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公開番号2025159064
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2025132399,2021126334
出願日2025-08-07,2021-07-30
発明の名称機上現像型平版印刷版原版、及び印刷版の作製方法
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類B41N 1/14 20060101AFI20251009BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 平版印刷版による印刷中の平版印刷版の版ずれを抑制可能な機上現像型平版印刷版原版、及び機上現像型平版印刷版原版を用いた印刷版の作製方法を提供する。
【解決手段】 支持体上に画像記録層を有し、上記支持体の引張強度が160MPa以上であり、上記画像記録層を有する側とは反対側における最外層表面と金属SUS316の静摩擦係数が0.50以下である、機上現像型平版印刷版原版、及び印刷版の作製方法。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
支持体上に画像記録層を有し、
前記支持体の引張強度が160MPa以上であり、
前記画像記録層を有する側とは反対側における最外層表面と金属SUS316の静摩擦係数が0.50以下である、機上現像型平版印刷版原版。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記支持体がアルミニウム支持体であって、前記アルミニウム支持体がマグネシウムを0.020質量%以上含む、請求項1に記載の機上現像型平版印刷版原版。
【請求項3】
前記支持体がアルミニウム支持体であって、前記アルミニウム支持体は、前記アルミニウム支持体を構成するアルミニウム板が圧延工程において、250℃以上で熱処理された後に冷間圧延の圧下率を80%以上としたものである、請求項1に記載の機上現像型平版印刷版原版。
【請求項4】
支持体上に画像記録層を有し、
前記支持体の引張強度が160MPa以上であり、
前記画像記録層を有する側とは反対側における最外層表面の算術平均高さSaが0.3μm以上20.0μm以下である、機上現像型平版印刷版原版。
【請求項5】
前記画像記録層を有する側とは反対側にバックコート層を有する、請求項4に記載の機上現像型平版印刷版原版。
【請求項6】
前記バックコート層が粒子を含み、
バックコート層の平均厚さT[μm]、粒子の平均粒子径D[μm]が、下記式(1)を満たす、請求項5に記載の機上現像型平版印刷版原版。
D > T ・・・式(1)
【請求項7】
前記バックコート層が薄膜部と厚膜部を有する、請求項5に記載の機上現像型平版印刷版原版。
【請求項8】
支持体上に画像記録層を有し、
前記支持体の引張強度が160MPa以上であり、
前記画像記録層を有する側とは反対側における最外層表面の表面自由エネルギーが60mJ/m

以下である、機上現像型平版印刷版原版。
【請求項9】
前記支持体が陽極酸化皮膜を有し、
前記陽極酸化皮膜におけるマイクロポアが、陽極酸化皮膜表面から深さ10nm~1,000nmの位置までのびる大径孔部と、前記大径孔部の底部と連通し、連通位置から深さ20nm~2,000nmの位置までのびる小径孔部とから構成され、前記大径孔部の前記陽極酸化皮膜表面における平均径が、15nm~100nmであり、前記小径孔部の前記連通位置における平均径が、15nmより小さい、請求項1~8のいずれか1項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
【請求項10】
前記支持体が陽極酸化皮膜を有し、
前記陽極酸化皮膜におけるマイクロポアが、陽極酸化皮膜表面から深さ10nm~1,000nmの位置までのびる小径孔部と、前記小径孔部の底部と連通し、連通位置から深さ20nm~2,000nmの位置までのびる大径孔部とから構成され、前記小径孔部の前記陽極酸化皮膜表面における平均径が、35nm以下であり、前記大径孔部の平均径が、40~300nm以下である、請求項1~8のいずれか1項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機上現像型平版印刷版原版、及び印刷版の作製方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、平版印刷版は、印刷過程でインキを受容する親油性の画像部と湿し水を受容する親水性の非画像部とからなる。平版印刷は、水と油性インキとが互いに反発する性質を利用して、平版印刷版の親油性の画像部をインキ受容部、親水性の非画像部を湿し水受容部(インキ非受容部)として、平版印刷版の表面にインキの付着性の差異を生じさせ、画像部のみにインキを着肉させた後、紙などの被印刷体にインキを転写して印刷する方法である。
【0003】
現在、平版印刷版原版から平版印刷版を作製する製版工程においては、CTP(コンピュータ・トゥ・プレート)技術による画像露光が行われている。即ち、画像露光は、リスフィルムを介することなく、レーザーやレーザーダイオードを用いて直接平版印刷版原版に走査露光などにより行われる。
【0004】
一方、地球環境への関心の高まりから、平版印刷版原版の製版に関して、現像処理などの湿式処理に伴う廃液に関する環境問題がクローズアップされ、これに伴い、現像処理の簡易化又は無処理化が指向されている。簡易な現像処理の一つとして、「機上現像」と呼ばれる方法が提案されている。機上現像は、平版印刷版原版を画像露光後、従来の湿式現像処理を行わず、そのまま印刷機に取り付け、画像記録層の非画像部の除去を通常の印刷工程の初期段階で行う方法である。
【0005】
平版印刷版を用いて印刷する場合、新聞印刷では、一般的に、版胴に巻き付けた平版印刷版を輪転機を用いてロール状の紙に連続して印刷する。
【0006】
特許文献1には、アルミニウム合金版に粗面化処理を施した、引張強度が180Mpa以上300Mpa以下である支持体上に、有機ホウ素化合物と、重合開始剤と、重合性化合物と、を含有する感光層を設けたことを特徴とする平版印刷版原版が記載されている。
特許文献2には、親水化されたアルミニウム支持体上に、水溶性又は水分散性のネガ型画像記録層を有し、前記画像記録層を有する側と反対の側における最外層表面の算術平均高さSaが0.3μm以上20μm以下であり、前記画像記録層に含まれる粒子形状を有する高分子化合物が、疎水性主鎖を有し、i)前記疎水性主鎖に直接的に結合されたペンダントシアノ基を有する構成ユニット、及び、ii)親水性ポリアルキレンオキシドセグメントを含むペンダント基を有する構成ユニットの両方を含む平版印刷版原版が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2008-250104号公報
特許6454057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
新聞印刷では、版胴に巻き付けた平版印刷版が印刷中にずれる現象(「版ずれ」)が生じることがある。例えば、多色印刷の場合は、版ずれが発生すると、紙面上にて設定した絵柄が狙い通りに重ならず、絵柄の位置にずれが生じることで、版の交換を含む再度の印刷が必要となり、印刷における時間がかかる場合があった。
そして、例えば上記した特許文献1や特許文献2に記載の従来の技術によっても、版ずれを抑制することは困難であった。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、平版印刷版による印刷中の平版印刷版の版ずれを抑制可能な機上現像型平版印刷版原版、及び機上現像型平版印刷版原版を用いた印刷版の作製方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための手段を以下に記載する。
(【0011】以降は省略されています)

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