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公開番号2025154378
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057334
出願日2024-03-29
発明の名称映像記録装置
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類E02F 9/24 20060101AFI20251002BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】建設機械に関して目的に応じたシーンの映像を自動的に取得して保存する映像記録装置を実現する。
【解決手段】映像記録装置300は、建設機械に関する映像を記録する装置であって、建設機械の動作状況に関する車体情報350を取得する車体情報取得部311と、車体情報取得部311により取得された車体情報350に基づいて所定の録画条件を満たすか否かを判定する録画判定部313と、録画判定部313により録画条件を満たすと判定された場合に、建設機械に取り付けられたカメラにより撮影された映像の録画を指示する録画指示部314と、録画指示部314の指示に応じて録画された映像を含む録画情報330を保存する記憶部320とを備える。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
建設機械に関する映像を記録する装置であって、
入力装置により設定される所定の録画条件を登録する録画条件登録部と、
前記建設機械の動作状況に関する車体情報を取得する車体情報取得部と、
前記車体情報取得部により取得された前記車体情報に基づいて前記録画条件を満たすか否かを判定する録画判定部と、
前記録画判定部により前記録画条件を満たすと判定された場合に、前記建設機械に取り付けられたカメラにより撮影された映像の録画を指示する録画指示部と、
前記録画指示部の指示に応じて録画された前記映像を含む録画情報を保存する記憶部と、を備える
ことを特徴とする映像記録装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の映像記録装置において、
前記車体情報は、前記建設機械に対する前記オペレータの操作情報と、前記建設機械に搭載されている動力源の運転情報と、前記建設機械の位置情報と、の少なくともいずれか1つを含み、
前記録画判定部は、前記操作情報、前記運転情報および前記位置情報の少なくともいずれか1つに基づいて、前記録画条件を満たすか否かを判定する
ことを特徴とする映像記録装置。
【請求項3】
請求項1に記載の映像記録装置において、
前記記憶部に保存された前記録画情報に基づいて、前記映像の一部または全部を倍速化したタイムラプス映像を生成する映像編集部を備える
ことを特徴とする映像記録装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の映像記録装置において、
前記車体情報取得部は、前記建設機械に搭載された車載装置から送信される前記車体情報を受信することにより前記車体情報を取得し、
前記録画指示部は、前記録画判定部により前記録画条件を満たすと判定された場合に、前記車載装置に対して前記映像の録画を指示し、
前記記憶部は、前記録画指示部の指示後に前記車載装置から送信される前記録画情報を保存する
ことを特徴とする映像記録装置。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の映像記録装置において、
前記映像記録装置は、前記建設機械に搭載される
ことを特徴とする映像記録装置。
【請求項6】
請求項5に記載の映像記録装置において、
前記記憶部は、前記カメラにより撮影された映像が常時記録されて一時的に保存される常時記録領域と、前記録画情報が保存される録画領域と、を有し、
前記録画指示部は、前記録画判定部により前記録画条件を満たすと判定された場合に、前記常時記録領域に一時的に保存された前記映像を用いて、前記録画領域に前記録画情報を保存させる
ことを特徴とする映像記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械に関する映像を記録する装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、油圧ショベル等の建設機械では、車体に取り付けられたカメラにより周囲を撮影し、得られた映像をオペレータに提示することで、オペレータにとって死角となる方向の状況を確認できるようにする技術が広く知られている。さらに、得られた映像を管理センターに送信して遠隔から作業の進捗を確認したり、建設機械の非作動時に車体の振動や人の存在を検知して自動的にカメラの撮影を開始することで盗難対策に利用したりする技術も提案されている。
【0003】
例えば特許文献1には、エンジンの始動ロックが解除されているか否かによってカメラの向きを切り替え可能とし、始動ロック解除時には車体周囲の作業状況を撮影し、始動ロック時には異常発生信号の出力に応じてキャブ内を撮影できるようにした作業機械用のカメラシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-248657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1を含む従来の建設機械に取り付けられたカメラでは、建設機械の作動中には常に撮影が行われる。そのため、撮影で得られた映像を録画すると、建設機械の作動開始から終了までの全期間にわたって映像が録画されてしまい、録画された映像においてどの部分が重要であるかが分かり辛い。なお、オペレータや管理者が任意のタイミングで録画の開始と終了を指示できるようにすることで、目的に応じたシーンのみを手動で録画することもできる。しかしながら、この方法では録画を開始または終了するたびにオペレータや管理者が指示を行わなければならないため、煩わしさや操作ミスの発生が懸念され、また意図しない突発的な事象の記録にも対応できない。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建設機械に関して目的に応じたシーンの映像を自動的に取得して保存する映像記録装置を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による映像記録装置は、建設機械に関する映像を記録する装置であって、前記建設機械の動作状況に関する車体情報を取得する車体情報取得部と、前記車体情報取得部により取得された前記車体情報に基づいて所定の録画条件を満たすか否かを判定する録画判定部と、前記録画判定部により前記録画条件を満たすと判定された場合に、前記建設機械に取り付けられたカメラにより撮影された映像の録画を指示する録画指示部と、前記録画指示部の指示に応じて録画された前記映像を含む録画情報を保存する記憶部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、建設機械に関して目的に応じたシーンの映像を自動的に取得して保存する映像記録装置を実現できる。
【0009】
なお、本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
建設機械の一例である油圧ショベルの概要図
本発明の第1の実施形態に係る映像記録システムの構成図
建設機械の録画制御の概要図
本発明の第1の実施形態に係る映像記録装置の構成を示すブロック図
映像記録装置において表示される管理画面の例を示す図
映像記録装置において表示される録画設定画面の例を示す図
映像記録装置において表示される録画映像リスト画面の例を示す図
映像記録装置において表示される録画映像再生画面の例を示す図
本発明の第2の実施形態に係る映像記録システムの構成図
本発明の第2の実施形態に係る映像記録装置の構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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