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公開番号2025159125
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2025134698,2021132284
出願日2025-08-13,2021-08-16
発明の名称二重容器及び内袋の引き抜き方法
出願人キョーラク株式会社
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類B65D 1/02 20060101AFI20251009BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内袋を外殻から引き抜きやすい、二重容器を提供する。
【解決手段】本発明によれば、内袋と外殻を有する容器本体を備える二重容器であって、前記容器本体は、二軸延伸ブロー成形体であり、前記内袋と前記外殻は、前記容器本体の口部において軸方向に凹凸係合している、二重容器が提供される。本発明の二重容器は、リサイクル性に優れているので、リサイクル材料の製造に好適に利用可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内袋と外殻を有する容器本体を備える二重容器であって、
前記容器本体は、二軸延伸ブロー成形体であり、
前記内袋と前記外殻は、前記容器本体の口部において軸方向に凹凸係合している、二重容器。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
請求項1に記載の二重容器であって、
前記凹凸係合は、前記内袋と前記外殻の相対回転によって解除可能に構成される、二重容器。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の二重容器であって、
前記凹凸係合は、前記内袋の外周面に設けられた凸部と、前記外殻の内周面に設けられた凹部によって構成される、二重容器。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の二重容器であって、
前記容器本体は、口部と、肩部を備え、
前記肩部は、前記口部から離れるについて外径が大きくなる部位であり、
前記内袋と前記外殻は、前記肩部において当接する、二重容器。
【請求項5】
請求項4に記載の二重容器であって、
前記肩部において、前記内袋の外面と前記外殻の内面は傾斜角度が等しい、二重容器。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の二重容器であって、
前記容器本体の口部に装着される打栓式の口部装着部材を備える、二重容器。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載の二重容器であって、
前記内袋と前記口部装着部材は、それぞれ、周方向に離間された複数の係合凸部を備え、
前記内袋の係合凸部と前記口部装着部材の係合凸部が係合することによって、前記内袋と前記口部装着部材が周方向に係合する、二重容器。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載の二重容器であって、
前記容器本体の口部に装着される口部装着部材を備え、
前記内袋は、前記口部装着部材の回転に伴って回転するように構成される、二重容器。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載の二重容器であって、
前記内袋は、前記外殻の口部に対向する部位の全体が円筒状である、二重容器。
【請求項10】
請求項1又は請求項2に記載の二重容器であって、
前記内袋の内容物の吐出に伴って前記内袋が収縮しないように構成される、二重容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二重容器及び内袋の引き抜き方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、外殻と内袋とを有する容器本体を備える二重容器が知られている。例えば、特許文献1には、外殻プリフォームと内袋プリフォームとを重ねた状態で二軸延伸ブロー成形を行うことによって形成した二重容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-10741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このような二重容器の外殻と内袋とが別素材で成形されている場合や、使用後の内袋内に内容物が付着している場合等において、当該二重容器をリサイクルする際には、外殻と内袋とを分離することが望まれる。
【0005】
外殻と内袋は、内袋を外殻から引き抜くことによって分離することが想定されており、内袋を外殻から引き抜きやすくすることが望まれている。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、内袋を外殻から引き抜きやすい、二重容器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]内袋と外殻を有する容器本体を備える二重容器であって、前記容器本体は、二軸延伸ブロー成形体であり、前記内袋と前記外殻は、前記容器本体の口部において軸方向に凹凸係合している、二重容器。
[2][1]に記載の二重容器であって、前記凹凸係合は、前記内袋と前記外殻の相対回転によって解除可能に構成される、二重容器。
[3][1]又は[2]に記載の二重容器であって、前記凹凸係合は、前記内袋の外周面に設けられた凸部と、前記外殻の内周面に設けられた凹部によって構成される、二重容器。
[4][1]又は[2]に記載の二重容器であって、前記容器本体は、口部と、肩部を備え、前記肩部は、前記口部から離れるについて外径が大きくなる部位であり、前記内袋と前記外殻は、前記肩部において当接する、二重容器。
[5][4]に記載の二重容器であって、前記肩部において、前記内袋の外面と前記外殻の内面は傾斜角度が等しい、二重容器。
[6][1]又は[2]に記載の二重容器であって、前記容器本体の口部に装着される打栓式の口部装着部材を備える、二重容器。
[7][1]又は[2]に記載の二重容器であって、前記内袋と前記口部装着部材は、それぞれ、周方向に離間された複数の係合凸部を備え、前記内袋の係合凸部と前記口部装着部材の係合凸部が係合することによって、前記内袋と前記口部装着部材が周方向に係合する、二重容器。
[8][1]又は[2]に記載の二重容器であって、前記容器本体の口部に装着される口部装着部材を備え、前記内袋は、前記口部装着部材の回転に伴って回転するように構成される、二重容器。
[9][1]又は[2]に記載の二重容器であって、前記内袋は、前記外殻の口部に対向する部位の全体が円筒状である、二重容器。
[10][1]又は[2]に記載の二重容器であって、前記内袋の内容物の吐出に伴って前記内袋が収縮しないように構成される、二重容器。
[11][1]又は[2]に記載の二重容器からの内袋の引き抜き方法であって、前記内袋を直接把持して前記内袋を回転させる工程を備える、方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の二重容器の容器本体は、内袋と外殻が、容器本体の口部において軸方向に凹凸係合している。このような容器本体は、互いに軸方向に凹凸係合した内プリフォームと外プリフォームで構成されるプリフォームを二軸延伸ブロー成形することによって形成される。この場合、外プリフォームが内プリフォームから脱落することを防ぐために外プリフォームと内プリフォームを強く嵌合させる必要がなく、二軸延伸ブロー成形によって得られる容器本体においても外殻と内袋は強く嵌合されない。このため、内袋と外殻の凹凸係合を解除することによって、内袋を外殻から容易に引き抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態の二重容器1の斜視図であり、口部装着部材8が容器本体2から分離されている状態を示す。図中の一点鎖線は、表面形状を構成する面の曲率が変化する境界線を表す。他の図についても同様である。
図1中の領域Bの拡大図である。
容器本体2の口部5の中心軸を通りかつ開口面5c1に垂直な断面図である。
容器本体2の分解斜視図である。
外殻3の斜視図である。
図6Aは、口部装着部材8の一部を切り欠いた斜視図であり、図6Bは、口部装着部材8を斜め下側から見た斜視図である。
口部装着部材8が容器本体2に装着された状態の正面図である。
図8A~図8Bは、それぞれ、図7中の面A~Bでの端面図である。
内プリフォーム14及び外プリフォーム13が分離されている状態を示す斜視図である。
内プリフォーム14に外プリフォーム13を被せることによって構成されたプリフォーム15の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
(【0011】以降は省略されています)

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