TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025147252
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024047434
出願日
2024-03-25
発明の名称
情報処理装置、制御データ作成方法、及びプログラム
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
主分類
B26D
5/00 20060101AFI20250930BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約
【課題】シート状の被カット媒体を切断して得られるカットパーツがばらけることを防止し、かつカットパーツのユーザによる分離を容易にすることができるようにする。
【解決手段】情報処理装置(5)は、シート状の被カット媒体(7)から切り出す領域の輪郭に基づいて被カット媒体の切断線(7001~7005)を設定するときに、領域の形状に基づいて、切断線に、領域内の部分と領域の外側の部分とが分離する全抜き区間と、領域内の部分と領域の外側の部分がつながっている半抜き区間を設定する制御部(500)を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
シート状の被カット媒体から切り出す領域の輪郭に基づいて前記被カット媒体の切断線を設定するときに、前記領域の形状に基づいて、前記切断線に、前記領域内の部分と前記領域の外側の部分とが分離する全抜き区間と、前記領域内の部分と前記領域の外側の部分がつながっている半抜き区間を設定する制御部
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記領域が内接する形状の図形を導出し、前記輪郭のうちの導出した前記図形と接している部分から少なくとも1つの基準点を選出し、前記基準点を含むように前記半抜き区間を設定する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
導出する前記図形が角形である、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記輪郭のうちの導出した前記図形と連続して接している部分の長さが閾値を超えた場合、前記連続して接している部分のうちの一端を含むように半抜き区間を設定する、請求項2~3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記輪郭により囲まれる前記領域が多角形である場合に、前記領域の重心を中心とする円を前記図形として導出する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記輪郭が複数の場合には、複数の前記輪郭のそれぞれに基づいて設定される切断線に前記半抜き区間を設定する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記半抜き区間は、前記被カット媒体の厚さのうちの一部が切断されない、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
シート状の被カット媒体から切り出す領域の輪郭に基づいて設定された前記被カット媒体の切断線で前記被カット媒体を切断するように制御されるシートカット装置のための制御データを作成する情報処理装置が、
前記切断線を設定するときに、前記領域の形状に基づいて、前記切断線に、前記領域内の部分と前記領域の外側の部分とが分離する全抜き区間と、前記領域内の部分と前記領域の外側の部分がつながっている半抜き区間を設定する
制御データ作成方法。
【請求項9】
シート状の被カット媒体から切り出す領域の輪郭に基づいて設定された前記被カット媒体の切断線で前記被カット媒体を切断するように制御されるシートカット装置のための制御データを作成する情報処理装置に、
前記切断線を設定するときに、前記領域の形状に基づいて、前記切断線に、前記領域内の部分と前記領域の外側の部分とが分離する全抜き区間と、前記領域内の部分と前記領域の外側の部分がつながっている半抜き区間を設定する
処理を実行させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、制御データ作成方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
シート状の被カット媒体を切断するシートカット装置には、切断線を境として隣り合う2つの領域を切り離す第1の切断(全抜き)と、2つの領域がつながっている部分を有する第2の切断(半抜き)とを実行可能なものがある(例えば、特許文献1、2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2022/202691号
特開平10-100495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したシートカット装置には、画像から抽出した図形の輪郭を切断線として被カット媒体を切断することが可能なものがある。この種のシートカット装置は、被カット媒体から種々の図形を切り出すことが可能であるが、第1の切断により切り出した場合には切り出されたパーツがばらばらになるため、切り出し後の取り扱いが不便になることがある。また、被カット媒体に対して第2の切断を行った場合、必要な部分(切り出されたパーツ)と不必要な部分とを分離させる作業に手間と時間がかかる。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、シート状の被カット媒体を切断して得られるカットパーツがばらけることを防止し、かつカットパーツのユーザによる分離を容易にすることを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、シート状の被カット媒体から切り出す領域の輪郭に基づいて前記被カット媒体の切断線を設定するときに、前記領域の形状に基づいて、前記切断線に、前記領域内の部分と前記領域の外側の部分とが分離する全抜き区間と、前記領域内の部分と前記領域の外側の部分がつながっている半抜き区間を設定する制御部を備える。
【発明の効果】
【0007】
上記の態様によれば、シート状の被カット媒体を切断して得られるカットパーツがばらけることを防止し、かつカットパーツのユーザによる分離を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1A及び図1Bは、シートカット装置の構成例を説明する図である。
図2A~図2Cは、カッターの動作例を説明する図である。
一実施の形態に係るシートカット装置の機能構成例を説明するブロック図である。
被カット媒体をカットする手順を説明するフローチャートである。
図4の半抜き区間設定処理の例を説明するフローチャートである。
取得する画像の例を示す図である。
図7A及び図7Bは、半抜き区間に設定する位置の決め方の例を説明する図である。
半抜き区間の設定例を示す図である。
図9A及び図9Bは、切断処理後の被カット媒体を例示する図である。
図10A及び図10Bは、半抜き区間に設定する位置の決め方の別の例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図中のX軸、Y軸、及びZ軸は、図示した被カット媒体等における平面や方向を定義する目的で示されている。X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交し、右手系をなすものとする。以下の説明では、X軸に平行な方向、Y軸に平行な方向、及びZ軸に平行な方向を、それぞれ、X方向、Y方向、及びZ方向と称する。また、X方向、Y方向、及びZ方向の各方向は、図示されるX軸、Y軸、及びZ軸の矢印(正負)の方向と関連付ける場合には「正側」又は「負側」が付される。
【0010】
図1~図3に例示したシートカット装置1は、カット台紙搬送機構2と、カッター3と、カッター駆動機構4と、制御装置5と、を含む。カット台紙搬送機構2は、制御装置5からの制御信号に従い、被カット媒体7を載置するカット台紙6を第1の方向(Y方向)に搬送する機構である。被カット媒体7は、特定の材料のものに限定されないシート状の媒体である。被カット媒体7は、例えば、粘着剤60によりカット台紙6に固定された状態で搬送される。カッター駆動機構4は、カット台紙6に載置された被カット媒体7を切断するカッター3の位置を変更させる機構であり、走査方向駆動機構401と、高さ方向駆動機構402とを含む。走査方向駆動機構401は、カット台紙6の被カット媒体7を載置する面601において第1の方向と直交する第2の方向(X方向)に沿ってカッター3の位置を変更させる機構である。高さ方向駆動機構402は、カッター3のカット台紙6の面601からの距離を変更させる機構である。制御装置5は、カット台紙搬送機構2、及びカッター駆動機構4の動作を制御する。制御装置5は、カメラ8で撮像した、被カット媒体7から切り出すパーツがデザインされたデザイン画9の画像を取得し、取得した画像に基づいてカット台紙搬送機構2、及びカッター駆動機構4の動作を制御する制御データ(カットデータ)を作成することができる。制御データに基づいてカット台紙搬送機構2によりカット台紙6を搬送しながらカッター駆動機構4によりカッター3を駆動させて被カット媒体7を切断することにより、デザイン画9のパーツ毎に切り分けられた被カット媒体70が得られる。以下の説明では、カッター3による切断処理が完了する前の被カット媒体7をカット完了前媒体7と称し、完了後の被カット媒体70をカット完了後媒体70と称する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
カシオ計算機株式会社
情報処理方法、プログラム及び情報処理装置
3日前
個人
曲線カッター
3日前
個人
ハサミ
3か月前
個人
円弧状刃の包丁
6か月前
個人
テープカッター
11か月前
有限会社カルチエ
ナイフ
9か月前
個人
理美容はさみ
3か月前
株式会社サボテン
鋏
5か月前
個人
折り畳みナイフ
9か月前
個人
2wayコーナーパンチ
7か月前
コクヨ株式会社
ハサミ
10か月前
個人
剃刀具
12か月前
株式会社文創
切創抑制器具
10か月前
株式会社和田機械
栗切り機の刃物
1か月前
個人
自動曲機とそれに使用する刃物
11日前
やおき工業株式会社
鋏
3か月前
株式会社フタミ
表面処理装置
5か月前
第一精工株式会社
ナイフ
12か月前
デュプロ精工株式会社
加工装置
2か月前
大創株式会社
打抜き部受支装置
10か月前
トヨタ自動車株式会社
切断装置
8か月前
株式会社日本キャリア工業
食料切断装置
3か月前
独立行政法人 国立印刷局
打ち抜き装置
1か月前
株式会社日本キャリア工業
食料切断装置
3か月前
株式会社日本キャリア工業
食料切断装置
3か月前
株式会社日本キャリア工業
食料切断装置
4か月前
株式会社日本キャリア工業
食料切断装置
4か月前
船井電機株式会社
電動器具
2か月前
株式会社日本キャリア工業
食料切断装置
8か月前
株式会社日本キャリア工業
食料切断装置
4か月前
鈴茂器工株式会社
棒状食材切断装置
7か月前
デュプロ精工株式会社
用紙積載装置
7か月前
THESTANDBYME合同会社
鋏
3か月前
西川ゴム工業株式会社
薪割り具
8か月前
グンゼ株式会社
切断方法及び切断装置
12か月前
本田技研工業株式会社
切断装置
7日前
続きを見る
他の特許を見る