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公開番号2025156815
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-15
出願番号2024059509
出願日2024-04-02
発明の名称ログ処理装置、端末、方法及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 11/34 20060101AFI20251007BHJP(計算;計数)
要約【課題】ログにおいて異常等の判定に重要な項目を決定することができるログ処理装置を提供する。
【解決手段】ソフトウェアを実行し、当該ソフトウェアが出力するログを取得している端末の当該ログの少なくとも一部を学習用ログとして受け付け、当該学習用ログにおける、前記端末に関連する動作に関して異常発生若しくは異常予兆があるか、又は、正常であるかの正解ラベルを受け付け、前記学習用ログ及び前記正解ラベルを用いて学習することにより、前記ログを構成する複数の項目のうち、いずれの項目がどのような条件に該当することによって、前記ログが異常発生又は異常予兆のあることを表しているかを特定する判定基準を得る。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ログ処理装置であって、
ソフトウェアを実行し、当該ソフトウェアが出力するログを取得している端末の当該ログの少なくとも一部を学習用ログとして受け付け、
当該学習用ログにおける、前記端末に関連する動作に関して異常発生若しくは異常予兆があるか、又は、正常であるかの正解ラベルを受け付け、
前記学習用ログ及び前記正解ラベルを用いて学習することにより、
前記ログを構成する複数の項目のうち、いずれの項目がどのような条件に該当することによって、前記ログが異常発生又は異常予兆のあることを表しているか又は表している可能性があるかを特定する判定基準を得ることを特徴とするログ処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記学習用ログとして受け付けるログの項目には、プロセッサの使用状況に関する項目、メモリの使用状況に関する項目、または、ストレージの使用状況に関する項目の少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項1に記載のログ処理装置。
【請求項3】
前記端末の属性ごとの前記学習用ログ及び前記正解ラベルを用いて学習することにより、前記判定基準を、前記端末の属性ごとに得ることを特徴とする請求項1に記載のログ処理装置。
【請求項4】
前記端末の属性は、前記ソフトウェアのバージョン、前記端末の機種、前記端末の年式、前記端末の稼働年数、の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のログ処理装置。
【請求項5】
前記端末は移動体に搭載されるものであり、前記ソフトウェアは前記移動体が移動することに関連する処理を行うものであることを特徴とする請求項1に記載のログ処理装置。
【請求項6】
決定木を用いて学習することで前記判定基準を得ることを特徴とする請求項1に記載のログ処理装置。
【請求項7】
前記判定基準を複数得て、それぞれの判定基準に対する重要度を算出することを特徴とする請求項1に記載のログ処理装置。
【請求項8】
ソフトウェアを実行し、当該ソフトウェアが出力するログを取得している端末であって、
前記ログを構成する複数の項目のうち、いずれの項目がどのような条件に該当することによって、前記ログが異常発生又は異常予兆のあることを表しているか又は表している可能性があるかを特定する判定基準を受け取り、
前記判定基準を用いて、前記ログが異常発生又は異常予兆のあることを表しているか又は表している可能性があるかを特定することを特徴とする端末。
【請求項9】
前記判定基準を、前記端末が該当する複数の属性に応じた複数の判定基準として受け取り、
前記複数の判定基準のそれぞれを用いて、前記ログが異常発生又は異常予兆のあることを表しているかを特定することを特徴とする請求項8に記載の端末。
【請求項10】
複数の前記判定基準と、それぞれの判定基準に対して算出された重要度を受け取り、
前記ログが異常発生又は異常予兆のあることを表している可能性があるかを特定するに際して、重要度が高い判定基準を優先して用いることにより、用いる判定基準の数を調整することを特徴とする請求項8に記載の端末。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ログ処理装置、端末、方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1では、車載機器等の制御等に関連するソフトウェア挙動の観点から信頼性解析につなげることのできるログを取得する技術として、アプリのログとOSのログとを紐づけて取得している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特願2022-143721号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の手法では、アプリログとOSログとを紐づけて取得することで、当該取得されたログを分析するユーザは詳細にログを解析することが可能となり、異常発生時の原因の分析等を可能としている。
【0005】
一方で、特許文献1では、アプリログやOSログのうち重要項目のみに着目するといったことは考慮していないため、ネットワーク経由でこれら全ログの送受信を行って監視等を行う場合には、通信コストの増大や、通信回線の逼迫を招いてしまう可能性があった。
【0006】
上記の従来技術の課題に鑑み、本発明は、ログにおいて異常等の判定に重要な項目を決定することができるログ処理装置、方法及びプログラムを提供することを第1の目的とする。また、当該重要項目によりログを判定する端末を提供することを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記第1の目的を達成するため、本発明は、ログ処理装置であって、ソフトウェアを実行し、当該ソフトウェアが出力するログを取得している端末の当該ログの少なくとも一部を学習用ログとして受け付け、当該学習用ログにおける、前記端末に関連する動作に関して異常発生若しくは異常予兆があるか、又は、正常であるかの正解ラベルを受け付け、前記学習用ログ及び前記正解ラベルを用いて学習することにより、前記ログを構成する複数の項目のうち、いずれの項目がどのような条件に該当することによって、前記ログが異常発生又は異常予兆のあることを表しているか又は表している可能性があるかを特定する判定基準を得ることを特徴とする。また、当該ログ処理装置に対応する方法及びプログラムであることを特徴とする。また、前記第2の目的を達成するため本発明は、ソフトウェアを実行し、当該ソフトウェアが出力するログを取得している端末であって、前記ログを構成する複数の項目のうち、いずれの項目がどのような条件に該当することによって、前記ログが異常発生又は異常予兆のあることを表しているか又は表している可能性があるかを特定する判定基準を受け取り、前記判定基準を用いて、前記ログが異常発生又は異常予兆のあることを表しているか又は表している可能性があるかを特定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
前記第1の特徴によれば、学習用データを用いて学習することにより、ログを構成する複数の項目のうち、いずれの項目がどのような条件に該当することによって、前記ログが異常発生又は異常予兆のあることを表しているか又は表している可能性があるかを特定する判定基準を得るので、ログのうち異常等の判定に重要な項目を決定できる。前記第2の特徴によれば、判定基準により、端末のログにおける異常等の有無や有無の可能性を判定できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係るログ利用システムの構成図である。
実施形態に係るログ利用システムの機能ブロック図である。
実施形態に係るログ利用システムの動作のフローチャートである。
稼働部及びログ取得部で扱うログの構成例を示す図である。
ログの例を示す図である。
属性ごとにログを分けることで、属性ごとの決定木を学習する模式例を示す図である。
学習される決定木の模式例を示す図である。
本実施形態のログに関して重要度を算出した例を示す図である。
本実施形態で重要度の高い判定基準だけを用いることを説明するための例を示す図である。
一般的なコンピュータにおけるハードウェア構成の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、実施形態に係るログ利用システム100の構成図である。ログ利用システム100は、複数のN個の端末10-1,10-2,…,10-Nと、ログ処理装置20と、を備え、これら各構成要素はインターネットやLAN(ローカルエリアネットワーク)、移動通信ネットワーク等のネットワークNWを介して相互に通信可能に構成されている。各端末10-1,10-2,…,10-Nは、任意の用途向けの同種類の装置として、例えば、自律運転車両に備わる自律運転に関連した制御を行う装置や、あるいは、物品配送等を目的とした自律走行ロボットに備わる制御装置等として構成される。各端末10-1,10-2,…,10-Nは同種類の装置であるが、その製造メーカ等の違いによる機種の違いや、同じ機種であっても年式やハードウェア性能やソフトウェアバージョンが異なっている等により、互いに属性が異なるものが含まれうる。
(【0011】以降は省略されています)

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