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公開番号2025157607
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-15
出願番号2025131556,2022555370
出願日2025-08-06,2021-09-24
発明の名称グルタチオン産生促進剤
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 36/8969 20060101AFI20251007BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】新規なグルタチオン産生促進剤を提供する。
【解決手段】本発明は、アカメガシワ、ダイコン、クマザサ、ナルコユリ、ヤマイモ、モリンガ、デビルズクロー、ドクダミ、及びギムネマからなる群より選択される1つまたは複数の生薬を有効成分として含有するグルタチオン産生促進剤を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
アカメガシワ、ダイコン、クマザサ、ナルコユリ、ヤマイモ、モリンガ、デビルズクロー、ドクダミ、及びギムネマからなる群より選択される1つまたは複数の生薬を有効成分として含有するグルタチオン産生促進剤。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記グルタチオン産生促進剤は、腸管細胞を介して皮膚細胞のグルタチオン産生を促進する、請求項1に記載のグルタチオン産生促進剤。
【請求項3】
前記グルタチオン産生促進剤は、内服により皮膚細胞のグルタチオン産生を促進する、請求項1又は2に記載のグルタチオン産生促進剤。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載のグルタチオン産生促進剤を含有する組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はグルタチオン産生促進剤を提供する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
グルタチオンは細胞に数mMオーダーで定常的に存在している抗酸化成分であり、含SH(スルフィド)分子としてシステインと共に美白効果を発揮すると考えられている(非特許文献1、2)。
【0003】
これまでに、グルタチオン産生促進物質としては、N-アセチルシステイン、4-ビニルグアヤコール、特定の方法で栽培したエキナセアの水抽出物、メトキシカルコン、ピセアタンノール及びスキルプシンBからなる群、トリテルペノイド含有植物等が知られている(特許文献1~6)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4598740号公報
特開2019-65046号公報
特開2019-6722号公報
特許第6112920号公報
特許第6294579号公報
特開2010-105937号公報
【非特許文献】
【0005】
J Cosmet Dermatol. 2019;18:728-737
Cellular and Molecular Biology 1999, Vol.45 No.7, 981-990
PLoS ONE 14(5): e0217394.https://doi.org/10.1371/journal.pone.0217394, May 28, 2019
和光純薬時報 Vol.87 No.2 (2019年6月号), p.9-11
片倉 喜範 アンチブレインエイジング食品の探索とその機能性の分子基盤の解明, 公益財団法人アサヒビール学術振興財団, 2010年4月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、グルタチオン産生促進剤の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意研究の結果、アカメガシワ、ダイコン、クマザサ、ナルコユリ、ヤマイモ、モリンガ、デビルズクロー、ドクダミ、及びギムネマからなる群より選択される1つまたは複数の生薬が、グルタチオン産生促進剤として機能することを見出した。さらに、本発明者らは、これらの物質は腸管細胞を介して皮膚細胞に作用することも見出した。以上の発見により、以下の発明を完成するに至った:
(1)アカメガシワ、ダイコン、クマザサ、ナルコユリ、ヤマイモ、モリンガ、デビルズクロー、ドクダミ、及びギムネマからなる群より選択される1つまたは複数の生薬を有効成分として含有するグルタチオン産生促進剤。
(2)前記グルタチオン産生促進剤は、腸管細胞を介して皮膚細胞のグルタチオン産生を促進する、(1)に記載のグルタチオン産生促進剤。
(3)前記グルタチオン産生促進剤は、内服により皮膚細胞のグルタチオン産生を促進する、(1)又は(2)に記載のグルタチオン産生促進剤。
(4)(1)~(3)のいずれか1項に記載のグルタチオン産生促進剤を含有する組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明のグルタチオン産生促進剤の投与により、グルタチオン産生を促進することができる。本発明によれば、グルタチオン産生促進剤を含有する組成物や内服剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実験3で使用した腸管上皮細胞ー表皮角化細胞の相互作用評価方法の概略図である。
図2は、実験3において各試料を添加した場合のHaCat細胞におけるグルタチオン量を、陰性対照(dH
2
O又はDMSOのみ)を添加した場合を100とした相対値として示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明のグルタチオン産生促進剤の投与により、グルタチオン産生を促進することができる。グルタチオン(Glutathione, GSH, Glutathione-SH)は、3つのアミノ酸(グルタミン酸、システイン、グリシン)から成るトリペプチドであり、酸化型と還元型があるが本願明細書では還元型(CAS番号:70-18-8)を指す。還元型グルタチオンは、皮膚の美白、紫外線ダメージ抑制、紅班抑制、シミ抑制、酸化ストレス抑制、ラジカルの捕捉、酸化還元による細胞機能の調節、異物退社、各種酵素のSH供与体として有用であること、肌色メラニン(フェオメラニン)が黒色メラニン(ユーメラニン)よりも優勢になり、美白作用を発揮すること等が示唆されている(非特許文献1~2)。本発明のグルタチオン産生促進剤は、とりわけ内服により腸管を介し皮膚細胞のグルタチオン産生を促進することにより皮膚の美白をはじめとする美肌への寄与が期待される。
(【0011】以降は省略されています)

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