する粘着剤を含む組成物であり、各種の材料や部品等において粘着層を形成するために用いられるものである。
粘着剤の用途の1つに、一時的に部材同士を接着させておくという仮止めがある。例えば、半導体の加工工程では、シリコン単結晶等をスライスした半導体ウエハの研磨、ダイシング、洗浄等が行われる。半導体ウエハのダイシングの際には、粘着剤等によって半導体ウエハをフレームに仮止めした状態で半導体ウエハの切断を行い、切断後にフレームから個片化したチップを剥離する。このような仮止めに用いる粘着剤は、充分な粘着力を有しつつも、仮止めが不要となった時には、容易かつ糊残りなく剥離可能という性能が要求される。
【0003】
(メタ)アクリル酸エステル類を重合して得られる重合体は、工業的に汎用性が高く、種々の用途に用いられ、粘着剤用途にも好適に用いられることが知られている。中でも有機溶剤型アクリル系粘着剤は、ベースとなるポリマーの設計により粘着性が発現される。
例えば、特許文献1には、(A)スチレンに由来する繰り返し単位を含有する(メタ)アクリル酸エステル系ポリマーと、(B)重合性の炭素-炭素二重結合および/または重合性の炭素-炭素三重結合を合計3個以上有するモノマーと、(C)重合性の炭素-炭素二重結合および/または重合性の炭素-炭素三重結合を合計2個以上有するオリゴマーと、(D)光重合開始剤と、を含み、前記(A)ポリマーを40~70質量部、前記(B)モノマーを1~59質量部、前記(C)オリゴマーを1~59質量部[但し、(A)+(B)+(C)=100質量部]の割合で含有し、紫外線照射によって粘着力を低減し得る粘着剤組成物が開示されている。
【0004】
また、ラジカル重合性基とイオン重合性基を分子内に併せ持つ異種重合性モノマーとして、ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類が知られている。このような異種重合性モノマーを重合して得られる重合体もまた、工業的に汎用性が高く有用であり、粘着剤用途にも使用されている。このような重合体に関して、特許文献2には、所定の式で表される構造単位を有する重合体(A)と、架橋剤(B)及び/又は硬化触媒(C)とを含む粘着剤組成物であって、上記重合体(A)は、重量平均分子量が10000以上であり、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)が5.0以下であることを特徴とする粘着剤組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-170200号公報
特開2021-031618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のとおり、従来、種々の粘着剤組成物が開発されているが、従来の組成物には有機溶剤が使用されており、粘着剤を使用する際に有機溶剤が揮発することによる、作業者や環境への有害性が問題となっている。
【0007】
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、水分散体であって、粘着性をコントロールすることができる粘着剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、粘着剤に用いられる重合体について種々検討したところ、所定の構造のビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル由来の構造単位を有する重合体の水分散体を含む組成物が、水分散体であって、粘着性をコントロールすることができることを見いだし、上記課題をみごとに解決することができることに想到し、本発明に到達したものである。
【0009】
本発明は、以下の粘着剤組成物等を包含する。
〔1〕下記式(1);
TIFF
2025160782000001.tif
29
156
(式中、R
1
は、水素原子又はメチル基を表す。R
2
及びR
3
は、同一又は異なって、水素原子又は有機基を表す。R
4
は、水素原子又は有機基を表す。nは、1以上の整数を表す。)で表される構造単位を有する重合体(A)の水分散体を含む、粘着剤組成物。
〔2〕上記重合体(A)は、更に、中性又は塩基性の極性基含有単量体由来の構造単位を有する、〔1〕に記載の粘着剤組成物。
〔3〕上記中性又は塩基性の極性基含有単量体が、アミノ基含有単量体、アミド基含有単量体及び水酸基含有単量体からなる群より選択される少なくとも1種を含む、上記〔2〕に記載の粘着剤組成物。
〔4〕上記重合体(A)は、更に、ホモポリマーのガラス転移温度が、-70℃~-10℃である単量体由来の構造単位を有する、上記〔1〕~〔3〕いずれかに記載の粘着剤組成物。
〔5〕更に、光重合開始剤を含む、上記〔1〕~〔4〕いずれかに記載の粘着剤組成物。
〔6〕上記粘着剤組成物は、粘着性を変化させる用途に用いられる、上記〔1〕~〔5〕いずれかに記載の粘着剤組成物。
【発明の効果】
【0010】
本発明の粘着剤組成物は、上述の構成よりなり、水分散体であって、粘着性をコントロールすることができるものであるため、半導体の加工等に好適に用いることができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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