TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025160242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2025117197,2022548077
出願日2025-07-11,2021-02-12
発明の名称組成物
出願人メキシケム フロー エセ・ア・デ・セ・ヴェ
代理人個人,個人
主分類C09K 5/04 20060101AFI20251015BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】純粋なCO2の不燃性を保持しながら、低いGWPを有する冷媒組成物を提供する。
【解決手段】二酸化炭素(CO2、R-744)、ジフルオロメタン(R-32)、およびトリフルオロヨードメタン(CF3I)を含む組成物、ならびに冷蔵、ヒートポンプ、または空調システムなどの、熱伝達システムにおける作動流体としてのそのような組成物の使用を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)二酸化炭素(CO

、R-744)と、
(b)ジフルオロメタン(R-32)と、
(c)トリフルオロヨードメタン(CF

I)と、を含む、組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調および冷蔵用途における作動流体としての使用に適した組成物に関する。本明細書に開示される組成物は、ヒートポンプ給湯器、列車、バス、自動車、およびトラック用の空調システム、スーパーマーケットディスプレイシステムおよび冷蔵室(ウォークイン冷蔵庫および冷凍庫など)を含む商業用冷蔵システム、ならびに輸送用冷蔵システムにおいて特に有用である。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
先行公開文献の列挙もしくは考察または本明細書におけるいかなる背景技術も、文献もしくは背景技術が最新技術の一部であるか、または一般的常識であることの認識として必ずしも解釈されるべきではない。
【0003】
二酸化炭素(CO

、R-744)は、冷媒の不燃性が要求される用途のための低地球温暖化係数(GWP)冷媒として支持されている。これらの用途には、列車、バス、自動車、およびトラック用の空調システム;ヒートポンプ給湯器システム;スーパーマーケットディスプレイシステムおよび冷蔵室を含む商業用冷蔵システム、ならびに冷蔵輸送コンテナまたはトラックに取り付けられた輸送用冷蔵システムが含まれる。
【0004】
CO

は、同じ用途での使用における他のフルオロカーボン冷媒と比較して、2つの主な不利点を有する。第一に、それは約25~30℃を超える周囲温度における低いエネルギー効率を抱える。第二に、その動作圧力は、従来のフルオロカーボンベースのシステムのそれよりもはるかに高い。
【0005】
ジフルオロメタン(R-32)およびCO

を含む不燃性冷媒混合物が提案されている(その内容がその全体で参照により本明細書に組み込まれる、Adams et al.(J.Chem.Eng.Data 16(1971)146-149)およびUS7238299を参照されたい)。そのような不燃性組成物は、最大約60重量%のR-32を含有することができる。
【0006】
しかしながら、そのような二成分冷媒組成物は、製剤化されるように不燃性である一方で、依然としてASHRAE Standard 34(2019)に従って可燃性であるとみなされるであろう。これは、混合物が非共沸性であるためである。ASHRAE Standard 34は、-40℃~60℃の温度の範囲での一連の蒸気漏れ実験の結果が考慮され、漏れが「製剤化された通りの」組成物よりも可燃性の組成物を生成することができるかを特定することを必要とする。これがR-32とCO

との不燃性二成分混合物について行われる場合、-40℃での蒸気漏れは、より揮発性の高いCO

がシステムから優先的に除去され、60%超のR-32を含有するように残りの材料の分別を引き起こすため、可燃性組成物の生成をもたらすであろう。
【0007】
したがって、好ましくは、純粋なCO

の不燃性を保持しながら、これらの問題に対処する冷媒組成物を特定することが望ましいであろう。そのような組成物はまた、好ましくは、低いGWPを有するべきである。特に、乗用車における空調システムまたは自給式冷蔵器具などの特定の用途についての欧州連合Fガス規制下では、約150以下のGWPが必要とされるであろう。
【発明の開示】
【0008】
本発明は、二酸化炭素(CO

、R-744)、ジフルオロメタン(R-32)、トリフルオロヨードメタン(CF

I)、および、任意選択的に、1,1-ジフルオロエチレン(R-1132a)を含む組成物の提供によって、上記および他の欠陥、ならびに上記の必要性に対処する。そのような組成物は、以降「(本)発明の組成物」と称される。
【0009】
本発明者は、ASHRAE Standard 34プロトコルに従って分析される場合に得られる混合物が可燃性組成物に分別されないことを確実にするために、比較的少量のCF

IがR-744およびR-32に添加され得ることを発見した。さらに、少量の可燃性種(例えば、R-1132a)もまた、可燃性組成物を生成することなく、本発明の混合物に添加され得る。
【0010】
本発明の組成物は、遷臨界冷蔵サイクルを利用する熱伝達システム(例えば、冷蔵、空調、およびヒートポンプシステム)において特に有用であると考えられる。基本的な遷臨界サイクルは、以下の工程で構成される:
(a)低温源流体(空気など)から熱を除去する低圧での液体冷媒の蒸発、
(b)高温、高圧ガスを生成する圧縮器における得られた冷媒蒸気の圧縮、
(c)高圧でより低温で密度の高い冷媒ガスを生成する、供給源よりも高い温度でのシンク流体との熱交換による高圧ガスの冷却(このガスは、「その臨界温度を超えているため、「超臨界」流体であると言われる)、および
(d)低圧で液体冷媒と蒸発した冷媒蒸気との二相混合物をもたらす膨張弁または他の制限装置を通した超臨界流体の膨張(次いで、この混合物は蒸発器段階(a)に戻され、サイクルを完了する)。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

日本化薬株式会社
インク
1か月前
ベック株式会社
水性被覆材
24日前
ベック株式会社
被膜形成方法
25日前
ベック株式会社
被膜形成方法
2か月前
個人
絵具及び絵具セット
9日前
日本製紙株式会社
圧着紙
22日前
株式会社日本触媒
インクセット
1か月前
日本化薬株式会社
インク組成物
1か月前
日本化薬株式会社
前処理組成物
22日前
関西ペイント株式会社
塗料組成物
2か月前
株式会社KRI
潜熱蓄熱材組成物
22日前
東ソー株式会社
印刷インキ組成物
15日前
個人
滑り止め分散剤組成物
2日前
メック株式会社
表面処理剤
17日前
東亞合成株式会社
プライマー組成物
4日前
シヤチハタ株式会社
油性インキ組成物
2か月前
日澱化學株式会社
ホットメルト接着剤
24日前
東ソー株式会社
土木用注入薬液組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
25日前
大日精化工業株式会社
顔料分散液
1か月前
AGC株式会社
液状組成物
3か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型圧着組成物
2か月前
マクセル株式会社
粘着テープ
3か月前
デンカ株式会社
蛍光体
24日前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
1か月前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
1か月前
日本化薬株式会社
インク組成物及び捺染方法
22日前
大日本印刷株式会社
積層シート
22日前
リンテック株式会社
粘着シート
23日前
ダイキン工業株式会社
撥剤
22日前
artience株式会社
水性フレキソインキ
23日前
三菱ケミカル株式会社
粘着剤組成物
25日前
東洋アルミニウム株式会社
複合顔料
15日前
ユニチカ株式会社
易接着フィルム、および積層体
2か月前
東洋アルミニウム株式会社
複合顔料
1か月前
ダイキン工業株式会社
耐油剤
3か月前
続きを見る