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公開番号2025148363
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2025104135,2023173503
出願日2025-06-19,2018-09-28
発明の名称燃料経済性のための乗用車用潤滑油組成物
出願人シェブロンジャパン株式会社,シェブロン・オロナイト・カンパニー・エルエルシー
代理人弁理士法人浅村特許事務所
主分類C10M 169/04 20060101AFI20250930BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】良好な摩擦特性および改善された燃料経済性を示す有機摩擦調整剤を含む低粘度の大型車両用および乗用車用潤滑油組成物を提供する。
【解決手段】(a)主要量の潤滑粘度の基油と、(b)窒素含有分散剤と、(c)アルカリ土類金属含有清浄剤と、(i)アルキルアルカノールアミド、アルキルアルコキシル化アルカノールアミド、アルキルアルカノールアミン、アルキルアルコキシル化アルカノールアミンまたはそれらの混合物を含む窒素含有反応物、(ii)ホウ素源、および(iii)少なくとも3つのヒドロキシル基を有するヒドロカルビルポリオールの(d)反応生成物を含む化合物とを含む、乗用車用内燃機関潤滑油組成物が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
乗用車用内燃機関潤滑油組成物であって、
(a)100℃で約2.0~約12センチストークス(cSt)の動粘度(Kv)を有する主要量の潤滑粘度の基油と、
(b)窒素含有分散剤と、
(c)前記潤滑油組成物に対して、その金属含有量に基づいて、約0.03~約0.7重量%で提供されるアルカリ土類金属含有清浄剤と、
(i)アルキルアルカノールアミド、アルキルアルコキシル化アルカノールアミド、アルキルアルカノールアミン、アルキルアルコキシル化アルカノールアミンまたはそれらの混合物を含む窒素含有反応物、
(ii)ホウ素源、および
(iii)少なくとも3つのヒドロキシル基を有するヒドロカルビルポリオールの
(d)反応生成物を含む約0.01重量%~約2.0重量%の化合物とを含む、乗用車用内燃機関潤滑油組成物。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記窒素含有反応物が、アルキルアルカノールアミド、アルキルアルコキシル化アルカノールアミド、アルキルアルカノールアミン、アルキルアルコキシル化アルカノールアミンまたはそれらの混合物であり、ビスエトキシアルキルアミンまたはビスエトキシアルキルアミドを含む、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項3】
前記ビスエトキシアルキルアミン中のアルキル基が、オレイル、ドデシル、または2-エチルヘキシルを含む、請求項2に記載の潤滑油組成物。
【請求項4】
前記ビスエトキシアルキルアミド中のアルキル基が、ヤシ油に由来する、請求項2に記載の潤滑油組成物。
【請求項5】
前記ホウ素源がホウ酸である、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項6】
前記ヒドロカルビルポリオールが、グリセロールまたはペンタエリスリトールを含む、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項7】
前記潤滑油組成物が、150℃で約1.3~約3.5cPの範囲のHTHS粘度を有する、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項8】
前記アルカリ土類金属清浄剤が、カルシウムまたはマグネシウム含有サリチル酸塩、カルボン酸塩、フェネート、スルホン酸塩、またはそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項9】
前記潤滑油組成物が有機モリブデン化合物をさらに含む、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項10】
ZnDTP化合物をさらに含む、請求項1に記載の潤滑油組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
低粘度エンジンオイルの設計では、境界摩擦レジームが重要な考慮事項である。2つの表面を分離する流体膜が、表面の凹凸の高さより薄くなると、境界摩擦が発生する。生じる表面同士の接触は、エンジンに望ましくない高い摩擦と低い燃料経済性をもたらす。エンジンの境界摩擦は、高負荷、低エンジン速度および低オイル粘度で発生する可能性がある。低粘度のエンジンオイルは、オイルが薄く、フィルムの堅牢性が低いため、エンジンを境界摩擦状態で作動させるのをより容易にする。基油ではなく添加剤が境界条件下での摩擦係数に影響するため、境界条件下での摩擦係数がより低い添加剤は、エンジンの低粘度オイルで優れた燃料経済性を与える。
続きを表示(約 1,200 文字)【0002】
潤滑油配合技術の進歩にもかかわらず、摩擦低減特性およびデポジットコントロールを維持または改善する一方で、燃料経済性を効果的に改善するハイブリッド車および直噴エンジンの両方に適した低粘度エンジンオイル潤滑剤に対する必要性が存在する。
本開示は、一般に、当技術分野でより一般的に知られている摩擦調整剤と比較して、驚くほど良好な摩擦特性および改善された燃料経済性を示す有機摩擦調整剤を含む低粘度の大型車両用(heavy-duty)および乗用車用潤滑油組成物(すなわち、0Wまたは5WのSAE粘度グレードおよび2.9cP未満のHTHS粘度)に関する。
【発明の概要】
【0003】
本開示の一実施形態によれば、以下を含む化合物を含む内燃機関潤滑油組成物が提供される。(a)主要量の潤滑粘度の基油、(b)窒素含有分散剤、(c)アルカリ土類金属含有清浄剤、(i)アルキルアルカノールアミド、アルキルアルコキシル化アルカノールアミド、アルキルアルカノールアミン、アルキルアルコキシル化アルカノールアミンまたはそれらの混合物を含む窒素含有反応物、(ii)ホウ素源、および(iii)少なくとも3つのヒドロキシル基を有するヒドロカルビルポリオールの(d)反応生成物を含む化合物。
また、上記エンジンを上記潤滑油組成物で潤滑することを含む、内燃機関において新油(fresh oil)または使用済み油の燃料経済性を改善する方法も提供される。
【発明を実施するための形態】
【0004】
本明細書で開示される主題の理解を容易にするために、本明細書で使用されるいくつかの用語、略語または他の略記を以下に定義する。定義されていない任意の用語、略語または略記は、本出願の提出と同時に当業者によって使用される通常の意味を有すると理解される。
【0005】
定義:
本明細書では、以下の単語および表現は、使用されるならば、および使用される場合、以下に示される意味を有する。
【0006】
「主要量」とは、組成物の50重量%を超えることを意味する。
【0007】
「少量」とは、組成物の50重量%未満を意味し、記載された添加剤に関して、および組成物中に存在するすべての添加剤の総質量に関して、1つまたは複数の添加剤の有効成分としてみなされる。
【0008】
「有効成分」または「有効物質」とは、希釈剤または溶媒ではない添加剤を指す。
【0009】
報告されているすべてのパーセンテージは、特に明記しない限り、有効成分ベースの重量%である(すなわち、担体または希釈油に関係なく)。
【0010】
略語「ppm」は、潤滑油組成物の総重量に基づいて、重量の百万分率を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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