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公開番号
2025171779
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2024077436
出願日
2024-05-10
発明の名称
通信装置、通信方法及びコンピュータプログラム
出願人
KDDI株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04L
9/32 20060101AFI20251113BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】通信装置間で送受信されるメッセージの暗号化及びメッセージ認証コードの生成にかかる負担を軽減させること。
【解決手段】通信装置は、認証暗号に用いられる鍵を生成する鍵生成装置と、認証暗号を用いてメッセージの暗号化及びメッセージ認証に関する処理を実行する通信処理部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
認証暗号を用いてメッセージの暗号化及びメッセージ認証に関する処理を実行する通信処理部を備える通信装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記通信処理部は、非アクセス層で送受信される対象メッセージに対して、認証暗号により、メッセージの暗号化及びメッセージ認証コードの生成を同時に行う、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記通信処理部は、
アクセス層で送受信される対象メッセージに対して、認証暗号により、第1のメッセージの暗号化及び第1のメッセージ認証コードの生成を同時に行い、
さらに、前記対象メッセージと前記第1のメッセージ認証コードとの連結データに対して、認証暗号により、第2のメッセージの暗号化及び第2のメッセージ認証コードの生成を同時に行い、
前記第2のメッセージの暗号化により生成された暗号化データと前記第1のメッセージ認証コードとを、前記対象メッセージの暗号化データとメッセージ認証コードとに用いる、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記通信処理部は、メッセージの暗号化及びメッセージ認証の両方に用いる認証暗号アルゴリズムが格納された配信リストを受信し格納する、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記通信処理部は、通信相手との間で、メッセージの暗号化及びメッセージ認証の両方に用いる認証暗号アルゴリズムを決定する手順を実行する、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項6】
前記通信処理部は、通信相手との間で、メッセージの暗号化及びメッセージ認証の両方に用いる認証暗号アルゴリズムを確認する手順を実行する、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項7】
通信装置が認証暗号を用いてメッセージの暗号化及びメッセージ認証に関する処理を実行する通信処理ステップ、を含む通信方法。
【請求項8】
前記通信処理ステップは、非アクセス層で送受信される対象メッセージに対して、認証暗号により、メッセージの暗号化及びメッセージ認証コードの生成を同時に行う、
請求項7に記載の通信方法。
【請求項9】
前記通信処理ステップは、
アクセス層で送受信される対象メッセージに対して、認証暗号により、第1のメッセージの暗号化及び第1のメッセージ認証コードの生成を同時に行い、
さらに、前記対象メッセージと前記第1のメッセージ認証コードとの連結データに対して、認証暗号により、第2のメッセージの暗号化及び第2のメッセージ認証コードの生成を同時に行い、
前記第2のメッセージの暗号化により生成された暗号化データと前記第1のメッセージ認証コードとを、前記対象メッセージの暗号化データとメッセージ認証コードとに用いる、
請求項7に記載の通信方法。
【請求項10】
前記通信処理ステップは、メッセージの暗号化及びメッセージ認証の両方に用いる認証暗号アルゴリズムが格納された配信リストを受信し格納する、
請求項7に記載の通信方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置、通信方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、「3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)」で標準化されている第5世代移動通信システム(5Gシステム)が知られている。5Gシステムは、UE(User Equipment、ユーザ端末)やRAN(Radio Access Network、無線アクセスネットワーク)やCN(Core Network、コアネットワーク)のUPF(User Plane Function、ユーザプレーン機能)やCNの制御プレーン(Control plane:C-plane)の各種NF(Network Function、ネットワーク機能)などから構成される。CNのC-planeのNFとして、例えばAMF(Access and Mobility Management Function)やSMF(Session Management Function)やPCF(Policy Control Function)やUDM(Unified Data Management)やARPF(Authentication credential Repository and Processing Function)やAUSF(Authentication Server Function)やSEAF(SEcurity Anchor Function)やN3IWF(Non-3GPP access InterWorking Function)などが挙げられる。また、5GシステムのRANの基地局(5G基地局)はgNB(NR(New Radio) Node B)と呼ばれる。
【0003】
非特許文献1には、5Gシステムにおけるセキュリティのアーキテクチャと手順について記載されている。5Gシステムで送受信されるメッセージは暗号化と改ざん検知によって保護される。あるメッセージMを送信する場合には、「C=ENC_Kenc(M)」によりメッセージMを暗号化し、さらに「T=MAC_Kint(M)」によりメッセージMのメッセージ認証コード(Message Authentication Code:MAC)Tを生成する。送信側から送信されたメッセージMの暗号化データC及びメッセージ認証コードTが受信側で復号及び検証される。
【0004】
暗号化データCに用いられる暗号鍵Kencと、メッセージ認証コードTに用いられるメッセージ認証コード鍵Kintは、例えば図8に示される鍵階層に従って生成される。図8は非特許文献1の「Figure 6.2.2-1」に記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
3GPP, TS 33.501, V18.5.0, 2024-03
Morris Dworkin, “Recommendation for Block Cipher Modes of Operation: Galois/Counter Mode (GCM) and GMAC”, NIST Special Publication 800-38D 31, November 2007
Yoav Nir, “ChaCha20 and Poly1305 for IETF Protocols”, IRTF, RFC8439, June 2018
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述した従来の5Gシステムにおける暗号化データC及びメッセージ認証コードTでは、暗号化データCとメッセージ認証コードTとでそれぞれ別個のアルゴリズム(「C=ENC_Kenc(M)」と「T=MAC_Kint(M)」)と鍵(「Kenc」と「Kint」)が必要である。このため、処理速度の向上に課題があった。
【0007】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、通信装置間で送受信されるメッセージの暗号化及びメッセージ認証コードの生成にかかる負担を軽減させることができる通信装置及び通信方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、認証暗号を用いてメッセージの暗号化及びメッセージ認証に関する処理を実行する通信処理部を備える通信装置である。
本発明の一態様は、上記の通信装置において、前記通信処理部は、非アクセス層で送受信される対象メッセージに対して、認証暗号により、メッセージの暗号化及びメッセージ認証コードの生成を同時に行う、通信装置である。
本発明の一態様は、上記の通信装置において、前記通信処理部は、アクセス層で送受信される対象メッセージに対して、認証暗号により、第1のメッセージの暗号化及び第1のメッセージ認証コードの生成を同時に行い、さらに、前記対象メッセージと前記第1のメッセージ認証コードとの連結データに対して、認証暗号により、第2のメッセージの暗号化及び第2のメッセージ認証コードの生成を同時に行い、前記第2のメッセージの暗号化により生成された暗号化データと前記第1のメッセージ認証コードとを、前記対象メッセージの暗号化データとメッセージ認証コードとに用いる、通信装置である。
本発明の一態様は、上記の通信装置において、前記通信処理部は、メッセージの暗号化及びメッセージ認証の両方に用いる認証暗号アルゴリズムが格納された配信リストを受信し格納する、通信装置である。
本発明の一態様は、上記の通信装置において、前記通信処理部は、通信相手との間で、メッセージの暗号化及びメッセージ認証の両方に用いる認証暗号アルゴリズムを決定する手順を実行する、通信装置である。
本発明の一態様は、上記の通信装置において、前記通信処理部は、通信相手との間で、メッセージの暗号化及びメッセージ認証の両方に用いる認証暗号アルゴリズムを確認する手順を実行する、通信装置である。
【0009】
本発明の一態様は、通信装置が認証暗号を用いてメッセージの暗号化及びメッセージ認証に関する処理を実行する通信処理ステップ、を含む通信方法である。
本発明の一態様は、上記の通信方法において、前記通信処理ステップは、非アクセス層で送受信される対象メッセージに対して、認証暗号により、メッセージの暗号化及びメッセージ認証コードの生成を同時に行う、通信方法である。
本発明の一態様は、上記の通信方法において、前記通信処理ステップは、アクセス層で送受信される対象メッセージに対して、認証暗号により、第1のメッセージの暗号化及び第1のメッセージ認証コードの生成を同時に行い、さらに、前記対象メッセージと前記第1のメッセージ認証コードとの連結データに対して、認証暗号により、第2のメッセージの暗号化及び第2のメッセージ認証コードの生成を同時に行い、前記第2のメッセージの暗号化により生成された暗号化データと前記第1のメッセージ認証コードとを、前記対象メッセージの暗号化データとメッセージ認証コードとに用いる、通信方法である。
本発明の一態様は、上記の通信方法において、前記通信処理ステップは、メッセージの暗号化及びメッセージ認証の両方に用いる認証暗号アルゴリズムが格納された配信リストを受信し格納する、通信方法である。
本発明の一態様は、上記の通信方法において、前記通信処理ステップは、通信相手との間で、メッセージの暗号化及びメッセージ認証の両方に用いる認証暗号アルゴリズムを決定する手順を実行する、通信方法である。
本発明の一態様は、上記の通信方法において、前記通信処理ステップは、通信相手との間で、メッセージの暗号化及びメッセージ認証の両方に用いる認証暗号アルゴリズムを確認する手順を実行する、通信方法である。
【0010】
本発明の一態様は、上記のいずれかの通信方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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