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公開番号
2025154707
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057855
出願日
2024-03-29
発明の名称
健康管理方法
出願人
株式会社ESUJI
代理人
弁理士法人井澤国際特許事務所
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個人
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個人
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主分類
G16H
20/00 20180101AFI20251002BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】 健康管理方法の改良
【解決手段】
工程1で、非採血型血糖値測定機器(1)が血糖曲線データ(50)を生成し被験者端末機器(2)に送信し、
工程2で、被験者端末機器(2)が、工血糖曲線データ(50)を含む被験者情報(6)を管理者コンピュータ(3)に送信し、
工程3で、管理者コンピュータ(3)が、助言情報(5)を生成し、被験者端末機器(2)に送信し、助言情報(5)が血糖値スパイクの有無を判定した結果を含む、
健康管理方法(100)。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
非採血型血糖値測定機器(1)、被験者端末機器(2)、管理者コンピュータ(3)を用い、以下の工程1,2,3をこの順で実行する、健康管理方法(100)。
工程1:非採血型血糖値測定機器(1)が、被験者(20)の食事後2時間を含む所定時間における被験者(20)の血糖値を計測・記録して上記所定時間における血糖曲線データ(50)を生成し、生成した血糖曲線データ(50)を被験者端末機器(2)に送信する。
工程2:被験者端末機器(2)が、工程1で受信した血糖曲線データ(50)と、身長,体重,遺伝子検査の結果から選ばれる1以上を含む被験者(20)の身体情報(60)と、被験者(20)が摂取した食事情報(70)とを含む被験者情報(6)を、管理者コンピュータ(3)に送信する。
工程3:管理者コンピュータ(3)が、工程2で受信した被験者情報(6)に基づいて被験者(20)に対する助言情報(5)を生成し、助言情報(5)の一部以上を被験者端末機器(2)に送信する。ただし、助言情報(5)が、血糖値スパイクの有無を判定した結果を含む。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
n段階(nは2以上の整数)からなり、各段階で工程1,2,3をこの順で反復実行し、
上記n段階の各段階で、n段階から選ばれた2つの段階で摂取する食品及び/又は食事に関する栄養条件が異なるように食事情報(70)を設定する、
請求項1に記載の健康管理方法(100)。
【請求項3】
非採血型血糖値測定機器(1)が、パッチ式血糖値測定機器あるいは非侵襲式血糖値測定機器である、請求項1に記載の健康管理方法(100)。
【請求項4】
被験者端末機器(2)及び/又は管理者コンピュータ(3)が、スマートフォン,PC,タブレット端末から選ばれる、請求項1に記載の健康管理方法(100)。
【請求項5】
工程3で、あらかじめ設定された血糖閾値条件と被験者情報(6)に含まれる血糖曲線データ(50)とを比較し、上記比較結果に基づいて血糖値スパイクの有無を判定する、請求項1に記載の健康管理方法(100)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は健康管理方法に関する。本発明は具体的にはユーザーの通信端末を用いて血糖値観察と食事指導を行う健康管理方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
健康に関わる身体データとして血糖値は代表的なものの一つである。一般的な健康診断では、血糖値として空腹時血糖値を測定する。空腹時血糖値が100mg/dLを超える場合には何らかの対策が必要とされる。空腹時血糖値が110mg/dLから125mg/dLの範囲にあれば糖尿病予備軍(境界型)と診断される。空腹時血糖値が126mg/dL以上の場合は糖尿病と診断される。
【0003】
しかしながら、近年、身体機能として食後血糖上昇の抑制機能が注目されている。非特許文献1,2に記載されているように、食事を摂取すると、食欲は、食事開始後30分程度で空腹感から飽満感・満腹感へと劇的に変化し、摂食行動は呈する。食事後は血糖値が上昇し、血中に移行したグルコースは各臓器に取り込まれて代謝される。生体には血糖値を約100mg/dL程度に維持する機能が存在しする。血糖値は食事後約30分で120mg/dLから150mg/dLのピークを迎え、約2時間後には元のレベルに戻る。健常者であれば食後血糖値は概ね150mg/dL以下であって180mg/dLを超えることはない。
【0004】
食事後の血糖上昇は摂取する食事に含まれる糖質によるものである。摂取する糖質の血糖上昇機能の違いを評価する指標として、グリセミック・インデックス(GI)が用いられている。また食事全体の血糖上昇機能の違いを評価する指標として、グリセミック・ロード(GL)(GIと食事の糖質含量の積)が利用されている。非特許文献2には、食後血糖値の変化とGIとの関係が糖質曲線を用いて示されている。
【0005】
ところが、非特許文献3に記載されているように、糖尿病予備軍、運動不足の人、筋肉量が低下した人などでは、食後の血糖値が一時的に150mg/dLを超える高い値に急上昇してから低下するという血糖値スパイク現象が見られる。血糖値スパイクは血管の老化を早め、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞のリスクを高めることが知られている。非特許文献3には、市販の尿検査紙による血糖値スパイクのチェック方法や、血糖値スパイクを回避する様々な食生活の改善方法が提案されている。非特許文献3で提案された種々の食生活は共通して低GI食品あるいは低GL食事を優先している。
【0006】
さらに、食後の食後最高血糖値が上昇する現象自体を問題視した見解も発表されている。非特許文献4には、食後に短時間で血糖値が上下するミニ・スパイクが生活習慣病の根源と考えられること、玄米菜食のような精製炭水化物を避ける食事を推奨することが記載されている。ここで注目されるミニ・スパイクは、食後の血糖最高値が150mg/dLに至らないまでも食後に血糖曲線に顕著な山型が出現するような血糖変化の全てを指している。本明細書では、以下、このようなミニ・スパイクも含めて食後の血糖曲線に顕著な山形が出現することを広義の血糖値スパイクと呼ぶ。
【0007】
非特許文献1,2,3の記載から、単に糖尿病の発症を予防するだけでなく老化防止にも血糖値スパイクを避ける食生活が望ましいことは徐々に認知されてきたと言える。しかし、一般の健康診断では空腹時血糖値を測定するため血糖値スパイクは見逃される(非特許文献3)。非特許文献3に記載されたチェック方法では、血糖値が180mg/dL以上になった時間帯の有無を判定することはできるが、食後の血糖ピーク値は測定されず、食後の血糖値の実際の変化(血糖曲線)に相当するデータは取得できない。
【0008】
一方、対象者の血糖値などの身体データをインターネット経由で取得して分析し、適切なアドバイを提供する健康管理システムが提案されている。例えば特許文献1に記載された健康管理システムでは、医療サイトのコンピュータがインターネット経由で被試験自身が測定した血糖値を取得して分析し、上記血糖値が所定日数閾値を超えた場合には被試験者に注意喚起や助言に関するメッセージを自動的に送信する。また例えば特許文献2には、ユーザーの健康状態を直感的に把握できるように表示する健康管理システムが記載されており、ユーザーの血圧、血糖値、体重、身体活動量などを測定データとして送受信することが記載されている。この健康管理システムによって測定や健康増進に対するユーザーのモチベーションを高めることができる。
【0009】
しかしながら、血糖値として、特許文献1には起床直後、食前、食後2時間後の血糖値だけが例示されており、特許文献2には空腹時血糖値と食後2時間経過時血糖値だけが例示されている。特許文献1,2に記載された健康管理システムのいずれでも、食後の短時間における血糖値変化について考慮しておらず、血糖値スパイクを検出することができない。このため、これらの健康管理サービスでは、対象者に血糖値スパイクを考慮した助言や指導を提供することができない。また、これらの健康管理サービスでは、血糖値スパイクを回避するために低GI・低GLの食生活を心がける対象者は、節制の効果を食後血糖値の変化で確認することができない。このため対象者がサービスに対する満足度を得られず食生活の改善を続ける意欲を維持し難い。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0010】
「実験医学 増刊 栄養・代謝物シグナルと食品機能」羊土社,2022年5月1日発行,ISBN978-4-7581-0402-9,119頁から120頁
「管理栄養士講座 人体栄養学の基礎[第2版]」2012年5月15日発行,ISBN978-4-7679-0458-0 C3047,114頁から115頁
「安心」2017年4月号,2017年3月2日発売,株式会社マキノ出版,67頁から74頁
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版」江部康二 著,東洋経済新報社,2014年3月27日発行,ISBN978-4-492-04526-8, 第2章
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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