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公開番号2025148126
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024048736
出願日2024-03-25
発明の名称グリース組成物
出願人コスモ石油ルブリカンツ株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類C10M 169/06 20060101AFI20250930BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】耐水性及び塩水に対する防錆性に優れたグリース組成物を提供する。
【解決手段】基油と、カルシウム石けん及びリチウム石けんを含む増ちょう剤と、ソルビタン脂肪酸エステルと、脂肪酸亜鉛と、を含有する、グリース組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
基油と、カルシウム石けん及びリチウム石けんを含む増ちょう剤と、ソルビタン脂肪酸エステルと、脂肪酸亜鉛と、を含有する、グリース組成物。
続きを表示（約 360 文字）【請求項２】
前記基油が、ポリアルファオレフィン及び鉱油からなる群から選択される少なくとも１種を含む、請求項１に記載のグリース組成物。
【請求項３】
前記ソルビタン脂肪酸エステルが、ソルビタンモノオレートである、請求項１に記載に記載のグリース組成物。
【請求項４】
前記脂肪酸亜鉛が、下記式（１）で表される化合物を含む、請求項１に記載のグリース組成物。
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式（１）中、Ｒ
１
及びＲ
２
は、それぞれ独立に、炭素数８～１８の脂肪族炭化水素基を表す。
【請求項５】
混和ちょう度が３５５以上である、請求項１に記載のグリース組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、グリース組成物に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
グリース組成物の使用対象物は、水に接触する環境下で使用されることがある。このため、耐水性に着目したグリース組成物が提案されている。例えば、特許文献１には、「鉱油系潤滑油基油及び合成系潤滑油基油から選ばれる少なくとも１種の基油に、カルシウム石けん系増ちょう剤、カルシウムスルホネートコンプレックス及びポリウレアから選ばれる少なくとも１種の増ちょう剤と、リチウム石けん系増ちょう剤及び複合体リチウム石けん系増ちょう剤から選ばれる少なくとも１種の増ちょう剤を配合質量比で９５：５～５０：５０の割合で含有させ、かつ、混和ちょう度が２２０～３８５となるグリース組成物」が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００７－７０４６１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、グリース組成物の使用対象物の中には、雨水のみならず、海水（即ち、塩水）に晒される環境においても使用される物が（例えば、船舶、自動車、釣り具のリールなど）ある。このため、耐水性及び塩水に対する防錆性に優れたグリース組成物への需要がある。
【０００５】
本開示は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、本開示の一実施形態は、耐水性及び塩水に対する防錆性に優れたグリース組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係るグリース組成物は、以下の実施態様を含む。
【０００７】
＜１＞基油と、カルシウム石けん及びリチウム石けんを含む増ちょう剤と、ソルビタン脂肪酸エステルと、脂肪酸亜鉛と、を含有する、グリース組成物。
＜２＞基油が、ポリアルファオレフィン及び鉱油からなる群から選択される少なくとも１種を含む、＜１＞又は＜２＞に記載のグリース組成物。
＜３＞ソルビタン脂肪酸エステルが、ソルビタンモノオレートである、＜１＞又は＜２＞に記載のグリース組成物。
＜４＞脂肪酸亜鉛が、下記式（１）で表される化合物を含む、＜１＞～＜３＞のいずれか１つに記載のグリース組成物。
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【０００８】
式（１）中、Ｒ
１
及びＲ
２
は、それぞれ独立に、炭素数８～１８の脂肪族炭化水素基を表す。
【０００９】
＜５＞混和ちょう度が３５５以上である、＜１＞～＜４＞のいずれか１つに記載のグリース組成物。
【発明の効果】
【００１０】
本開示の一実施形態によれば、耐水性及び塩水に対する防錆性に優れたグリース組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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