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公開番号2025155232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024058929
出願日2024-04-01
発明の名称改善提案装置、改善提案方法およびコンピュータプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20251006BHJP(計算;計数)
要約【課題】相談相手として相談者から採用されにくいアドバイザがいるという事態の低減を図る。
【解決手段】改善提案装置の取得部は、相談相手として採用さなかったアドバイザについて、相談者から、採用しなかった理由を不採用理由として取得する。検知部は、取得された不採用理由を用いて、改善が必要なアドバイザを検知する。出力部は改善提案情報を出力する。改善提案情報とは、改善が必要であると検知されたアドバイザに、当該アドバイザに関連する不採用理由の解消を図る対処内容を提案する情報である。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項１】
相談相手として採用されなかったアドバイザについて、相談者から、採用しなかった理由を不採用理由として取得する取得部と、
取得された不採用理由を用いて、改善が必要なアドバイザを検知する検知部と、
改善が必要であると検知されたアドバイザに、当該アドバイザに関連する不採用理由の解消を図る対処内容を提案する情報を改善提案情報として出力する出力部と
を備える改善提案装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記取得部により取得される不採用理由は、相談内容に直接に関係する理由と、相談内容に直接には関係ない理由とに大別され、
前記検知部は、不採用理由のうちの相談内容に直接には関係ない理由を用いて、改善が必要なアドバイザを検知し、
前記出力部が出力する改善提案情報は、相談内容に直接には関係ない理由の解消を図る対処内容を提案する情報である
請求項１に記載の改善提案装置。
【請求項３】
改善が必要であると検知されたアドバイザに関連する不採用理由の解消を図る対処内容を提案する情報を改善提案情報として生成する生成部をさらに備える
請求項１に記載の改善提案装置。
【請求項４】
相談者に関係する管理者が予め定められており、
相談相手として相談者が採用しなかったアドバイザについて、当該相談者の管理者からの不採用理由を受け付ける受付部をさらに備え、
前記出力部が出力する改善提案情報は、相談者の不採用理由および管理者の不採用理由の解消を図る対処内容を提案する情報である
請求項１に記載の改善提案装置。
【請求項５】
改善が必要であると検知されたアドバイザに改善提案情報が出力されたことを、アドバイザの情報を管理しているシステムの運用者に通知する通知部をさらに備える
請求項１に記載の改善提案装置。
【請求項６】
前記生成部は、不採用理由と当該不採用理由の解消を図る対処内容とが関連付けられているデータを学習することにより生成された改善提案生成モデルを用いて、改善提案情報を生成する請求項３に記載の改善提案装置。
【請求項７】
前記出力部が出力する改善提案情報は、相談者の不採用理由と管理者の不採用理由とのうちの相談者の不採用理由の解消を図ることを主とした対処内容を提案する情報である
請求項４に記載の改善提案装置。
【請求項８】
相談者は高校生であり、アドバイザは社会人である
請求項１に記載の改善提案装置。
【請求項９】
コンピュータによって、
相談相手として採用されなかったアドバイザについて、相談者から、採用しなかった理由を不採用理由として取得し、
取得された不採用理由を用いて、改善が必要なアドバイザを検知し、
改善が必要であると検知されたアドバイザに、当該アドバイザに関連する不採用理由の解消を図る対処内容を提案する情報を改善提案情報として出力する
改善提案方法。
【請求項１０】
相談相手として採用されなかったアドバイザについて、相談者から、採用しなかった理由を不採用理由として取得する処理と、
取得された不採用理由を用いて、改善が必要なアドバイザを検知する処理と、
改善が必要であると検知されたアドバイザに、当該アドバイザに関連する不採用理由の解消を図る対処内容を提案する情報を改善提案情報として出力する処理と
をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、相談員として登録されているアドバイザに向けて改善提案を行う改善提案装置、改善提案方法およびコンピュータプログラムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
学校から社会・職業への円滑な移行を促すために、社会に出る前の高校などの学校においてキャリア教育が推進されている。これにより、高校生などが将来のキャリアについて考える場合があるが、情報不足により行き詰ってしまうことがある。このようなことを踏まえて、高校生が社会人にキャリアについて相談できる進路相談のサービスの提供が試みられている。
【０００３】
なお、特許文献１（特開２０２１－３３６８３号公報）には、ユーザからの相談を解決するためのアドバイザをマッチングする手法が示されている。特許文献１に示されている手法では、ユーザの入力した問いとアドバイザの属性とに基づきアドバイザのスコアが計算され、計算されたスコアに基づきアドバイザが選定される。さらに、特許文献１では、選定されたアドバイザに質問し、当該質問についての返答に基づきアドバイザの候補リストが生成される。ユーザは、その候補リストの中から選択したアドバイザと相談する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２１－３３６８３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
相談サービスの形式の一つとして、相談員として登録されている複数のアドバイザの中から相談者が相談相手として採用するアドバイザを選択し、選択したアドバイザと相談者が相談のための面談を行う形式のものがある。このような相談サービスにおいて、相談者から、相談相手として選択されない（採用されない）、又は、選択される（採用される）ことが少ないアドバイザがいる。その理由として、アドバイザの能力や、属性（職業や卒業大学など）というような相談内容に関係する理由ではなく、顔写真の顔が好みでないというような相談内容に直接には関係ない理由で相談相手として相談者から採用されないアドバイザがいる。
【０００６】
アドバイザの中には、相談相手として相談者から採用されることが少ないことに因り、満足度やモチベーションが下がってしまう者も出てきてしまうことが心配される。アドバイザの満足度やモチベーションが下がると、相談者との相談時の態度に悪影響が出て、相談サービスに対する相談者の印象が悪くなるおそれがある。
【０００７】
本開示は上記課題を解決するために考え出された。すなわち、本開示の主な目的は、相談相手として相談者から採用されにくいアドバイザがいるという事態の低減を図る技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記目的を達成するために、本開示に係る改善提案装置は、その一態様として、
相談相手として採用されなかったアドバイザについて、相談者から、採用しなかった理由を不採用理由として取得する取得部と、
取得された不採用理由を用いて、改善が必要なアドバイザを検知する検知部と、
改善が必要であると検知されたアドバイザに、当該アドバイザに関連する不採用理由の解消を図る対処内容を提案する情報を改善提案情報として出力する出力部と
を備える。
【０００９】
また、本開示に係る改善提案方法は、その一態様として、
コンピュータによって、
相談相手として採用されなかったアドバイザについて、相談者から、採用しなかった理由を不採用理由として取得し、
取得された不採用理由を用いて、改善が必要なアドバイザを検知し、
改善が必要であると検知されたアドバイザに、当該アドバイザに関連する不採用理由の解消を図る対処内容を提案する情報を改善提案情報として出力する。
【００１０】
さらに、本開示に係るコンピュータプログラムは、その一態様として、
相談相手として採用されなかったアドバイザについて、相談者から、採用しなかった理由を不採用理由として取得する処理と、
取得された不採用理由を用いて、改善が必要なアドバイザを検知する処理と、
改善が必要であると検知されたアドバイザに、当該アドバイザに関連する不採用理由の解消を図る対処内容を提案する情報を改善提案情報として出力する処理と
をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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