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公開番号
2025154840
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024058067
出願日
2024-03-29
発明の名称
難燃性樹脂組成物および絶縁シート
出願人
住友ベークライト株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
69/00 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】耐トラッキング性に優れる難燃性樹脂組成物および絶縁シートを提供すること。
【解決手段】本発明の難燃性樹脂組成物は、芳香族ポリカーボネート樹脂と、前記芳香族ポリカーボネート樹脂よりも耐トラッキング性が高く、前記芳香族ポリカーボネート樹脂に対して相溶性を有する相溶性樹脂と、をアロイ化してなるポリマーアロイを含むことを特徴とする。また、本発明の絶縁シートは、本発明の難燃性樹脂組成物を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
絶縁シートの製造に用いられる難燃性樹脂組成物であって、
芳香族ポリカーボネート樹脂と、前記芳香族ポリカーボネート樹脂よりも耐トラッキング性が高く、前記芳香族ポリカーボネート樹脂に対して相溶性を有する相溶性樹脂と、をアロイ化してなるポリマーアロイを含むことを特徴とする難燃性樹脂組成物。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記相溶性樹脂は、芳香環の比率が90質量%以下である請求項1に記載の難燃性樹脂組成物。
【請求項3】
前記相溶性樹脂は、ビスフェノールAカーボネート単位およびビスフェノールイソホロンカーボネート単位を含む耐熱ポリカーボネート樹脂である請求項1または2に記載の難燃性樹脂組成物。
【請求項4】
前記相溶性樹脂は、2つのテトラヒドロフラン環が縮環してなる構造を含む脂肪族ポリカーボネート樹脂である請求項1または2に記載の難燃性樹脂組成物。
【請求項5】
前記相溶性樹脂は、ポリアミド樹脂である請求項1または2に記載の難燃性樹脂組成物。
【請求項6】
前記相溶性樹脂は、ポリオレフィン樹脂である請求項1または2に記載の難燃性樹脂組成物。
【請求項7】
難燃剤を含む請求項1または2に記載の難燃性樹脂組成物。
【請求項8】
請求項1または2に記載の難燃性樹脂組成物を含むことを特徴とする絶縁シート。
【請求項9】
多層構造を有し、
前記多層構造の少なくとも一層が、前記難燃性樹脂組成物を含む請求項8に記載の絶縁シート。
【請求項10】
ASTM D3638に準拠して測定された耐トラッキング性の指標となる比較トラッキング指数CTIが、600V以上である請求項8に記載の絶縁シート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、難燃性樹脂組成物および絶縁シートに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリカーボネート樹脂は、機械的特性および耐熱性に優れており、電気電子部品材料、自動車部品材料、建築用材料、シート材料、食品容器材料等に広く用いられている。このうち、電気電子部品材料に用いられる場合、良好な電気絶縁性が求められる。そこで、ポリカーボネート樹脂をシート化することにより、例えば電子機器の狭い隙間に収納可能な絶縁シートを作製できる。絶縁シートは、電子機器内で短絡の懸念がある個所の絶縁を図ることができる。
【0003】
例えば、特許文献1には、ポリカーボネート樹脂と、リン酸エステル化合物と、繊維状物質と、を配合してなる難燃性樹脂組成物が開示されている。また、この難燃性樹脂組成物をシート成形してなる絶縁シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-030209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の難燃性樹脂組成物では、耐トラッキング性が低いことが課題となっている。耐トラッキング性は、電気的絶縁に必要な空間距離や沿面距離に影響を及ぼすため、この特性を高めることが求められている。
【0006】
本発明の目的は、耐トラッキング性に優れる難燃性樹脂組成物および絶縁シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的は、下記(1)~(11)に記載の本発明により達成される。
(1) 絶縁シートの製造に用いられる難燃性樹脂組成物であって、
芳香族ポリカーボネート樹脂と、前記芳香族ポリカーボネート樹脂よりも耐トラッキング性が高く、前記芳香族ポリカーボネート樹脂に対して相溶性を有する相溶性樹脂と、をアロイ化してなるポリマーアロイを含むことを特徴とする難燃性樹脂組成物。
【0008】
(2) 前記相溶性樹脂は、芳香環の比率が90質量%以下である上記(1)に記載の難燃性樹脂組成物。
【0009】
(3) 前記相溶性樹脂は、ビスフェノールAカーボネート単位およびビスフェノールイソホロンカーボネート単位を含む耐熱ポリカーボネート樹脂である上記(1)または(2)に記載の難燃性樹脂組成物。
【0010】
(4) 前記相溶性樹脂は、2つのテトラヒドロフラン環が縮環してなる構造を含む脂肪族ポリカーボネート樹脂である上記(1)または(2)に記載の難燃性樹脂組成物。
(【0011】以降は省略されています)
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