TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025160033
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2024062989
出願日2024-04-09
発明の名称歩行評価支援方法、歩行評価支援装置及び歩行評価支援プログラム
出願人学校法人 埼玉医科大学,国立大学法人埼玉大学
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G16H 50/00 20180101AFI20251015BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】運動症状を多角的に確認する歩行評価支援方法、歩行評価支援装置及び歩行評価支援プログラムを提供する。
【解決手段】歩行評価支援方法は、生活環境を模した仮想現実(Virtual Reality、VR)環境を表示する表示装置を装着した被験者の歩行動作に応じたデータを、センサを介して取得し、記録することと、ユーザが被験者の歩行動作を評価するために、視点を変更できる仮想現実環境に対応する三次元空間において、データに応じた歩行動作をアバターの動作により再生することとを、コンピュータが実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
生活環境を模した仮想現実(Virtual Reality、VR)環境を表示する表示装置を装着
した被験者の歩行動作に応じたデータを、センサを介して取得し、記録することと、
ユーザが前記被験者の歩行動作を評価するために、視点を変更できるように構成された、前記仮想現実環境に対応する三次元空間において、前記データに応じた歩行動作をアバターの動作により再生することと、
をコンピュータが実行する歩行評価支援方法。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記仮想現実環境及び前記三次元空間において、障害物を配置可能であり
前記三次元空間において、前記障害物の透明度を変更可能である
請求項1に記載の歩行評価支援方法。
【請求項3】
前記仮想現実環境及び前記三次元空間は、通路を含み、
前記三次元空間において、前記通路の壁の透明度を変更可能である
請求項1に記載の歩行評価支援方法。
【請求項4】
前記視点は、前記三次元空間における前記アバターの視点に変更できる
請求項1に記載の歩行評価支援方法。
【請求項5】
同時に複数の異なる視点で前記アバターの動作を表示できる
請求項1に記載の歩行評価支援方法。
【請求項6】
前記センサは、モーションキャプチャを実現するセンサである
請求項1から5の何れか一項に記載の歩行評価支援方法。
【請求項7】
生活環境を模した仮想現実(Virtual Reality、VR)環境を表示する表示装置を装着
した被験者の歩行動作に応じたデータを、センサを介して取得し、記録することと、
ユーザが前記被験者の歩行動作を評価するために、視点を変更できるように構成された、前記仮想現実環境に対応する三次元空間において、前記データに応じた歩行動作をアバターの動作により再生することと、
を行う歩行評価支援装置。
【請求項8】
生活環境を模した仮想現実(Virtual Reality、VR)環境を表示する表示装置を装着
した被験者の歩行動作に応じたデータを、センサを介して取得し、記録することと、
ユーザが前記被験者の歩行動作を評価するために、視点を変更できるように構成された、前記仮想現実環境に対応する三次元空間において、前記データに応じた歩行動作をアバターの動作により再生することと、
をコンピュータに実行させるための歩行評価支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歩行評価支援方法、歩行評価支援装置及び歩行評価支援プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、歩行障害の評価は医師の視診によって行われていた。よって、評価の妥当性は医師の経験に依存し、客観的に評価することは難しかった。
【0003】
また、仮想現実等を利用する高次脳機能障害のリハビリテーションシステムが提案されていた(特許文献1)。本システムは、仮想現実、拡張現実、又は複合現実を用いた画像によるリハビリ用の問題を患者に提示するためのアプリを実行し、前記患者が前記問題を解いた履歴をリハビリ履歴情報として記憶する画像処理装置と、前記画像処理装置から前記リハビリ履歴情報を受信する施術者側端末と、前記施術者側端末から送られてくる前記リハビリ履歴情報を保存するサーバと、前記サーバから、前記リハビリ履歴情報を受信し、前記リハビリ履歴情報に基づいて、前記患者のリハビリテーションの実施状況を表示する医師側端末とを備える。
また、変形性股関節症の患者の場合、DVカメラによる撮像画像中における患者の左右肩峰の動き及び左右腸骨棘の動き、及び頭の動きを捕捉して、補足した動きのデータに基づいて、患者の左右の肩峰を結んだ線である体幹軸の動き、左右の上前腸骨棘を結んだ線である前骨盤軸の動き、左右の上後腸骨棘を結んだ線である後骨盤軸の動き、及び頭の動きを示す画像を編集して、編集した画像をディスプレイ上に表示するという技術も提案されていた(特許文献2)。これにより、変形性股関節症の患者に自分の歩き方を動作として捉えた場合の特徴を分かり易く示すことができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6593852号公報
国際公開第2005/096939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ビデオカメラで動画を撮影する場合、カメラと被験者との位置によっては動画を見直しても評価しづらい場合がある。そこで、本技術は、運動症状を多角的に確認するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
生活環境を模した仮想現実(Virtual Reality、VR)環境における被験者の歩行動作
に応じたデータを、センサを介して取得し、記録することと、
ユーザが前記被験者の歩行動作を評価するために、視点を変更できるように構成された、前記仮想現実環境に対応する三次元空間において、前記データに応じた歩行動作をアバターの動作により再生することと、
をコンピュータが実行する歩行評価支援方法。
【発明の効果】
【0007】
開示の技術によれば、運動症状を多角的に確認するための技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、システムの構成の一例を示す図である。
図2は、VR空間を説明するための図である。
図3は、アバターによる動作の再生を説明するための図である。
図4は、システムの装置構成の一例を示す図である。
図5は、システムが実行する評価支援処理の一例を示す処理フロー図である。
図6は、VR空間の定義を説明するための図である。
図7は、被験者の動作を表すグラフの一例を示す図である。
図8は、被験者の動作を表すグラフの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、発明の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
【0010】
〔実施形態〕
図1は、システムの構成の一例を示す図である。図1のシステム10は、医師等が使用するコンピュータである医療機関装置1と、被験者が装着し、VR(Virtual Reality)
空間を表示するためのヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、HMD)及び被験者の動作を検出するためのセンサを含むVR装置2とを含む。また、被験者の動作を記録するためのモーションキャプチャシステム3をさらに含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

学校法人 埼玉医科大学
歩行評価支援方法、歩行評価支援装置及び歩行評価支援プログラム
6日前
個人
医療のAI化
1か月前
個人
支援システム
5か月前
個人
管理装置
4か月前
個人
対話システム
4か月前
個人
通知ぬいぐるみAIシステム
1か月前
個人
情報システムおよび方法
6か月前
キラル株式会社
ヘルスケアシステム
6日前
キラル株式会社
ヘルスケアシステム
6日前
株式会社タカゾノ
薬剤秤量装置
3か月前
株式会社タカゾノ
薬剤秤量装置
4か月前
株式会社タカゾノ
薬剤秤量装置
3か月前
株式会社タカゾノ
薬剤秤量装置
3か月前
株式会社タカゾノ
薬剤秤量装置
3か月前
株式会社タカゾノ
薬剤秤量装置
3か月前
株式会社リコー
投薬管理システム
1か月前
TOTO株式会社
健康管理システム
19日前
ゾーン株式会社
コンピュータシステム
5か月前
株式会社M-INT
情報処理システム
6か月前
個人
診療の管理装置及び診療システム
2か月前
富士電機株式会社
食事管理システム
7か月前
大王製紙株式会社
作業管理システム
6か月前
株式会社サンクスネット
情報提供システム
5か月前
株式会社CureApp
プログラム
3か月前
株式会社 137
健康観察管理システム
5か月前
株式会社ミラボ
情報処理装置、及びプログラム
3か月前
西川株式会社
サービス出力システム
5か月前
合同会社フォース
オンライン診療システム
6か月前
大和ハウス工業株式会社
服薬推定システム
19日前
株式会社タカゾノ
薬剤秤量装置及び調剤システム
4か月前
歯っぴー株式会社
口内状態の画像診断方法
2か月前
株式会社サンクスネット
健康医療情報管理システム
2か月前
株式会社SECRET MEDICINE
管理装置
1か月前
二九精密機械工業株式会社
健康管理要素評価支援システム
4か月前
キラル株式会社
プログラムの提供システムおよびその方法
22日前
HITOTSU株式会社
手術管理システム1
6か月前
続きを見る