TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025139808
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024038847
出願日
2024-03-13
発明の名称
凹凸形状の固形着火剤
出願人
株式会社Move up
代理人
主分類
C10L
5/44 20060101AFI20250919BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】木材、特に産業廃棄物で処理される廃木材を活用し、従来の着火剤とは異なり、着火剤としての凹凸形状をしっかり維持しつつ、かつ着火機能を充分に発揮するようにした凹凸形状の固形着火剤を提供する。
【解決手段】固形着火剤10は凹部10aと凸部10bがプレート表面10cに形成されており、マスコットのデザイン(くま)の顔としている。この着火剤の材料は、基材である木材とパラフィンワックス、澱粉であり、粉末状にした木材の基材に対する質量比が、パラフィンワックス>澱粉と設定している。これらを混錬して型形成することにより、着火性とその後の燃焼性を良好にする、しかも、型崩れしないのが特徴である凹凸形状の固形着火剤である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
粉末にした木材の基材にパラフィンワックスを含有させて形成した凹凸形状の固形着火剤であって、前記基材に対して、澱粉とゼラチンの少なくとも一方と前記パラフィンワックスを含有させ、前記基材と前記パラフィンワックスと前記澱粉の重量比が、前記基材>前記パラフィンワックス>前記澱粉とゼラチンの少なくとも一方の関係となるように構成したことを特徴とする凹凸形状の固形着火剤。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記基材に対しての質量比は、前記パラフィンワックスが40%質量~60%質量未満、前記ゼラチンが10%質量~20%質量未満の割合に設定されていることを特徴とする請求項に記載の凹凸形状の固形着火剤。
【請求項3】
前記基材に対しての質量比は、前記パラフィンワックスが40%質量~60%質量未満、前記澱粉が20%質量~40%質量未満の割合に設定されていることを特徴とする請求項に記載の凹凸形状の固形着火剤。
【請求項4】
前記基材に対しての質量比は、前記パラフィンワックスと前記澱粉と前記ゼラチンとを含有し、前記基材に対する前記澱粉と前記ゼラチンの重量比は前期ゼラチン>前記澱粉とした事を特徴とする。
【請求項5】
前記凹凸形状の固形着火剤は、所定厚さのプレート状に形成され、プレート状における表裏2面のうち、少なくとも1面に凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の凹凸形状の固形着火剤。
【請求項6】
前記基材の粉砕粒度Gは、100μm<G≦500μmに設定されていることを特徴とする請求項1、2または3に記載の凹凸形状の固形着火剤。
【請求項7】
前記基材に対して、質量割合が50%質量~80%質量の水と前記パラフィンワックスと澱粉を含有させて、加熱しながら攪拌させる工程と、前記基材と前記パラフィンワックス、前記澱粉を前記水とを攪拌させて、水分が蒸発した原材料を所定の型に形成するプレス工程と、その後に、形成された前記原材料を乾燥させる工程とにより形成されたことを特徴とする請求項2に記載された固形着火剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は粉末状にした木材にパラフィンワックスを含有させた凹凸形状の固形着火剤に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、火起こしと燃焼するために種々の固形燃料が考えられており、例えば、火力の強化と燃焼時間の長尺化を目的として、特開2006―22206号公報(特許文献1参照)に記載されているように、炭化物からなる粉粒体にバインダを加えて板状に成形した固形燃料母体に、その上下面に亘って貫通する複数の孔を形成することで、炎が固形燃料部分に行き渡り易くして着火性を高め、火力の強化と燃焼時間の長尺化を図るものが知られている。
【0003】
また、例えば、特開2009―120776号公報(特許文献2参照)には、固形燃料部の上面に着火剤の層を設け、下層の固形燃料部と上層の着火剤の双方に貫通する複数の孔を形成した固形燃料とすることで、着火を容易にして充分な火力が得られるようにしたものが知られている。
【0004】
一方、着火剤そのもので、例えば、特開2020-164589号公報(特許文献3参照)に記載されているように、コットンシリンダーパルプと木材パルプとが交絡した基材にパラフィンを含有させた板状の着火剤が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-22206号公報
特開2009-120776号公報
特開2020-164589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の固形燃料によれば、着火性と着火後の燃焼安定性を高めているが、着火性を向上させるための工夫は空気が通り易い貫通孔の設定が主であり、固形燃料部を備えていることが前提の構造である。
【0007】
また、前記の着火剤においては、大きな炎を長時間継続させるための着火剤の成分に言及したものであり、凹凸形状のデザインとしつつも型崩れなく、着火機能を満足させる形状と性能を両立させたものでは無い。
【0008】
本発明は、従来の火力強化と燃焼時間の長尺化を図る固形燃料とは異なり、主燃焼させる部材に対して独立した固形の着火剤であって、着火剤としての凹凸形状をしっかり維持しつつ、かつ着火機能を充分に発揮するようにした凹凸形状の固形着火剤を提供することによる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る着火剤は、粉末状にした木材の基材にパラフィンワックスを含有させて形成した凹凸形状の着火剤であって、前記基材に対して前記パラフィンワックスと前記澱粉とゼラチンの少なくとも一方を含有させ、前記基材に対しての質量比が、前記基材>パラフィンワックス>澱粉とゼラチンの少なくとも一方の関係となるように構成して凹凸形状の固形着火剤としたことを特徴とする。
【0010】
前期基材に対しての質量比は、前記パラフィンワックスが40%質量~60%質量未満、前記澱粉が20%質量~40%質量未満の割合に設定されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
合同会社双晶
製炭方法
8日前
株式会社ユシロ
潤滑剤組成物
16日前
株式会社ユシロ
金属加工用潤滑剤組成物
15日前
出光興産株式会社
潤滑油組成物
16日前
三浦工業株式会社
ガス化装置
11日前
本田技研工業株式会社
液体燃料の製造方法
15日前
ENEOS株式会社
グリース組成物
18日前
株式会社神鋼環境ソリューション
搬送装置
15日前
本田技研工業株式会社
液体燃料の製造方法
16日前
三菱重工業株式会社
炭化炉及びその制御方法
15日前
コスモ石油株式会社
航空燃料油
16日前
コスモ石油株式会社
航空燃料油
16日前
出光興産株式会社
潤滑油基油
16日前
出光興産株式会社
再生絶縁油の製造方法
15日前
株式会社神鋼環境ソリューション
炭化物製造設備
15日前
出光興産株式会社
潤滑油組成物
16日前
株式会社ダイゾー
グリース組成物
4日前
JFEスチール株式会社
コークス炉の補修方法
23日前
コスモ石油株式会社
ガード触媒の評価方法
18日前
コスモ石油ルブリカンツ株式会社
潤滑油組成物
15日前
コスモ石油ルブリカンツ株式会社
潤滑油組成物
15日前
三菱重工業株式会社
炉壁及びガス化炉並びに炉壁の製造方法
4日前
コスモ石油ルブリカンツ株式会社
グリース組成物
15日前
コスモ石油ルブリカンツ株式会社
グリース組成物
16日前
協同油脂株式会社
非延焼性グリース組成物
16日前
株式会社フジタ
バイオガス改質システム
22日前
コスモ石油ルブリカンツ株式会社
グリース組成物
18日前
日鉄ケミカル&マテリアル株式会社
精製木酢液の製造方法
18日前
本田技研工業株式会社
合成ガスの製造方法、及び燃料製造システム
18日前
本田技研工業株式会社
液体燃料製造システム、液体燃料の製造方法
16日前
JFEスチール株式会社
フェロコークスの製造方法
23日前
本田技研工業株式会社
合成ガス製造方法、及び合成ガス製造システム
16日前
JFEスチール株式会社
堆積物の除去装置及び堆積物の除去方法
16日前
コスモ石油ルブリカンツ株式会社
内燃機関用潤滑油組成物
15日前
出光興産株式会社
バイオマス燃料の製造方法及びバイオマス燃料
15日前
日本製鉄株式会社
温度測定システム、規格化温度算出装置及び温度測定方法
16日前
続きを見る
他の特許を見る