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公開番号2025154697
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057841
出願日2024-03-29
発明の名称圧電薄膜、圧電薄膜素子、及び圧電トランスデューサ
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H10N 30/853 20230101AFI20251002BHJP()
要約【課題】-e31,f0εrと表される性能指数が大きい圧電薄膜を提供すること。
【解決手段】圧電薄膜は、ペロブスカイト構造を有する金属酸化物を含む。金属酸化物は、第1成分及び第2成分を含む。第1成分は、成分αのみ、又は成分α及び成分βの両方である。成分αは、一つ以上の3価元素EATRを含むBiEATRO3である。一つ以上の3価元素EATRは、Feを含む。成分βは、一つ以上の2価元素EAD及び一つ以上の4価元素EATEを含むBi(EAD 0.5EATE 0.5)O3である。第2成分は、複数の元素EBを含むBiEBO3である。複数の元素EBは、2価元素を含む。更に、複数の元素EBは、3価元素、4価元素、5価元素、及び6価元素からなる群より選ばれる少なくとも一つの元素を含む。複数の元素EBの価数の平均値は、3である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ペロブスカイト構造を有する金属酸化物を含む圧電薄膜であって、
前記金属酸化物は、第1成分及び第2成分を含み、
前記第1成分は、成分αのみ、又は前記成分α及び成分βの両方であり、
前記成分αは、一つ以上の3価元素E
ATR
を含むBiE
ATR


であり、
前記一つ以上の3価元素E
ATR
は、Feを含み、
前記成分βは、一つ以上の2価元素E
AD
及び一つ以上の4価元素E
ATE
を含むBi(E
AD
0.5

ATE
0.5
)O

であり、
前記第2成分は、複数の元素E

を含むBiE



であり、
前記複数の元素E

は、
2価元素と、
3価元素、4価元素、5価元素、及び6価元素からなる群より選ばれる少なくとも一つの元素と、
を含み、
前記複数の元素E

の価数の平均値は、3である、
圧電薄膜。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記一つ以上の2価元素E
AD
は、Zn及びMgのうち少なくとも一つであり、
前記一つ以上の4価元素E
ATE
は、Ti及びZrのうち少なくとも一つである、
請求項1に記載の圧電薄膜。
【請求項3】
前記複数の元素E

は、
Znと、
Nb及びTaのうち少なくとも一つと、
を含む、
請求項1に記載の圧電薄膜。
【請求項4】
前記金属酸化物の少なくとも一部は、正方晶である、
請求項1に記載の圧電薄膜。
【請求項5】
エピタキシャル膜である、
請求項1に記載の圧電薄膜。
【請求項6】
強誘電性薄膜である、
請求項1に記載の圧電薄膜。
【請求項7】
請求項1に記載の圧電薄膜を備える、
圧電薄膜素子。
【請求項8】
結晶質基板と、
前記結晶質基板に直接又は間接的に重なる前記圧電薄膜と、
を備える、
請求項7に記載の圧電薄膜素子。
【請求項9】
結晶質基板と、
前記結晶質基板に直接又は間接的に重なる電極層と、
前記電極層に直接又は間接的に重なる前記圧電薄膜と、
を備える、
請求項7に記載の圧電薄膜素子。
【請求項10】
電極層と、
前記電極層に直接又は間接的に重なる前記圧電薄膜と、
を備える、
請求項7に記載の圧電薄膜素子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、圧電薄膜、圧電薄膜素子、及び圧電トランスデューサに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ウェアラブルデバイス、ヘルスケア、スマートフォン、コネクテッドカー、スマートシティ、及びスマートホーム等の様々な技術の発展及び普及に伴い、これらの技術に応用される小型の圧電薄膜素子(圧電体として薄膜を含む素子)の需要が高まっている。(下記特許文献1、下記非特許文献1及び2参照。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5832091号公報
【非特許文献】
【0004】
Asif Ali et al., Dielectric properties of Bi(M2/3Nb1/3)O3(M = Ni, Mg, Zn) ceramics, J Mater Sci: Mater Electron (2022) 33:15067-15073.
Zenghui Liu et al., Micro-/nanodomains and their switching in a highCurie-temperature ferroelectric single crystal of Bi(Zn2/3Nb1/3)O3-PbTiO3,Ceramics International 44 (2018) S189-S194.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
圧電薄膜の性能指数の一つは、-e
31,f
/ε

ε

と表される。-e
31,f
(単位:C/m

)は、圧電薄膜の長さ横振動(面内振動)の圧電応力定数である。ε

は、真空の誘電率(8.854×10
-12
Fm
-1
)である。ε

(単位:無し)は、圧電薄膜の比誘電率である。
【0006】
本開示の一側面の目的は、-e
31,f
/ε

ε

と表される性能指数が大きい圧電薄膜、圧電薄膜を含む圧電薄膜素子、及び圧電薄膜又は圧電薄膜素子を含む圧電トランスデューサを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
例えば、下記[1]~[17]の通り、本開示の一側面は、圧電薄膜、圧電薄膜素子、及び圧電トランスデューサに関する。
【0008】
[1] ペロブスカイト構造を有する金属酸化物を含む圧電薄膜であって、
前記金属酸化物は、第1成分及び第2成分を含み、
前記第1成分は、成分αのみ、又は前記成分α及び成分βの両方であり、
前記成分αは、一つ以上の3価元素E
ATR
を含むBiE
ATR


であり、
前記一つ以上の3価元素E
ATR
は、Feを含み、
前記成分βは、一つ以上の2価元素E
AD
及び一つ以上の4価元素E
ATE
を含むBi(E
AD
0.5

ATE
0.5
)O

であり、
前記第2成分は、複数の元素E

を含むBiE



であり、
前記複数の元素E

は、
2価元素と、
3価元素、4価元素、5価元素、及び6価元素からなる群より選ばれる少なくとも一つの元素と、
を含み、
前記複数の元素E

の価数の平均値は、3である、
圧電薄膜。
【0009】
[2] 前記一つ以上の2価元素E
AD
は、Zn及びMgのうち少なくとも一つであり、
前記一つ以上の4価元素E
ATE
は、Ti及びZrのうち少なくとも一つである、
[1]に記載の圧電薄膜。
【0010】
[3] 前記複数の元素E

は、
Znと、
Nb及びTaのうち少なくとも一つと、
を含む(include)、
[1]又は[2]に記載の圧電薄膜。
(【0011】以降は省略されています)

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