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公開番号2025148032
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024048602
出願日2024-03-25
発明の名称燃料タンク処理装置
出願人株式会社SUBARU
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F02M 25/08 20060101AFI20250930BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】給油時において、燃料タンクから外部に放出される各経路のバランスを良好に保つ燃料タンク処理装置を提供する。
【解決手段】燃料タンク処理装置11は、燃料タンク13から放出される気体15が流通する放出経路16と、放出経路16に介装された電磁バルブ17と、電磁バルブ17の開度を調整する演算制御部18と、を具備する。演算制御部18は、燃料タンク13の内部圧力を減少させる際の状態変化に基づき、燃料タンク13に燃料12を給油する際における、電磁バルブ17の開度を調整する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃料タンクから放出される気体が流通する放出経路と、
前記放出経路に介装されたバルブと、
前記バルブの開度を調整する演算制御部と、を具備し、
前記演算制御部は、前記燃料タンクの内部圧力を減少させる際の状態変化に基づき、前記燃料タンクに燃料を給油する際における、前記バルブの開度を調整することを特徴とする燃料タンク処理装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記演算制御部は、
前記状態変化に基づき、前記放出経路の圧力損失を推定し、
前記圧力損失に基づき、前記バルブの開度を調整することを特徴とする請求項1に記載の燃料タンク処理装置。
【請求項3】
前記演算制御部は、
前記燃料タンクの減圧に要した時間、前記燃料タンクの前記内部圧力、および、前記燃料タンクの内部に存在する前記燃料の量に基づき、前記放出経路の前記圧力損失を推定することを特徴とする請求項2に記載の燃料タンク処理装置。
【請求項4】
前記演算制御部は、
前記給油を行うための操作が行われたら、
前記バルブを開状態とすることで、前記燃料タンクの内部から前記気体を外部に放出させ、
前記バルブを前記開状態とした際における、前記状態変化に基づき、前記放出経路の圧力損失を推定し、
前記燃料タンクに前記燃料を給油する際において、前記圧力損失に基づき、前記バルブの開度を調整することを特徴とする請求項1に記載の燃料タンク処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給油時において気体の流れを調整する燃料タンク処理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンを駆動源とする車両においては、エンジンに給油される燃料は燃料タンクに貯留される。燃料タンクに給油する際には、給油口を経由して燃料タンクに燃料を流入させる。給油時に於いては、給油口およびドレインラインから外部に気化ガスが排出されるが、給油口およびドレインラインから外部に排出される気化ガスの量は、各国の法規により規制される。かかる法規制を満たすために、現状では、給油中に発生する気化ガスを給油口の近傍で循環させる循環ラインと、ドレインラインとの流量をバランスさせている。また、燃料タンクから発生するガスの圧力や経路に関する発明が、特許文献1ないし特許文献3に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-185227号公報
特開2014-77422号公報
特開2002-317708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した発明では、給油時において燃料タンクから発生する気体を効果的に外部に導く観点から、改善の余地があった。
【0005】
具体的には、気体が燃料タンクから外部に放出される放出経路およびバルブ等の部品は、経年劣化する。具体的には、放出経路である導管に、潰れや変形等が生じる。この経年劣化の程度が大きいと、前述した循環ラインと、ドレインラインとの流量をバランスさせることが難しくなる課題があった。
【0006】
また、放出経路に備えられるバルブ等の部品は、加工時の公差等に起因して、性能に一定のばらつきがある。このような部品の性能のばらつきによっても、循環ラインとドレインラインとの流量をバランスさせることが難しくなる課題があった。
【0007】
本発明は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、給油時において、燃料タンクから外部に放出される各経路のバランスを良好に保つ燃料タンク処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の燃料タンク処理装置は、燃料タンクから放出される気体が流通する放出経路と、前記放出経路に介装されたバルブと、前記バルブの開度を調整する演算制御部と、を具備し、前記演算制御部は、前記燃料タンクの内部圧力を減少させる際の状態変化に基づき、前記燃料タンクに燃料を給油する際における、前記バルブの開度を調整することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の燃料タンク処理装置によれば、燃料タンクの状態変化に基づき、バルブの開度を調整することにより、放出経路の圧力損失を適正な値にすることが出来る。即ち、給油パイプおよび放出経路を経由する気体の量を適正化しつつ、燃料タンクに対して燃料をスムーズに給油できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る燃料タンク処理装置を備えた車両の接続構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態に係る燃料タンク処理装置により電磁バルブの開度を変更する方法を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る燃料タンク処理装置により放出経路の圧力損失を推定する方法を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る燃料タンク処理装置により電磁バルブの調整値を推定する方法を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る燃料タンク処理装置において、燃料タンクの内圧を低下させる際の気体の経路を示すブロック図である。
本発明の実施形態に係る燃料タンク処理装置において、放出経路の圧力損失を推定する際に用いる表である。
本発明の実施形態に係る燃料タンク処理装置において、電磁バルブの開度の調整値を推定する際に用いる表である。
本発明の実施形態に係る燃料タンク処理装置において、電磁バルブの開度の調整を示す概念図である。
本発明の実施形態に係る燃料タンク処理装置において、給油時に於ける気体の経路を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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