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公開番号2025152872
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024055038
出願日2024-03-28
発明の名称映像再生装置、映像共有システム
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類E02F 9/26 20060101AFI20251002BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】作業中の建設機械におけるオペレータの操作環境を、管理者が遠隔から確認可能な技術を提供する。
【解決手段】映像再生装置300は、建設機械が実施中の作業に関する映像を再生する装置であって、建設機械に取り付けられたカメラにより撮影されたカメラ映像と、作業の実施中に建設機械のオペレータに提供され、その作業での建設機械の操作に対するオペレータへのガイダンス情報を含むガイダンス映像と、を結合した結合映像を取得する映像取得部312と、この結合映像を表示装置363に表示させ、結合映像においてカメラ映像とガイダンス映像とを互いに同期して同時再生する再生部313と、を備える。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項１】
建設機械が実施中の作業に関する映像を再生する装置であって、
前記建設機械に取り付けられたカメラにより撮影されたカメラ映像と、前記作業の実施中に前記建設機械のオペレータに提供され、前記作業での前記建設機械の操作に対する前記オペレータへのガイダンス情報を含むガイダンス映像と、を結合した結合映像を取得する映像取得部と、
前記結合映像を表示装置に表示させ、前記結合映像において前記カメラ映像と前記ガイダンス映像とを互いに同期して同時再生する再生部と、を備える
ことを特徴とする映像再生装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
請求項１に記載の映像再生装置において、
前記表示装置に表示された前記結合映像における前記ガイダンス映像上で任意に指定された指定箇所を前記建設機械に通知する指定箇所通知部を備え、
前記ガイダンス映像は、前記建設機械に搭載されたモニタにおいて表示可能であり、
前記指定箇所通知部は、前記指定箇所を前記建設機械に通知することで、前記モニタに表示されている前記ガイダンス映像上に、前記指定箇所を示す所定のアイコンを表示させる
ことを特徴とする映像再生装置。
【請求項３】
請求項１または２に記載の映像再生装置において、
前記結合映像を保存可能な記憶部を備え、
前記再生部は、前記記憶部に保存された前記結合映像を再生する際に、前記カメラ映像と前記ガイダンス映像とを互いに同期させる
ことを特徴とする映像再生装置。
【請求項４】
請求項１または２に記載の映像再生装置において、
前記結合映像を生成する映像結合部を備え、
前記映像取得部は、前記建設機械から送信される前記カメラ映像および前記ガイダンス映像を取得し、
前記映像結合部は、前記映像取得部により取得された前記カメラ映像と前記ガイダンス映像とを結合して前記結合映像を生成する
ことを特徴とする映像再生装置。
【請求項５】
建設機械が実施中の作業に関する映像を、前記建設機械のオペレータと管理者とで共有させるシステムであって、
前記建設機械に搭載される車載装置と、
前記映像を再生して前記管理者に提供する映像再生装置と、を有し、
前記車載装置は、
前記作業での前記建設機械の操作に対する前記オペレータへのガイダンス情報を表示するガイダンスモニタと、
前記建設機械に取り付けられたカメラにより撮影されたカメラ映像と、前記ガイダンスモニタに表示されている前記ガイダンス情報に基づくガイダンス映像とを結合した結合映像を、前記映像再生装置へ送信する通信端末と、を備え、
前記映像再生装置は、
前記通信端末により送信された前記結合映像を取得する映像取得部と、
前記映像取得部により取得された前記結合映像を表示装置に表示させ、前記結合映像において前記カメラ映像と前記ガイダンス映像とを互いに同期して同時再生する再生部と、を備える
ことを特徴とする映像共有システム。
【請求項６】
請求項５に記載の映像共有システムにおいて、
前記車載装置は、前記結合映像を録画して記録する記録装置を備え、
前記通信端末は、前記記録装置に記録された前記結合映像を、所定時間ごとに、または前記オペレータもしくは前記管理者の指示に応じたタイミングで、前記映像再生装置へ送信する
ことを特徴とする映像共有システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、建設機械が実施中の作業に関する映像を再生する装置と、この装置を用いて建設機械のオペレータと管理者とで映像を共有させるシステムと、に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、油圧ショベル等の建設機械では、実施中の作業内容に応じた様々な情報をオペレータに提供することで、作業時のオペレータの操作を補助する技術が提案されている。例えば特許文献１には、油圧ショベルにおける運転席のフロントガラスの内側等に設けられた表示装置に作業現場の三次元形状情報を表示し、この三次元形状情報に重畳して、油圧ショベルのバケットを上方から投影した投影像を表示することにより、目標位置へのバケットのアプローチに対するオペレータへのガイダンス機能を実現する手法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－１７３３５２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の手法は、オペレータへのガイダンス機能を実現するためのものであるが、建設機械の操作に不慣れなオペレータにとっては、こうしたガイダンス機能だけでは適切な操作を行うのが難しい場合がある。このような場合、作業現場の管理者がオペレータの操作環境を正確に把握した上で、オペレータに対して適切なサポートを行うことが好ましい。しかしながら、特許文献１の手法では、オペレータの操作環境を作業現場の管理者に正確に把握させることが困難である。
【０００５】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、作業中の建設機械におけるオペレータの操作環境を、管理者が遠隔から確認可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明による映像再生装置は、建設機械が実施中の作業に関する映像を再生する装置であって、前記建設機械に取り付けられたカメラにより撮影されたカメラ映像と、前記作業の実施中に前記建設機械のオペレータに提供され、前記作業での前記建設機械の操作に対する前記オペレータへのガイダンス情報を含むガイダンス映像と、を結合した結合映像を取得する映像取得部と、前記結合映像を表示装置に表示させ、前記結合映像において前記カメラ映像と前記ガイダンス映像とを互いに同期して同時再生する再生部と、を備える。
本発明による映像共有システムは、建設機械が実施中の作業に関する映像を、前記建設機械のオペレータと管理者とで共有させるシステムであって、前記建設機械に搭載される車載装置と、前記映像を再生して前記管理者に提供する映像再生装置と、を有し、前記車載装置は、前記作業での前記建設機械の操作に対する前記オペレータへのガイダンス情報を表示するガイダンスモニタと、前記建設機械に取り付けられたカメラにより撮影されたカメラ映像と、前記ガイダンスモニタに表示されている前記ガイダンス情報に基づくガイダンス映像とを結合した結合映像を、前記映像再生装置へ送信する通信端末と、を備え、前記映像再生装置は、前記通信端末により送信された前記結合映像を取得する映像取得部と、前記映像取得部により取得された前記結合映像を表示装置に表示させ、前記結合映像において前記カメラ映像と前記ガイダンス映像とを互いに同期して同時再生する再生部と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、作業中の建設機械におけるオペレータの操作環境を、管理者が遠隔から確認可能な技術を提供することができる。
【０００８】
なお、本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
建設機械の一例である油圧ショベルの概要図
本発明の第１の実施形態に係る映像共有システムの構成図
映像共有の概要図
本発明の第１の実施形態に係る映像再生装置の構成を示すブロック図
映像再生装置において表示される管理画面の例を示す図
映像再生装置において表示される映像再生画面の例を示す図
ポインタボタンが選択されたときの映像再生画面の例を示す図
指定箇所の通知を受けた車載装置において表示される画面の例を示す図
本発明の第２の実施形態に係る映像再生装置の構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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