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公開番号2025160525
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-23
出願番号2022145727
出願日2022-09-14
発明の名称運転支援システム、車載器、運転支援サーバ、運転支援方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体
出願人住友電気工業株式会社,住友電装株式会社,株式会社オートネットワーク技術研究所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01C 21/34 20060101AFI20251016BHJP(測定;試験)
要約【課題】十分な通信品質が継続して得られるような走行経路の決定が容易に行えるようにする。
【解決手段】運転支援システムは、所定領域に関する地図と、領域内における通信品質に関する実績情報とを保存するための通信実績地図情報記憶部と、車両の目的地が指定されたことに応答して、通信装置を使用して利用可能なサービスが必要とする通信品質と、通信実績地図情報記憶部に記憶された情報とに基づいて、車両の現在位置から目的地までの車両の複数個の走行経路を算出する経路算出部と、経路算出部により算出された複数個の走行経路を表示装置に表示する経路表示部とを含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の通行可能な領域に関する地図と、前記領域内における通信品質に関する実績情報とを保存するための通信実績地図情報記憶部と、
車両の目的地が指定されたことに応答して、通信装置を使用して利用可能なサービスが必要とする通信品質と、前記通信実績地図情報記憶部に記憶された情報とに基づいて、前記車両の現在位置から前記目的地までの車両の複数個の走行経路を算出する経路算出部と、
前記経路算出部により算出された前記複数個の走行経路を表示装置に表示する経路表示部とを含む、運転支援システム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記経路表示部は、前記領域の内、少なくとも前記経路算出部により算出された前記複数個の走行経路が経由する部分を複数のグリッド領域に分割し、当該グリッド領域の各々における通信品質に応じて異なる属性をもって、前記経路表示部による表示に重畳して表示する、請求項1に記載の運転支援システム。
【請求項3】
前記経路表示部は、前記複数のグリッド領域の各々について、当該グリッド領域における通信品質の値の単調関数として色相、明度、又は彩度を変化させて前記経路表示部による表示に重畳して表示する、請求項2に記載の運転支援システム。
【請求項4】
前記経路表示部は、前記経路算出部により算出された前記複数個の走行経路の各々と、前記複数個の走行経路の各々に関連付けて、当該走行経路において利用可能な通信品質を表示する、請求項1に記載の運転支援システム。
【請求項5】
前記複数個の走行経路においてそれぞれ利用可能な通信品質の統計的代表値を前記通信実績地図情報記憶部に保存された前記実績情報に基づいて算出するための代表値算出部と、
前記代表値算出部により前記複数個の走行経路について算出された前記統計的代表値を、前記経路表示装置による表示に重畳して表示する代表値表示部とをさらに含み、
前記経路表示部は、前記代表値表示部により表示された前記統計的代表値を、前記経路表示装置による前記複数個の走行経路の表示の内、当該統計的代表値に対応する表示と視覚的に関連付ける表示を前記表示装置による表示に重畳して表示する、請求項1に記載の運転支援システム。
【請求項6】
前記経路表示部は、前記代表値表示部により表示された前記統計的代表値と、前記経路表示装置による前記複数個の走行経路の表示の内、当該統計的代表値に対応する表示とを結ぶ線を前記経路表示装置による表示に重畳して表示する、請求項5に記載の運転支援システム。
【請求項7】
前記関連表示部は、前記代表値表示部により表示された前記統計的代表値を囲み、かつ前記経路表示装置による前記複数個の走行経路の表示の内、当該統計的代表値に対応する表示と接続された凸部を有する吹き出しを前記経路表示装置による表示に重畳して表示する、請求項5に記載の運転支援システム。
【請求項8】
前記複数個の走行経路においてそれぞれ利用可能な通信品質の統計的代表値を前記通信実績地図情報記憶部に保存された前記実績情報に基づいて算出するための代表値算出部と、
静止画像又は動画像を記憶する画像記憶装置と、
前記画像記憶装置に記憶された前記静止画像又は動画像から、前記代表値算出部により算出された前記統計的代表値に応じた画質に加工した代表画像を生成する画像加工部と、
前記経路表示装置により表示された前記複数個の走行経路に関連付けて、それぞれ前記画像加工部により生成された代表画像を前記表示装置に表示する代表画像表示部とをさらに含む、請求項1に記載の運転支援システム。
【請求項9】
前記経路算出部は、
前記通信装置を使用して利用可能なサービスが必要とする通信品質に基づいて、前記複数個の走行経路が充足すべき通信品質に関する、互いに異なる複数の制約を決定する通信品質制約部と、
車両の目的地が指定されたことに応答して、前記通信実績地図情報記憶部に記憶された情報に基づいて、前記通信品質制約部により決定された前記複数の制約をそれぞれ充足し、かつ当該制約の下において前記車両の現在位置から前記目的地までの走行距離が最短となる複数個の走行経路を算出する複数経路算出部を含む、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の運転支援システム。
【請求項10】
前記複数の制約は、少なくとも
通信品質は制約されない、
通信品質は、走行経路を通じて所定品質以上である、又は
通信品質は、走行経路の第1部分においては所定の第1サービスを利用するに十分な第1品質以上であり、第2部分においては前記第1品質より低いが、前記所定の第1サービスを代替する第2サービスを利用するために十分である第2品質以上である、
という制約を含む、請求項9に記載の運転支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この開示は、運転支援システム、車載器、運転支援サーバ、運転支援方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信により、外部サーバによる様々なサービスを受けたり、車載センサにより取得した情報を外部サーバに送信したりする機能を持つ車載器が増えている。こうした車載器を搭載した車両はコネクテッドカーと呼ばれる。
【0003】
コネクテッドカーが無線通信を前提とするサービスを利用する際には、通信品質が問題となる。通信品質が悪化したり、通信圏外になったりするとサービスの利用が継続できない。
【0004】
こうした問題を解決するための1つの提案が後掲の特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている技術は、通信環境を視覚的に通知することを目的としている。特許文献1に開示されている技術は、所定の電界強度を示す電界強度マップを取得し、道路地図データと車両位置とに基づいて、車両の走行位置を示すグラフィックに、電界強度マップを重畳して表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-135099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
コネクテッドカーが十分なサービスを受けるために重要なのは電界強度のみではない。車載センサの数が多くそのデータが多くなっているため、コネクテッドカーがセンサデータを外部サーバに送信したり、外部サーバから運転支援などのためのデータをダウンロードしたりするときの通信速度も重要である。また、車両の安全に関連するデータの通信時にはこれらだけでなくレイテンシも重要となる。
【0007】
上記特許文献1に開示の技術においては、電界強度マップを地図に重畳して表示する。電界強度の低い地点において通信速度が低下することは分かる。しかし電界強度が高くても通信速度が大きくなるとは限らない。状況に応じて電界強度が高くても通信速度が低下したりレイテンシが大きくなったりすることがあり得る。環境がわずかに変化しただけにもかかわらず通信速度が一気に悪化することもあり得る。車両の位置及び周囲の状況は刻々と変化する。したがって、電界強度マップが得られたとしても、通信速度、レイテンシなどが実際にどのように変化するかを予測することは困難であり、コネクテッドカーの走行中に、サービスを利用するに十分な通信品質が得られるとは限らない。すなわち、特許文献1に開示の技術は、コネクテッドカーに適用するためには十分とは考えられない。
【0008】
したがって、この開示は、十分な通信品質が継続して得られるような走行経路の決定が容易に行える運転支援システム、車載器、運転支援サーバ、運転支援方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この開示の第1の局面に係る運転支援システムは、所定領域に関する地図と、領域内における通信品質に関する実績情報とを保存するための通信実績地図情報記憶部と、車両の目的地が指定されたことに応答して、通信装置を使用して利用可能なサービスが必要とする通信品質と、通信実績地図情報記憶部に記憶された情報とに基づいて、車両の現在位置から目的地までの車両の複数個の走行経路を算出する経路算出部と、経路算出部により算出された複数個の走行経路を表示装置に表示する経路表示部とを含む。
【0010】
この開示の第2の局面に係る運転支援システムは、通信装置を搭載した車載装置と、車載装置を搭載した車両の運転支援を行うためのサーバとを含む運転支援システムであって、車載装置は、通信装置を搭載した車両の位置情報を取得するための位置情報取得部と、所定領域に関する地図と、領域における通信品質に関する実績情報とを保存するための通信実績地図情報記憶部と、通信装置による通信品質を計測し、計測された通信品質と、当該通信品質の計測時に位置情報取得部により取得された位置情報と、当該通信品質の計測時を特定する計測時情報とを含む通信実績情報をサーバに送信する情報送信部と、を含み、サーバは、複数の車載装置から通信実績情報を取得する通信実績情報取得部と、通信実績情報取得部により取得された通信実績情報を蓄積する通信実績地図情報蓄積部と、通信実績地図情報蓄積部に蓄積された通信実績情報を、複数の車載装置に配信する通信実績配信部とを含み、車載装置は、さらに、サーバが配信した通信実績情報を通信実績地図情報記憶部に追加する通信実績情報追加部と、車両の目的地を指定して予定走行経路の算出が要求されたことに応答して、通信装置を使用して利用可能なサービスが必要とする通信品質と、通信実績地図情報記憶部に記憶された情報とに基づいて、車両の現在位置から目的地までの車両の複数個の走行経路を算出する経路算出部と、経路算出部により算出された複数個の走行経路を表示する経路表示部とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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