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公開番号2025160681
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-23
出願番号2024063386
出願日2024-04-10
発明の名称警報システム
出願人株式会社中電工
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20251016BHJP(信号)
要約【課題】道路の車線に沿って設定されている作業領域に車両が誤侵入した場合に警報を発報可能にする。
【解決手段】警報システム1は、作業領域に隣接する車線へ向かって測定光を照射し、車線を走行する車両から反射した反射光を受光することによって車両の位置を計測する計測処理を繰り返し実行し、取得された車両の位置情報を出力する3次元測域センサ30と、3次元測域センサ30から出力された車両の位置情報に基づいて、車両が作業領域に誤進入したか否かを判定する判定部32aとを備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
道路の延長方向に沿って設定されている作業領域への車両の進入を警報する警報システムであって、
前記作業領域に隣接する車線のうち、前記作業領域の側方に位置する部分へ向かって前記延長方向の所定範囲にわたって測定光を照射し、前記車線を走行する車両から反射した反射光を受光することによって当該車両の位置を計測する計測処理を繰り返し実行し、取得された車両の位置情報を出力する3次元測域センサと、
前記3次元測域センサから出力された前記車両の位置情報に基づいて、前記車両が前記作業領域に誤進入したか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記車両が前記作業領域へ誤進入したと判定された場合に警報を発する警報装置とを備える、警報システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の警報システムにおいて、
前記判定部は、前記延長方向に沿って延びるとともに前記作業領域を区画する仮想の区画線を設定し、前記3次元測域センサから出力された前記車両の位置情報に基づいて、前記車両の少なくとも一部が前記区画線を越えた場合に前記車両が前記作業領域に誤進入したと判定する、警報システム。
【請求項3】
請求項2に記載の警報システムにおいて、
前記3次元測域センサは、前記作業領域を区画するための区画部材を検出可能に構成され、
前記判定部は、前記3次元測域センサから出力されたデータに基づいて、前記区画部材を探索する探索処理を実行し、前記探索処理により探索された複数の前記区画部材を通る線を前記仮想の区画線として設定する、警報システム。
【請求項4】
請求項3に記載の警報システムにおいて、
前記判定部は、前記探索処理により、前記3次元測域センサに最も近い第1の区画部材と、前記第1の区画部材よりも前記道路の上流側に位置する第2の区画部材と、前記第1の区画部材よりも前記道路の下流側に位置する第3の区画部材とを探索し、前記第1の区画部材、前記第2の区画部材及び前記第3の区画部材を通る線を前記仮想の区画線として設定する、警報システム。
【請求項5】
請求項3に記載の警報システムにおいて、
前記判定部は、前記仮想の区画線を高さ方向に所定の幅を持たせて設定する、警報システム。
【請求項6】
請求項1に記載の警報システムにおいて、
前記作業領域に隣接する車線を走行する車両を撮像する撮像部をさらに備え、
前記判定部は、前記撮像部により撮像された画像に基づいて、当該画像中の車両が前記作業領域への進入を許可された許可車両であるか否かを判定し、前記許可車両であると判定された場合には、前記許可車両が前記作業領域に進入しても誤進入と判定しない、警報システム。
【請求項7】
請求項1に記載の警報システムにおいて、
前記作業領域への進入を許可された許可車両に装着されている発信器から発信される電波を受信する検知器をさらに備え、
前記判定部は、前記検知器による電波の受信結果に基づいて、前記作業領域への進入を許可された許可車両であるか否かを判定し、前記許可車両であると判定された場合には、前記許可車両が前記作業領域に進入しても誤進入と判定しない、警報システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両が走行する道路上の一部に区画された作業領域へ誤進入する車両が存在した場合に警報を発する警報システムに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両が走行する道路上の一部で例えば道路補修等を行う場合に、当該道路上の一部に作業領域を区画し、その作業領域内で作業者が各種作業を行っている。作業領域で作業を行っている間、道路の他の領域では一般車両が走行している。この一般車両が誤って作業領域へ進入するおそれがあり、そのような道路上の作業領域への車両の進入を警報する警報システムが知られている(例えば特許文献1、2参照)。
【0003】
特許文献1、2の警報システムは、車両の位置情報を出力する3次元測域センサを備えており、この3次元測域センサから出力された車両の時系列の位置情報に基づいて、車両が作業領域に誤進入する可能性が高いか否かを判定するように構成されている。特許文献1、2では、作業領域が円弧状に区画されている場合を想定しており、したがって3次元測域センサは、作業領域よりも上流側に測定光を照射し、車両の前面部を特定した上で、当該車両が作業領域に誤進入する可能性が高いか否かを判定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-39689号公報
特開2021-114169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、道路での作業内容等によっては、道路の車線に沿った延長方向に長い作業領域が設定されることもあり、その作業領域の長さは数百m~数km程度に達することもある。そのような長い作業領域を設定する場合には、通常、複数の三角コーンを車線に沿って所定の間隔で並べて設置し、作業領域を区画する。
【0006】
しかしながら、隣合う三角コーンの間隔は車両が通過可能な間隔になっているので、車両が三角コーンの間から作業領域に侵入してしまうおそれがある。
【0007】
この点、特許文献1、2の警報システムでは、3次元測域センサが作業領域の上流から接近する車両のみを検出対象としているので、数百m以上の長い作業領域においてその中間部や下流部での車両の検出は困難である。
【0008】
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、道路の車線に沿って設定されている作業領域に車両が誤侵入した場合に警報を発報可能にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本開示の一態様では、道路の延長方向に沿って設定されている作業領域への車両の進入を警報する警報システムを前提とすることができる。警報システムは、前記作業領域に隣接する車線のうち、前記作業領域の側方に位置する部分へ向かって前記延長方向の所定範囲にわたって測定光を照射し、前記車線を走行する車両から反射した反射光を受光することによって当該車両の位置を計測する計測処理を繰り返し実行し、取得された車両の位置情報を出力する3次元測域センサと、前記3次元測域センサから出力された前記車両の位置情報に基づいて、前記車両が前記作業領域に誤進入したか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記車両が前記作業領域へ誤進入したと判定された場合に警報を発する警報装置とを備えている。
【0010】
この構成によれば、3次元測域センサが作業領域の側方に位置する部分へ向かって道路の延長方向の所定範囲にわたって測定光を照射するものなので、作業領域に隣接する車線を走行している車両の検出が作業領域の中間部であっても可能になる。これにより、作業領域の上流部だけなく、中間部においても車両が作業領域に誤進入した場合に検出することが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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