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公開番号2025150263
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024051068
出願日2024-03-27
発明の名称過電流保護回路、半導体チップ、電源装置
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類G05F 1/56 20060101AFI20251002BHJP(制御;調整)
要約【課題】製造ばらつき及び温度条件などに依ることなく過電流保護動作を確認する。
【解決手段】過電流保護回路10は、第1端子VINと第2端子VOUTとの間に接続された検出抵抗R10と、第1端子VINと第2端子VOUTとの間で検出抵抗R10に直列接続されて制御電極に出力トランジスタM10の駆動信号G10が印加される検出トランジスタM11と、第1端子VINと駆動信号G10の印加端との間に接続されて検出抵抗R10の両端間に現れる検出電圧Vsと所定の上限電圧Vocpとの差分信号V11を出力するアンプA1と、第1端子VINと駆動信号G10の印加端との間に接続されて差分信号V11に応じて駆動信号G10を制限する第1出力回路11と、差分信号V11の入力を受けて検出信号I12を出力する第2出力回路12と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1端子と第2端子との間に接続された検出抵抗と、
前記第1端子と前記第2端子との間で前記検出抵抗に直列接続されて制御電極に出力トランジスタの駆動信号が印加されるように構成された検出トランジスタと、
前記第1端子又は前記第2端子と前記駆動信号の印加端との間に接続されて前記検出抵抗の両端間に現れる検出電圧と所定の上限電圧との差分信号を出力するように構成されたアンプと、
前記第1端子又は前記第2端子と前記駆動信号の印加端との間に接続されて前記差分信号に応じて前記駆動信号を制限するように構成された第1出力回路と、
前記差分信号の入力を受けて検出信号を出力するように構成された第2出力回路と、
を備える、過電流保護回路。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記第2出力回路は、前記検出信号として流れる電流を制限するように構成された電流制限抵抗を含む、請求項1に記載の過電流保護回路。
【請求項3】
前記第2出力回路は、入力閾値にヒステリシスを持つシュミットトリガを含む、請求項1に記載の過電流保護回路。
【請求項4】
請求項1に記載の過電流保護回路と、
前記第1端子及び前記第2端子と、
第3端子と、
前記第1端子と前記第2端子との間に接続された前記出力トランジスタと、
前記第3端子に印加される電圧に応じた帰還電圧が基準電圧と一致するように前記駆動信号の帰還制御を行うように構成されたエラーアンプと、
を備える、半導体チップ。
【請求項5】
前記検出抵抗に試験電流を流すように構成された第4端子をさらに備える、請求項4に記載の半導体チップ。
【請求項6】
前記第2出力回路は、前記第3端子から前記検出信号を出力する、請求項4に記載の半導体チップ。
【請求項7】
前記検出信号を出力するように構成された第5端子をさらに備える、請求項4に記載の半導体チップ。
【請求項8】
前記出力トランジスタは、Pチャネル型又はpnp型であり、
前記アンプ及び前記第1出力回路は、いずれも前記第1端子と前記駆動信号の印加端との間に接続される、請求項4に記載の半導体チップ。
【請求項9】
前記出力トランジスタは、Nチャネル型又はnpn型であり、
前記アンプ及び前記第1出力回路は、いずれも前記第2端子と前記駆動信号の印加端との間に接続される、請求項4に記載の半導体チップ。
【請求項10】
請求項4~9のいずれかに記載の半導体チップを備え、
前記第1端子に入力される入力電圧から所望の出力電圧を生成して前記第2端子に出力する、電源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、過電流保護回路、半導体チップ及び電源装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
監視対象電流を所定の上限値以下に制限する過電流保護回路は、様々なアプリケーションで利用されている。
【0003】
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-115646号公報
【0005】
[概要]
従来の過電流保護回路では、製造ばらつき及び温度条件などにより過電流保護動作を確認し難い場合があった。
【0006】
本開示に係る過電流保護回路は、第1端子と第2端子との間に接続された検出抵抗と、前記第1端子と前記第2端子との間で前記検出抵抗に直列接続されて制御電極に出力トランジスタの駆動信号が印加されるように構成された検出トランジスタと、前記第1端子又は前記第2端子と前記駆動信号の印加端との間に接続されて前記検出抵抗の両端間に現れる検出電圧と所定の上限電圧との差分信号を出力するように構成されたアンプと、前記第1端子又は前記第2端子と前記駆動信号の印加端との間に接続されて前記差分信号に応じて前記駆動信号を制限するように構成された第1出力回路と、前記差分信号の入力を受けて検出信号を出力するように構成された第2出力回路と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、電源装置の比較例を示す図である。
図2は、比較例における出力電流又は試験電流と出力電圧を示す図である。
図3は、電源装置の第1実施形態を示す図である。
図4は、第1実施形態における試験電流と検出信号を示す図である。
図5は、電源装置の第2実施形態を示す図である。
図6は、電源装置の第3実施形態を示す図である。
図7は、第3実施形態における試験電流と検出信号を示す図である。
図8は、電源装置の第4実施形態を示す図である。
図9は、電源装置の第5実施形態を示す図である。
図10は、電源装置の第6実施形態を示す図である。
図11は、電源装置の第7実施形態を示す図である。
【0008】
[詳細な説明]
<比較例>
図1は、電源装置1の比較例(=後出の実施形態と対比される構成)を示す図である。本比較例の電源装置1は、入力電圧Vinから所望の出力電圧Voutを生成するリニア電源(例えばLDO[low drop out]レギュレータ)である。
【0009】
本図に即して述べると、電源装置1は、出力トランジスタM10と、過電流保護回路10と、エラーアンプ20と、帰還電圧生成回路30と、基準電圧生成回路40と、を備える。これらの構成要素は、その一部又は全部が半導体チップSCに集積化されてもよい。半導体チップSCは、半導体装置(いわゆる電源制御IC[integrated circuit])の一部品として、不図示のリードフレームと共に樹脂封止される。
【0010】
半導体チップSCは、チップ外部との電気的な接続を確立する手段として、入力端子VINと、出力端子VOUTと、帰還端子VSNSと、接地端子GNDと、試験入力端子EOCPとを備える。上記端子は、パッドとして半導体チップSCに実装され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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