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公開番号2025171778
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024077435
出願日2024-05-10
発明の名称鍵生成装置、鍵生成方法及びコンピュータプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04L 9/08 20060101AFI20251113BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられる認証暗号鍵を生成すること。
【解決手段】通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられるNビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成装置において、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる暗号に用いられるN/2ビットの暗号鍵、及び、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられるメッセージ認証コードに用いられるN/2ビットのメッセージ認証コード鍵を生成する鍵生成部と、前記N/2ビットの暗号鍵と前記N/2ビットのメッセージ認証コード鍵を連結して前記Nビットの認証暗号鍵を生成する認証暗号鍵生成部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられるNビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成装置において、
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる暗号に用いられるN/2ビットの暗号鍵、及び、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられるメッセージ認証コードに用いられるN/2ビットのメッセージ認証コード鍵を生成する鍵生成部と、
前記N/2ビットの暗号鍵と前記N/2ビットのメッセージ認証コード鍵を連結して前記Nビットの認証暗号鍵を生成する認証暗号鍵生成部と、
を備える鍵生成装置。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられるNビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成装置において、
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる暗号に用いられるN/2ビットの暗号鍵、及び、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられるメッセージ認証コードに用いられるN/2ビットのメッセージ認証コード鍵を生成する鍵生成部を備え、
前記鍵生成部において前記N/2ビットの暗号鍵が選択される元のNビットの暗号鍵を、前記Nビットの認証暗号鍵に用いる、
鍵生成装置。
【請求項3】
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられるNビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成装置において、
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる暗号に用いられるN/2ビットの暗号鍵、及び、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられるメッセージ認証コードに用いられるN/2ビットのメッセージ認証コード鍵を生成する鍵生成部を備え、
前記鍵生成部において前記N/2ビットのメッセージ認証コード鍵が選択される元のNビットのメッセージ認証コード鍵を、前記Nビットの認証暗号鍵に用いる、
鍵生成装置。
【請求項4】
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられるNビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成装置において、
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる暗号に用いられるN/2ビットの暗号鍵が選択される元のNビットの暗号鍵を生成する暗号鍵生成部を備え、
前記Nビットの暗号鍵を前記Nビットの認証暗号鍵に用いる、
鍵生成装置。
【請求項5】
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられるNビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成装置において、
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられるメッセージ認証コードに用いられるN/2ビットのメッセージ認証コード鍵が選択される元のNビットのメッセージ認証コード鍵を生成するメッセージ認証コード鍵生成部を備え、
前記Nビットのメッセージ認証コード鍵を前記Nビットの認証暗号鍵に用いる、
鍵生成装置。
【請求項6】
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられるNビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成装置において、
特定のHMAC(Hash Based Message Authentication Code)関数を用いて、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる暗号に用いられるN/2ビットの暗号鍵、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられるメッセージ認証コードに用いられるN/2ビットのメッセージ認証コード鍵、及び前記Nビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成部を備え、
前記HMAC関数の引数のうち暗号アルゴリズムの識別子又はメッセージ認証アルゴリズムの識別子は、認証暗号を示す値を含む、
鍵生成装置。
【請求項7】
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられるNビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成装置において、
特定のHMAC(Hash Based Message Authentication Code)関数を用いて、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる暗号に用いられるN/2ビットの暗号鍵、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられるメッセージ認証コードに用いられるN/2ビットのメッセージ認証コード鍵、及び前記Nビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成部を備え、
前記HMAC関数の引数のうちアルゴリズムタイプの識別子は、認証暗号を示す値を含み、
前記HMAC関数の引数のうちアルゴリズムの識別子は、認証暗号アルゴリズムの識別子を含む、
鍵生成装置。
【請求項8】
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられるNビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成装置が実行する鍵生成方法であり、
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる暗号に用いられるN/2ビットの暗号鍵、及び、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられるメッセージ認証コードに用いられるN/2ビットのメッセージ認証コード鍵を生成する鍵生成ステップと、
前記N/2ビットの暗号鍵と前記N/2ビットのメッセージ認証コード鍵を連結して前記Nビットの認証暗号鍵を生成する認証暗号鍵生成ステップと、
を含む鍵生成方法。
【請求項9】
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられるNビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成装置が実行する鍵生成方法であり、
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる暗号に用いられるN/2ビットの暗号鍵、及び、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられるメッセージ認証コードに用いられるN/2ビットのメッセージ認証コード鍵を生成する鍵生成ステップを含み、
前記鍵生成ステップにおいて前記N/2ビットの暗号鍵が選択される元のNビットの暗号鍵を、前記Nビットの認証暗号鍵に用いる、
鍵生成方法。
【請求項10】
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられるNビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成装置が実行する鍵生成方法であり、
通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる暗号に用いられるN/2ビットの暗号鍵、及び、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられるメッセージ認証コードに用いられるN/2ビットのメッセージ認証コード鍵を生成する鍵生成ステップを含み、
前記鍵生成ステップにおいて前記N/2ビットのメッセージ認証コード鍵が選択される元のNビットのメッセージ認証コード鍵を、前記Nビットの認証暗号鍵に用いる、
鍵生成方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鍵生成装置、鍵生成方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、「3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)」で標準化されている第5世代移動通信システム(5Gシステム)が知られている。5Gシステムは、UE(User Equipment、ユーザ端末)やRAN(Radio Access Network、無線アクセスネットワーク)やCN(Core Network、コアネットワーク)のUPF(User Plane Function、ユーザプレーン機能)やCNの制御プレーン(Control plane:C-plane)の各種NF(Network Function、ネットワーク機能)などから構成される。CNのC-planeのNFとして、例えばAMF(Access and Mobility Management Function)やSMF(Session Management Function)やPCF(Policy Control Function)やUDM(Unified Data Management)やARPF(Authentication credential Repository and Processing Function)やAUSF(Authentication Server Function)やSEAF(SEcurity Anchor Function)やN3IWF(Non-3GPP access InterWorking Function)などが挙げられる。また、5GシステムのRANの基地局(5G基地局)はgNB(NR(New Radio) Node B)と呼ばれる。
【0003】
非特許文献1には、5Gシステムにおけるセキュリティのアーキテクチャと手順について記載されている。5Gシステムで送受信されるメッセージは暗号化と改ざん検知によって保護される。あるメッセージMを送信する場合には、「C=ENC_Kenc(M)」によりメッセージMを暗号化し、さらに「T=MAC_Kint(M)」によりメッセージMのメッセージ認証コード(Message Authentication Code:MAC)Tを生成する。送信側から送信されたメッセージMの暗号化データC及びメッセージ認証コードTが受信側で復号及び検証される。
【0004】
暗号化データCに用いられる暗号鍵Kencと、メッセージ認証コードTに用いられるメッセージ認証コード鍵Kintは、例えば図12に示される鍵階層に従って生成される。図12は非特許文献1の「Figure 6.2.2-1」に記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
3GPP, TS 33.501, V18.5.0, 2024-03
Morris Dworkin, “Recommendation for Block Cipher Modes of Operation: Galois/Counter Mode (GCM) and GMAC”, NIST Special Publication 800-38D 31, November 2007
Yoav Nir, “ChaCha20 and Poly1305 for IETF Protocols”, IRTF, RFC8439, June 2018
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述した従来の5Gシステムにおける暗号化データC及びメッセージ認証コードTでは、暗号化データCとメッセージ認証コードTとでそれぞれ別個のアルゴリズム(「C=ENC_Kenc(M)」と「T=MAC_Kint(M)」)と鍵(「Kenc」と「Kint」)が必要である。このため、処理速度の向上に課題があった。
【0007】
これに対して、認証暗号(Authenticated Encryption:AE)を利用することによって、暗号化と改ざん検知を同時に実現できるので、処理速度の向上等に貢献することが期待される(例えば、非特許文献2,3参照)。一般的な認証暗号は暗号化と改ざん検知に同じ鍵を用いる。上述したように従来の5Gシステムは、暗号化と改ざん検知で異なる鍵(「Kenc」と「Kint」)を用いる。このため、5Gシステムにおいて認証暗号に用いられる鍵(認証暗号鍵)をどのように生成するのかが課題であった。
【0008】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられる認証暗号鍵を生成することができる鍵生成装置及び鍵生成方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられるNビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成装置において、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる暗号に用いられるN/2ビットの暗号鍵、及び、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられるメッセージ認証コードに用いられるN/2ビットのメッセージ認証コード鍵を生成する鍵生成部と、前記N/2ビットの暗号鍵と前記N/2ビットのメッセージ認証コード鍵を連結して前記Nビットの認証暗号鍵を生成する認証暗号鍵生成部と、を備える鍵生成装置である。
【0010】
本発明の一態様は、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる認証暗号に用いられるNビットの認証暗号鍵を生成する鍵生成装置において、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられる暗号に用いられるN/2ビットの暗号鍵、及び、通信装置間で送受信されるメッセージに用いられるメッセージ認証コードに用いられるN/2ビットのメッセージ認証コード鍵を生成する鍵生成部を備え、前記鍵生成部において前記N/2ビットの暗号鍵が選択される元のNビットの暗号鍵を、前記Nビットの認証暗号鍵に用いる、鍵生成装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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