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公開番号2025153416
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024055893
出願日2024-03-29
発明の名称熱可塑性エラストマー組成物、および成形品
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人エスエス国際特許事務所
主分類C08L 53/02 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】抗菌性および抗ウィルス性に優れ、成形品の柔軟性が良好である熱可塑性エラストマー組成物を提供すること。
【解決手段】スチレン系熱可塑性エラストマーと、軟化剤と、第2級アミンを含むヒンダードアミン系化合物とを含む熱可塑性エラストマー組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
スチレン系熱可塑性エラストマーと、軟化剤と、第2級アミンを含むヒンダードアミン系化合物とを含む熱可塑性エラストマー組成物。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
JIS Z2801に基づいて算出した、試験菌として大腸菌(Echerichia coli)を使用した場合の抗菌活性値が2.0以上である、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
【請求項3】
ISO21702に基づいて算出した、ウィルスとしてInfluenza Aを使用した場合の抗ウィルス活性値が2.0以上である、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
【請求項4】
さらに樹脂を含む、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
【請求項5】
さらにオレフィン系ゴムを含む、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
【請求項6】
前記樹脂がオレフィン系樹脂を含む、請求項4に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の熱可塑性エラストマー組成物を成形した成形品。
【請求項8】
前記成形品が発泡体である、請求項7に記載の成形品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は熱可塑性エラストマー組成物および前記組成物を成形した成形品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
熱可塑性エラストマーは、軽量でリサイクルが容易であり、また、焼却時に有毒なガスが発生しないことから、省エネルギー、省資源、および地球環境保護の観点から、特に加硫ゴムおよび塩化ビニル樹脂の代替品として自動車部品、工業機械部品、電気・電子部品、および建材等に広く使用されている。
【0003】
特許文献1には、エチレン系共重合体ゴム、ポリプロピレン樹脂、およびプロピレン・エチレン共重合体を含む、カレンダーロールへの喰い込み性と離形性とを両立できるカレンダー成形用オレフィン系樹脂組成物、前記組成物を用いる自動車内装表皮材の製造方法、および成形体の製造方法が開示されている。
【0004】
特許文献2には、エチレン系共重合体ゴム由来の成分、ポリプロピレン樹脂由来の成分、およびスチレン系熱可塑性エラストマー由来の成分を含む、柔軟性と耐油性とを両立させた自動車内装部品の表皮部材を製造できる組成物が開示されている。
【0005】
特許文献3には、オレフィン系ゴム、オレフィン系樹脂、およびプロピレン・α-オレフィンランダム共重合体を含む混合物を動的架橋し、オレフィン系ゴムの少なくとも一部を架橋した熱可塑性エラストマー組成物が開示されている。前記熱可塑性エラストマー組成物は押出成形時に目ヤニの発生を抑制でき、得られる成形品は外観などの意匠性および機械的強度に優れるため、前記熱可塑性エラストマー組成物は、自動車用部品、土木・建材用品、電気・電子用品および衛生用品などの種々の成形品に好適に使用されることが記載されている。
【0006】
特許文献4には、100℃ムーニー粘度(ML
1+4
100℃)が30~350であるオレフィン系共重合体ゴム(A)100重量部、および該共重合体ゴム(A)100重量部に対して、オレフィン系重合体(B)5~150重量部、鉱物油系軟化剤(C)0~150重量部および融点が80℃以上であり10%加熱減量温度が350℃以上である添加剤(D)0.05~2.5重量部からなることを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物が開示されている。前記熱可塑性エラストマー組成物は、シート加工性に優れることが記載されている。
【0007】
一方、例えばポリアセタール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂およびポリエステル樹脂などの樹脂に関しては、樹脂を例えば車両内装部品、電子電気機器、および繊維などに使用するため、樹脂に抗菌性を付与することが提案されている(例えば、特許文献5および6)。
【0008】
特許文献5には、大腸菌の表面生菌数が特定量以下であるポリアセタール樹脂成形物が開示されている。前記ポリアセタール樹脂成形物は防カビ・抗菌性に優れており、例えば、電気電子機器、自動車、繊維機械、カメラ、コンピューター、各種事務機器、雑貨その他の各分野で用いられる各種機器部品として、特に防カビ・抗菌性を要求される各種機器部品に好適に使用されることが記載されている。
【0009】
特許文献6には、2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジン誘導体からなる抗菌剤、ならびに前記抗菌剤および樹脂からなる抗菌性樹脂組成物が開示されている。前記抗菌剤を樹脂または合成繊維などに添加する場合、前記樹脂または合成繊維などに透明性、安全性、耐候性および耐劣化性を付与できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2019-85440号公報
国際公開第2019/116669号
特開2014-181266号公報
特開平6-1889号公報
特開平10-265585号公報
特開平11-335213号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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