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公開番号2025161655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024065027
出願日2024-04-12
発明の名称メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人フェリシテ弁理士法人
主分類G06T 9/00 20060101AFI20251017BHJP(計算;計数)
要約【課題】Temporal_scalability機能を実現すること。
【解決手段】本発明に係るメッシュ復号装置200は、NALユニットによりカプセル化されているアトラス、基本メッシュ、変位量及びテクスチャのビットストリームを受信する多重分離部201を備え、各ビットストリームにおいて、NALユニットのNALヘッダ内の最後の3ビットとして定義されたTIDは、Temporal_IDより1だけ大きい値を含み、NALヘッド内の前記TIDの直前の6ビットとして定義されたLayerID/R6は、NALユニットが属するレイヤの識別子を指定する。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
メッシュ復号装置であって、
NAL(ネットワーク抽象レイヤ)ユニットによりカプセル化されているアトラス、基本メッシュ、変位量及びテクスチャのビットストリームを受信する多重分離部を備え、
各ビットストリームにおいて、前記NALユニットのNALヘッダ内の最後の3ビットとして定義されたTIDは、Temporal_IDより1だけ大きい値を含み、
前記NALヘッド内の前記TIDの直前の6ビットとして定義されたLayerID/R6は、NALユニットが属するレイヤの識別子を指定することを特徴とするメッシュ復号装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
アトラス、基本メッシュ、変位量及びテクスチャの各ビットストリームにおいて、独立してTIDが設定されることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項3】
基本メッシュのサブメッシュが存在するときは、全てのサブメッシュを同じTIDに設定されることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項4】
アトラスのビットストリームにおいて、TIDは、ゼロに固定され、
基本メッシュ、変位量及びテクスチャのビットストリームにおいて、それぞれTIDが独立に設定されることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項5】
各ビットストリームが独立に設定されている場合、各ビットストリームで指定されたtIDTargetを参照して、TIDがtIDTargetより高いNALユニットを復号せずに捨てることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項6】
各ビットストリームが独立に設定されている場合、特定のフレームで基本メッシュ、変位量及びテクスチャの少なくとも1つが捨てられたら、他も捨てることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項7】
各ビットストリームが独立に設定されている場合、特定のフレームで基本メッシュが捨てられたら、変位量とテクスチャも捨てて、Recontruction processを実施しないことを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項8】
各ビットストリームが独立に設定されている場合、特定のフレームで変位量が捨てられたら、変位量の値を全てゼロにし、Reconstruction processを実施することを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項9】
各ビットストリームが独立に設定されている場合、特定のフレームでテクスチャが捨てられたら、テクスチャの値を全てゼロにし、Reconstruction processを実施することを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項10】
メッシュ復号方法であって、
NAL(ネットワーク抽象レイヤ)ユニットによりカプセル化されているアトラス、基本メッシュ、変位量及びテクスチャのビットストリームを受信する工程を有し、
各ビットストリームにおいて、前記NALユニットのNALヘッダ内の最後の3ビットとして定義されたTIDは、Temporal_IDより1だけ大きい値を含み、
前記NALヘッド内の前記TIDの直前の6ビットとして定義されたLayerID/R6は、NALユニットが属するレイヤの識別子を指定することを特徴とするメッシュ復号方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1又は非特許文献4には、非特許文献5のフレームワークに従って、非特許文献2又は3を用いてメッシュを符号化する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Khaled Mammou, Jungsun Kim, Alexis M Tourapis, Dimitri Podborski, and Krasimir Kolarov, “[V-CG] Apple’s Dynamic Mesh Coding CfP Response,” April 2022, ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 m59281.
Google Draco、2022年5月26日アクセス[Online]、https://google.github.io/draco
Jean-Eudes Marvie, Olivier Mocquard, “[V-DMC][EE4.4-related] An efficient EdgeBreaker implementation,” April 2023, ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 m63344.
““WD 6.0 of V-DMC,” Jan. 2024, ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 N00822.
“Information technology - Coded Representation of Immersive Media - Part 5: Visual Volumetric Video-based Coding (V3C) and Video-based Point Cloud Compression (V-PCC),” ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7, ISO/IEC 23090-5:2021(2E).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、Temporal_scalability機能が実現されていないという問題点があった。そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、Temporal_scalability機能を実現することができるメッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の特徴は、メッシュ復号装置であって、NAL(ネットワーク抽象レイヤ)ユニットによりカプセル化されているアトラス、基本メッシュ、変位量及びテクスチャのビットストリームを受信する多重分離部を備え、各ビットストリームにおいて、前記NALユニットのNALヘッダ内の最後の3ビットとして定義されたTIDは、Temporal_IDより1だけ大きい値を含み、前記NALヘッド内の前記TIDの直前の6ビットとして定義されたLayerID/R6は、NALユニットが属するレイヤの識別子を指定することを要旨とする。
【0006】
本発明の第2の特徴は、メッシュ復号方法であって、NAL(ネットワーク抽象レイヤ)ユニットによりカプセル化されているアトラス、基本メッシュ、変位量及びテクスチャのビットストリームを受信する工程を有し、各ビットストリームにおいて、前記NALユニットのNALヘッダ内の最後の3ビットとして定義されたTIDは、Temporal_IDより1だけ大きい値を含み、前記NALヘッド内の前記TIDの直前の6ビットとして定義されたLayerID/R6は、NALユニットが属するレイヤの識別子を指定することを要旨とする。
【0007】
本発明の第3の特徴は、コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、前記メッシュ復号装置は、NAL(ネットワーク抽象レイヤ)ユニットによりカプセル化されているアトラス、基本メッシュ、変位量及びテクスチャのビットストリームを受信する多重分離部を備え、各ビットストリームにおいて、前記NALユニットのNALヘッダ内の最後の3ビットとして定義されたTIDは、Temporal_IDより1だけ大きい値を含み、前記NALヘッド内の前記TIDの直前の6ビットとして定義されたLayerID/R6は、NALユニットが属するレイヤの識別子を指定することを要旨とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、Temporal_scalability機能を実現することができるメッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係るメッシュ処理システム1の構成の一例を示す図である。
図2は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の機能ブロックの一例を示す図である。
図3Aは、基本メッシュ及び細分割メッシュの一例を示す図である。
図3Bは、基本メッシュ及び細分割メッシュの一例を示す図である。
図4は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202の機能ブロックの一例を示す図である。
図5は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のイントラ復号部202Bの機能ブロックの一例を示す図である。
図6は、Pフレームの基本メッシュの頂点とIフレームの基本メッシュの頂点との間の対応関係の一例を示す図である。
図7は、変更例1、変更例2-1について説明するための図である。
図8は、変更例2-2について説明するための図である。
図9は、制御信号の符号化効率の測定結果の一例を示す図である。
図10は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のインター復号部202Eの機能ブロックの一例を示す図である。
図11は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のインター復号部202Eの動きベクトル予測部202E3による復号対象の頂点のMVPの算出方法の一例を説明するための図である。
図12は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のインター復号部202Eの動きベクトル予測部202E3の動作の一例を示すフローチャートを示す。
図13は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のメッシュバッファ部202Cについて説明するための図である。
図14は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のメッシュバッファ部202Cについて説明するための図である。
図15は、変更例2に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202の変更例について説明するための図である。
図21は、変更例2に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202の変更例について説明するための図である。
図17は、NALヘッダの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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