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公開番号
2025147288
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024047495
出願日
2024-03-25
発明の名称
グリース組成物
出願人
ENEOS株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C10M
169/06 20060101AFI20250930BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】水が混入しても粘度が低下しないグリース組成物の提供。
【解決手段】基油(A)と、増ちょう剤(B)と、脂肪族アミド(C)とを含有する、グリース組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基油(A)と、増ちょう剤(B)と、脂肪族アミド(C)とを含有する、グリース組成物。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記増ちょう剤(B)は、金属石けん系増ちょう剤(B1)である、請求項1に記載のグリース組成物。
【請求項3】
前記脂肪族アミド(C)は、脂肪族ビスアミドである、請求項1又は2に記載のグリース組成物。
【請求項4】
前記増ちょう剤(B)の含有量は、グリース組成物全量100質量%に対して、1.0質量%以上8.0質量%以下である、請求項1又は2に記載のグリース組成物。
【請求項5】
ちょう度が400~500である、請求項1又は2に記載のグリース組成物。
【請求項6】
コンクリートポンプの摺動部に用いる、請求項1又は2に記載のグリース組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、グリース組成物に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
グリースは、基油に親油性の強い固体の増ちょう剤を分散させて半固体状にした潤滑剤である。グリースは、潤滑油に比べ潤滑部に付着しやすく、流出しにくい。そのため、グリースを用いることにより、潤滑システムの機械構造を簡略化できる。また、グリースは、潤滑油に比べ漏れも少なくクリーンな環境を実現でき、補給間隔も潤滑油に比べ少なくすることが可能である。
グリースは、主に転がり軸受、すべり軸受、ボールネジ、直動ガイド、および歯車等の機械要素の潤滑に用いられる。転がり軸受は、工作機械の主軸、鉄道車両の車両、自動車のオルタネータ等のエンジン補機、等速ジョイント、およびホイール等に幅広く用いられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、増ちょう剤と、基油と、ワックスと、リン酸エステルとを含有し、過塩基性Caスルホネートを含まない、グリース組成物であって、前記増ちょう剤が、特定の構造のジウレア化合物または複合Li石けんであり、前記基油の40℃における動粘度が4~100mm
2
/sであり、前記リン酸エステルが酸性リン酸エステル及び酸性リン酸エステルのアミン塩からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物であり、組成物の混和ちょう度が265~385である、グリース組成物が開示されている。当該グリース組成物によれば、良好な耐摩耗性を示すグリース組成物することができると開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-006339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されたような従来のグリース組成物において、製造時に当該グリース組成物の粘度を特定の範囲に制御した場合であっても、当該グリース組成物を使用した際に粘度が低下し、所望の効果が得られない場合がある。例えば、生コンクリートを高圧で圧送するコンクリートポンプの摺動部に使用されるグリース組成物は、生コンクリートと接触すると、生コンクリートが含有する水の影響で、グリース組成物の粘度が低下する場合がある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、水が混入しても粘度が低下しないグリース組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は以下の構成を採用した。
[1]基油(A)と、増ちょう剤(B)と、脂肪族アミド(C)とを含有する、グリース組成物。
[2]前記増ちょう剤(B)は、金属石けん系増ちょう剤(B1)である、[1]に記載のグリース組成物。
[3]前記脂肪族アミド(C)は、脂肪族ビスアミドである、[1]又は[2]に記載のグリース組成物。
[4]前記増ちょう剤(B)の含有量は、グリース組成物全量100質量%に対して、0.05質量%以上5.0質量%以下である、[1]~[3]のいずれか一項に記載のグリース組成物。
[5]ちょう度が400~500である、[1]~[4]のいずれか一項に記載のグリース組成物。
[6]コンクリートポンプの摺動部に用いる、[1]~[5]のいずれか一項に記載のグリース組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、水が混入しても粘度が低下しないグリース組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(グリース組成物)
本実施形態のグリース組成物は、基油(A)と、増ちょう剤(B)と、脂肪族アミド(C)とを含有する。
本実施形態のグリース組成物の一態様は、コンクリートポンプ用グリース組成物である。
一般的にグリース組成物は、補給間隔が少ないものであるが、コンクリートポンプ用のグリース組成物は、他の用途と異なり、集中給脂としてコンクリートポンプの摺動部にポンプ・配管・分配器を通じて連続的に注入される。
したがって、コンクリートポンプ用グリース組成物はポンプによる圧送ができるよう、ちょう度が高く、流動性が比較的高いグリース組成物が好ましい。
【0010】
本実施形態のグリース組成物のちょう度は、400以上が好ましく、420以上がより好ましく、440以上がさらに好ましい。
本実施形態のグリース組成物のちょう度は、500以下が好ましく、490以下がより好ましく、480以下がさらに好ましい。
例えば、本実施形態のグリース組成物のちょう度は、400以上500以下が好ましく、420以上490以下がより好ましく、440以上480以下がさらに好ましい。
本明細書におけるちょう度は、JIS K2220:2013に準拠して測定される混和ちょう度を意味する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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