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公開番号2025154463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057479
出願日2024-03-29
発明の名称車載装置
出願人コイト電工株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類G08G 1/127 20060101AFI20251002BHJP(信号)
要約【課題】車両の運行状態に異常が生じた場合により迅速にアラート情報を出力することが可能な車載装置を提供する。
【解決手段】車載装置は、運行ルートが予め設定された車両に搭載される。上記車載装置は、取得部と、記憶部と、判定部と、出力部と、を具備する。上記取得部は、衛星測位システムによる信号に基づく現在位置を特定する位置情報を取得する。上記記憶部は、上記運行ルートを表すルート情報を記憶している。上記判定部は、上記位置情報と上記ルート情報とを用いて現在の運行状態が異常であるか否かを判定する。上記出力部は、上記判定部によって異常であると判定されたときにアラート情報を出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
運行ルートが予め設定された車両に搭載される車載装置であって、
衛星測位システムによる信号に基づく現在位置を特定する位置情報を取得する取得部と、
前記運行ルートを表すルート情報を記憶する記憶部と、
前記位置情報と前記ルート情報とを用いて現在の運行状態について異常か否かを判定する判定部と、
前記判定部によって異常と判定された場合にアラート情報を出力する出力部と、
を具備する車載装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車載装置であって、
前記ルート情報は、前記運行ルートを一連の線で表したルート線を含み、
前記判定部は、前記位置情報で特定される現在位置の前記ルート線に対する距離が所定の閾値よりも大きい逸脱状態か否かを判定する
車載装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車載装置であって、
前記判定部は、前記逸脱状態が第1所定時間を超えて継続した場合に異常と判定する
車載装置。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の車載装置であって、
前記ルート線は、前記運行ルートに沿った複数の代表点を結ぶ複数の直線で構成される
車載装置。
【請求項5】
請求項4に記載の車載装置であって、
前記複数の代表点の位置を、少なくとも交差点及びカーブの位置に基づいて決定する
車載装置。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか1項に記載の車載装置であって、
前記出力部は、前記アラート情報を無線通信によって交通管制センターに出力する
車載装置。
【請求項7】
請求項1から3のいずれか1項に記載の車載装置であって、
前記出力部は、前記車両に設けられた出力装置によって前記アラート情報を出力する
車載装置。
【請求項8】
請求項1から3のいずれか1項に記載の車載装置であって、
前記車両は路線バスである
車載装置。
【請求項9】
請求項8に記載の車載装置であって、
前記ルート情報は、前記運行ルートに沿った複数の代表点を結ぶ複数の直線で構成されたルート線を含み、
前記複数の代表点の位置を、少なくとも停留所の位置に基づいて決定する
車載装置。
【請求項10】
請求項8に記載の車載装置であって、
前記記憶部は、前記運行ルートにおける前記車両が停車する可能性の低い非停車区間を特定する区間情報を更に記憶し、
前記判定部は、前記非停車区間において前記位置情報で特定される現在位置が第2所定時間を超えて変化しない場合に異常と判定する
車載装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運行ルートが予め設定された車両に搭載される車載装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、路線バスの各車両の現在位置を路線上にマッチングさせ、運行管理サーバにおいて各車両の運行管理を行う路線バスの運行管理システムが開示されている。この運行管理システムでは、路線に隣接する営業所、駐車場などの位置情報を用いることで、各車両の路線上における現在位置の測位誤差を修正することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-202098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような運行管理システムでは、各車両から位置情報が提供された運行管理サーバにおいて各車両の運行状態を把握する。これに対し、本願の発明者は、各車両の運行状態に異常が生じた場合に、運行管理サーバを介さずに各車両において対応可能であれば、運行状態の異常による被害を小さく留められるものと考えた。
【0005】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、車両の運行状態に異常が生じた場合により迅速にアラート情報を出力することが可能な車載装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る車載装置は、運行ルートが予め設定された車両に搭載される。
上記車載装置は、取得部と、記憶部と、判定部と、出力部と、を具備する。
上記取得部は、衛星測位システムによる信号に基づく現在位置を特定する位置情報を取得する。
上記記憶部は、上記運行ルートを表すルート情報を記憶している。
上記判定部は、上記位置情報と上記ルート情報とを用いて現在の運行状態が異常であるか否かを判定する。
上記出力部は、上記判定部によって異常であると判定されたときにアラート情報を出力する。
【0007】
この車載装置では、遠隔管理システムを介することなく、車両の運行状態の異常を示すアラート情報を出力するまでの一連の動作を当該車両において完結させることができる。したがって、この車載装置によれば、アラート情報を迅速に出力できるため、車両の運行状態の異常による被害を小さく留めることができる。
【0008】
上記ルート情報は、上記運行ルートを一連の線で示したルート線を含んでもよい。
上記判定部は、上記位置情報で特定される現在位置の上記ルート線に対する距離が所定の閾値よりも大きい逸脱状態か否かを判定してもよい。
上記判定部は、上記逸脱状態が第1所定時間を超えて継続するときに異常であると判定してもよい。
上記ルート線は、上記運行ルートに沿った複数の代表点を結ぶ複数の直線で構成されていてもよい。
上記複数の代表点の位置を、少なくとも交差点及びカーブの位置に基づいて決定してもよい。
【0009】
上記出力部は、上記アラート情報を無線通信によって交通管制センターに出力してもよい。
上記出力部は、上記車両に設けられた出力装置によって上記アラート情報を出力してもよい。
【0010】
上記車両は路線バスであってもよい。
この場合、上記ルート情報は、上記運行ルートに沿った複数の代表点を結ぶ複数の直線で構成されたルート線を含み、上記複数の代表点の位置を、少なくとも停留所の位置に基づいて決定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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