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公開番号2025159767
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2024062502
出願日2024-04-09
発明の名称衛生薄葉紙の製造方法及び衛生薄葉紙の製造装置
出願人王子ホールディングス株式会社
代理人弁理士法人特許事務所サイクス
主分類A47K 10/16 20060101AFI20251015BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】本発明は、製造工程において、紙切れが生じるなどの問題が生じることが抑制された多層プライの衛生薄葉紙の製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】第1の原反ロールから中層形成用シートを繰り出しつつ、第2の原反ロールから2プライ以上の外層形成用シートを繰り出し、前記2プライ以上の外層形成用シートを各プライに分離し、各プライで前記中層形成用シートを挟み込んで多層プライを形成する工程を含み、前記第2の原反ロールから繰り出される前記外層形成用シートの一方のプライが、前記第1の原反ロールの上部表面に接触しながら送紙され、前記外層形成用シートの一方のプライと、前記中層形成用シートが積層した連続シートに、及び前記外層形成用シートの他方のプライが合流することでこの順で積層された多層プライが形成される、衛生薄葉紙の製造方法。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1の原反ロールから中層形成用シートを繰り出しつつ、第2の原反ロールから2プライ以上の外層形成用シートを繰り出し、前記2プライ以上の外層形成用シートを各プライに分離し、各プライで前記中層形成用シートを挟み込んで多層プライを形成する工程を含み、
前記第2の原反ロールから繰り出される前記外層形成用シートの一方のプライが、前記第1の原反ロールの上部表面に接触しながら送紙され、前記外層形成用シートの一方のプライ、前記中層形成用シート及び前記外層形成用シートの他方のプライがこの順で積層された多層プライが形成される、衛生薄葉紙の製造方法。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記第2の原反ロールは、前記第1の原反ロールの上流に配される、請求項1に記載の衛生薄葉紙の製造方法。
【請求項3】
前記第1の原反ロールは、前記第2の原反ロールの上流に配される、請求項1に記載の衛生薄葉紙の製造方法。
【請求項4】
前記中層形成用シートは1プライ又は2プライのシートである、請求項1~3のいずれか1項に記載の衛生薄葉紙の製造方法。
【請求項5】
前記外層形成用シートが保湿剤及び柔軟剤から選択される少なくとも1種を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の衛生薄葉紙の製造方法。
【請求項6】
前記多層プライに、エンボス加工を施す工程をさらに含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の衛生薄葉紙の製造方法。
【請求項7】
中層形成用シートを巻き取ってなる第1の原反ロールと、2プライ以上の外層形成用シートを巻き取ってなる第2の原反ロールを有し、
前記第2の原反ロールから繰り出される前記外層形成用シートの一方のプライを、前記第1の原反ロールの上部表面に接触させながら送紙するための手段を備え、
前記外層形成用シートの一方のプライ、前記中層形成用シート及び前記外層形成用シートの他方のプライがこの順で積層された多層プライが形成される、衛生薄葉紙の製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衛生薄葉紙の製造方法及び衛生薄葉紙の製造装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ロール状もしくはシート状の衛生薄葉紙は、衛生薄葉紙を1枚又は2枚以上に重ねたものを所定の大きさや形状に加工することで製造される。ロール状の衛生薄葉紙としては、例えば、長尺のトイレットペーパーがロール状に巻回されてなるロール状トイレットペーパーが知られている。
【0003】
吸水性等の向上を目的として、3枚以上のシートを積層したロール状もしくはシート状の衛生薄葉紙も製造及び販売されている。3プライのトイレットロールを製造する際には、例えば、3つの原反スタンドからそれぞれのシートを巻き出しつつ積層することで、3プライのトイレットロールを製造することができる。
【0004】
特許文献1には、4プライのトイレットペーパーロールの製造方法が開示されている。特許文献1では、複数の原紙ロールからそれぞれ原紙を引き出す第1工程と、複数の原紙を積層部に導入し、複数の原紙を積層させて4プライトイレットペーパーを形成させる第2工程と、4プライトイレットペーパーを乾燥させる第3工程と、4プライトイレットペーパーを巻取って、4プライトイレットペーパーロールを製造する第4工程とを有する4プライのトイレットペーパーロールの製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7276932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、柔軟性や強度など相反する性状を両立することを目的として、中間層と表層を異種のシートから構成した多層プライの衛生薄葉紙の開発が進められている。中間層と表層を異種のシートから構成する場合においても、通常、積層するシート数に対応した原反スタンドが用いられる。そのため、3プライ以上の衛生薄葉紙の製造方法において3つの原反スタンドからそれぞれのシートを巻き出しつつ積層する場合、原反スタンドの本数を増やす必要があるため、製造設備の大掛かりな改修が必要となる。また、原反スタンドの本数が増加すれば、製造工程の管理も煩雑となる。
【0007】
このような問題を解決する手段として、原反スタンドの本数を増やさない(例えば、一般的な原反スタンドの本数である2つとする)ことが考えられる。しかし、構成するシート同士に強度差がある、構成するシートの強度が十分ではない場合(例えば、柔軟性のあるシートを用いる場合等)等には、製造工程において、紙切れが生じるなどの問題が生じる虞がある。
【0008】
そこで本発明者は、このような従来技術の課題を解決するために、中間層と表層を異種のシートから構成する多層プライの衛生薄葉紙の製造工程において、紙切れが生じるなどの問題が生じることが抑制された多層プライの衛生薄葉紙の製造方法を提供することを目的として検討を進めた。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の具体的な態様の例を以下に示す。
【0010】
[1] 第1の原反ロールから中層形成用シートを繰り出しつつ、第2の原反ロールから2プライ以上の外層形成用シートを繰り出し、2プライ以上の外層形成用シートを各プライに分離し、各プライで中層形成用シートを挟み込んで多層プライを形成する工程を含み、
第2の原反ロールから繰り出される外層形成用シートの一方のプライが、第1の原反ロールの上部表面に接触しながら送紙され、外層形成用シートの一方のプライ、中層形成用シート及び外層形成用シートの他方のプライがこの順で積層された多層プライが形成される、衛生薄葉紙の製造方法。
[2] 第2の原反ロールは、第1の原反ロールの上流に配される、[1]に記載の衛生薄葉紙の製造方法。
[3] 第1の原反ロールは、第2の原反ロールの上流に配される、[1]に記載の衛生薄葉紙の製造方法。
[4] 中層形成用シートは1プライ又は2プライのシートである、[1]~[3]のいずれかに記載の衛生薄葉紙の製造方法。
[5] 外層形成用シートが保湿剤及び柔軟剤から選択される少なくとも1種を含む、[1]~[4]のいずれかに記載の衛生薄葉紙の製造方法。
[6] 多層プライに、エンボス加工を施す工程をさらに含む、[1]~[5]のいずれかに記載の衛生薄葉紙の製造方法。
[7] 中層形成用シートを巻き取ってなる第1の原反ロールと、2プライ以上の外層形成用シートを巻き取ってなる第2の原反ロールを有し、
第2の原反ロールから繰り出される外層形成用シートの一方のプライを、第1の原反ロールの上部表面に接触させながら送紙するための手段を備え、
外層形成用シートの一方のプライ、中層形成用シート及び外層形成用シートの他方のプライがこの順で積層された多層プライが形成される、衛生薄葉紙の製造装置。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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