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公開番号2025146613
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024175180
出願日2024-10-04
発明の名称口腔ケア食品
出願人三洋化成工業株式会社,ジヨイ・クル株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類A23L 33/10 20160101AFI20250926BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】カンジダ菌の増殖及び菌糸形成を充分に抑制し、かつ菌叢改善効果を有する口腔ケア食品を提供する。
【解決手段】オキソ酸基に含まれるヒドロキシ基を2つ以上有する化合物(X1)及びその塩からなる群より選ばれる少なくとも一種である物質(X)を含有する口腔ケア食品であって、前記化合物(X1)が有するオキソ酸基の質量、オキソ酸基に含まれないヒドロキシ基の質量、オキソ酸基に含まれないカルボニル基の質量、イミダゾール骨格及びピリジン骨格に含まれる炭素原子の質量、並びに、イミダゾール骨格及びピリジン骨格に含まれる窒素原子の質量の合計の割合が、化合物(X1)の分子量を基準として、45質量%以上であり、前記物質(X)の分子量が550以下であり、前記口腔ケア食品を1重量%含む水溶液のpHが6~8であり、25℃で固体状である口腔ケア食品。
【選択図】 なし

特許請求の範囲【請求項1】
オキソ酸基に含まれるヒドロキシ基を2つ以上有する化合物(X1)及びその塩からなる群より選ばれる少なくとも一種である物質(X)を含有する口腔ケア食品であって、
前記化合物(X1)が有するオキソ酸基の質量、オキソ酸基に含まれないヒドロキシ基の質量、オキソ酸基に含まれないカルボニル基の質量、イミダゾール骨格及びピリジン骨格に含まれる炭素原子の質量、並びに、イミダゾール骨格及びピリジン骨格に含まれる窒素原子の質量の合計の割合が、化合物(X1)の分子量を基準として、45質量%以上であり、
前記物質(X)の分子量が550以下であり、
前記口腔ケア食品を1重量%含む水溶液のpHが6~8であり、
25℃で固体状である口腔ケア食品。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
さらにセルロース誘導体(Y)を含む請求項1に記載の口腔ケア食品。
【請求項3】
前記セルロース誘導体(Y)が、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース及びヒドロキシアルキルメチルセルロースからなる群より選ばれる少なくとも一種である請求項2に記載の口腔ケア食品。
【請求項4】
前記物質(X)の重量割合が、前記口腔ケア食品の重量を基準として0.01~5重量%である請求項1~3のいずれか一項に記載の口腔ケア食品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、口腔ケア食品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
口腔内には、非病原性の常在菌とともに、病原性を示す菌が存在している。通常、非病原性の常在菌と病原性を示す菌とのバランスが保たれているが、口腔内の清掃不良等が原因となって、バランスが崩れることがある。このような場合に病原性を示す菌等が増加して疾患となることがある。
【0003】
口腔内の病原性菌の増加を防ぐものとしては、例えば特許文献1に記載の組成物が知られている。特許文献1においては、エリスリトール等の糖アルコールとカチオン性殺菌剤とを含む組成物によりカンジダ菌由来のバイオフィルムを除去する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-303188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
カンジダ菌の一つであるCandida albicansは二形性真菌である。病原性を発揮する際には酵母形から菌糸形へと形態を変化させて、生体組織に定着して増殖し、標的となる組織に傷害を与える[例えば、医学検査Vol.63,No.5,2014,545頁~549頁(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jamt/63/5/63_13-104/_pdf/-char/ja)参照]。
【0006】
特許文献1に記載の技術を含め従来の技術では、カンジダ菌の殺菌作用は発現するが、菌糸形成や増殖を充分に抑制するものではなかった。菌糸形成や増殖を抑制する効果が不充分であると、口臭の原因となりうる舌苔が形成されたり、真菌症を発症させうるため、改善が求められている。加えて、口腔内の、非病原性の常在菌と病原性を示す菌とのバランスを良好なものとする効果(菌叢改善効果)も求められている。
【0007】
本発明の課題は、カンジダ菌の増殖及び菌糸形成を充分に抑制し、かつ菌叢改善効果を有する口腔ケア食品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち本発明は、オキソ酸基に含まれるヒドロキシ基を2つ以上有する化合物(X1)及びその塩からなる群より選ばれる少なくとも一種である物質(X)を含有する口腔ケア食品であって、前記化合物(X1)が有するオキソ酸基の質量、オキソ酸基に含まれないヒドロキシ基の質量、オキソ酸基に含まれないカルボニル基の質量、イミダゾール骨格及びピリジン骨格に含まれる炭素原子の質量、並びに、イミダゾール骨格及びピリジン骨格に含まれる窒素原子の質量の合計の割合が、化合物(X1)の分子量を基準として、45質量%以上であり、前記物質(X)の分子量が550以下であり、前記口腔ケア食品を1重量%含む水溶液のpHが6~8であり、25℃で固体状である口腔ケア食品である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、カンジダ菌の増殖及び菌糸形成を充分に抑制し、かつ菌叢改善効果を有する口腔ケア食品を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の口腔ケア食品は、オキソ酸基に含まれるヒドロキシ基を2つ以上有する化合物(X1)及びその塩からなる群より選ばれる少なくとも一種である物質(X)を含有する食品である。化合物(X1)が有するオキソ酸基の質量、オキソ酸基に含まれないヒドロキシ基の質量、オキソ酸基に含まれないカルボニル基の質量、イミダゾール骨格及びピリジン骨格に含まれる炭素原子の質量、並びに、イミダゾール骨格及びピリジン骨格に含まれる窒素原子の質量の合計の割合が、化合物(X1)の分子量を基準として、45質量%以上であり、物質(X)の分子量が550以下である。口腔ケア食品を1重量%含む水溶液のpHは6~8である。口腔ケア食品は25℃で固体状である。
(【0011】以降は省略されています)

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