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公開番号
2025148162
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024048781
出願日
2024-03-25
発明の名称
電動建設機械
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類
E02F
9/00 20060101AFI20250930BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】多くの水素貯蔵装置を搭載することができる電動建設機械の提供。
【解決手段】油圧ショベルは、下部走行体3Bと、下部走行体3Bの上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、からなる車体を有している。車体に備えられた水素貯蔵装置は、その重心Gの位置が、下部走行体3Bに対する上部旋回体の旋回状態がいずれの状態であっても、下部走行体3Bの接地領域(接地部)310,311の前後方向の両端部(前方転倒支点P1と後方転倒支点P2)および下部走行体3Bの接地領域310,311の左右方向の両端部(左側方転倒支点P3と右側方転倒支点P4)により定まる枠(矩形領域312)内に対して、平面視で納まっている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
下部走行体と、前記下部走行体の上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、からなる車体を有し、
前記車体は、動力源となる電動モータと、前記電動モータに電力を供給する燃料電池と、前記燃料電池へ供給される水素を貯蔵する水素貯蔵装置とを備えている、電動建設機械において、
前記水素貯蔵装置はその重心位置が、前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回状態がいずれの状態であっても、前記下部走行体の接地部の前後方向の両端部および前記下部走行体の接地部の左右方向の両端部により定まる枠内に対して、平面視で納まるように前記車体上に配置されることを特徴とする電動建設機械。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電動建設機械において、
前記水素貯蔵装置は、前記上部旋回体に設けられていることを特徴とする電動建設機械。
【請求項3】
請求項1に記載の電動建設機械において、
前記水素貯蔵装置は、前記下部走行体に配置されていることを特徴とする電動建設機械。
【請求項4】
請求項3に記載の電動建設機械において、
前記水素貯蔵装置は、前記下部走行体の左右方向の両側に設けられたブラケットにそれぞれ着脱可能に固定される、電動建設機械。
【請求項5】
請求項3に記載の電動建設機械において、
前記水素貯蔵装置は、弾性変形可能な帯状部材によって前記下部走行体に着脱可能に固定される、電動建設機械。
【請求項6】
請求項3に記載の電動建設機械において、
前記下部走行体は内部に空洞領域を有し、
前記水素貯蔵装置は水素吸蔵合金により構成され、前記空洞領域内に収納される、電動建設機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動建設機械に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
燃料電池により駆動する電動建設機械では、稼働時間の観点からエネルギー源である水素をより多く積みたいという要求がある。しかしながら、車体の大きさは限られているため、搭載される水素貯蔵装置の大きさもおのずと制限されてしまう。この課題を解決する方法として、水素吸蔵合金をカウンタウェイト内に収めることで水素吸蔵合金の重量をカウンタウェイトの重量を兼ねる構成が、特許文献1に開示されている。この構成においては、水素貯蔵装置とカウンタウェイトとを別個に設置する必要がないので、設置スペースの制約上の問題も解決できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-213728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、電動建設機械の機種や旋回などの姿勢によっては、カウンタウェイトの重心が車体の転倒支点の外側に位置してしまう場合がある。そのため、電動建設機械の前方に設置された作業装置との重量バランスを考慮すると、水素吸蔵合金をカウンタウェイト内に収める構成を採用した場合であっても、水素貯蔵装置の搭載量が制限されてしまうという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、多くの水素貯蔵装置を搭載することができる電動建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様による電動建設機械は、下部走行体と、前記下部走行体の上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、からなる車体を有し、前記車体は、動力源となる電動モータと、前記電動モータに電力を供給する燃料電池と、前記燃料電池へ供給される水素を貯蔵する水素貯蔵装置とを備えているものにおいて、前記水素貯蔵装置はその重心位置が、 前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回状態がいずれの状態であっても、前記下部走行体の接地部の前後方向の両端部および前記下部走行体の接地部の左右方向の両端部により定まる枠内に対して、平面視で納まるように前記車体上に配置される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電動建設機械に多くの水素貯蔵装置を搭載することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、油圧ショベルの外観を示す図である。
図2は、油圧ショベルの転倒支点を説明する図である。
図3は、上部旋回体に設けられた機器の配置を説明する図である。
図4は、図3に示す状態から上部旋回体が下部走行体に対して左側に90度旋回した状態を示す図である。
図5は、第2の実施形態における下部走行体の斜視図である。
図6は、図5のD矢視図である。
図7は、変形例における下部走行体の斜視図である。
図8は、変形例における固定部材の分解斜視図である。
図9は、固定部材への水素貯蔵装置の装着を説明する図である。
図10は、第3の実施形態における下部走行体の平面図である。
図11は、図10のE-E断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。また、以下の説明では、同一または類似の要素および処理には同一の符号を付し、重複説明を省略する場合がある。なお、以下に記載する内容はあくまでも本発明の実施の形態の一例を示すものであって、本発明は下記の実施の形態に限定されるものではなく、他の種々の形態でも実施する事が可能である。
【0010】
<第1の実施形態>
図1は、油圧ショベル1の外観を示す図である。油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体3Bと、下部走行体3Bに旋回可能に取り付けられた上部旋回体3Aと、上部旋回体3Aに取り付けられたフロントアタッチメント4とを備えている。図1は、油圧ショベル1を左側方から見た図であり、図示左右方向は油圧ショベル1の前後方向、紙面に直交する方向が油圧ショベル1の左右方向である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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