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公開番号2025146274
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024046955
出願日2024-03-22
発明の名称柱状構造体の作製方法
出願人株式会社C&A,国立大学法人東北大学
代理人個人
主分類B21C 37/00 20060101AFI20250926BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】工業的有利に柱状構造体を作製できる方法を提供する。
【解決手段】第1工程S101で、ガラス管に物質を収容(充填)して収容した物質からなる柱状構造体を形成する。次に、第2工程S102で、急激な応力上昇を与えることで延伸したガラス管を除去する。例えば、柱状構造体との熱伝導率および熱膨張係数差を利用したガラス管への熱衝撃の印加によりガラス管に急激な応力上昇を与えることが、ガラス管の除去に効果的である。急激な応力上昇を与えることで、ガラス管を破壊して除去することができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガラス管に物質を収容して前記物質からなる柱状構造体を形成する第1工程と、
急激な応力上昇を与えることで前記ガラス管を物理的に除去する第2工程と
を備える柱状構造体の作製方法。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1記載の柱状構造体の作製方法において、
前記第2工程は、熱衝撃により前記ガラス管に急激な応力上昇を与える柱状構造体の作製方法。
【請求項3】
請求項2記載の柱状構造体の作製方法において、
前記第2工程は、前記ガラス管に光を照射することで急激な応力上昇を与える柱状構造体の作製方法。
【請求項4】
請求項3記載の柱状構造体の作製方法において、
前記ガラス管は、前記光を吸収する光吸収物質が添加されている柱状構造体の作製方法。
【請求項5】
請求項3記載の柱状構造体の作製方法において、
前記ガラス管は、表面に前記光を吸収する光吸収物質を含有する柱状構造体の作製方法。
【請求項6】
請求項1記載の柱状構造体の作製方法において、
前記物質は、導電性を有し、
前記第2工程は、前記柱状構造体に電圧を印加することで前記ガラス管に急激な応力上昇を与える柱状構造体の作製方法。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の柱状構造体の作製方法において、
前記柱状構造体は、線材である柱状構造体の作製方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、線材などの柱状構造体の作製方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
ガラス管に目的の物質を収容して物質からなる柱状構造体を形成し、ガラス管を加熱して延伸してガラス管とともに柱状構造体の径を細くすることで、線材などの柱状構造体を作製する技術がある(ガラス伸線法)。この技術において、従来、弗酸を含む酸ないしはアルカリ性溶液を用いる化学的な処理により、ガラス管を除去して径を細くした柱状構造体を取り出していた(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
H. Chiriac et al., "Amorphous glass-covered magnetic wires for sensing applications", Sensors Actuators A: Physical, vol. 59, pp. 243-251, 1997.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した方法では、柱状構造体を構成する物質が耐食性を有さない場合には適用できず、ガラス伸線法が適用可能な伸線対象物質が限定される問題があった。また、耐食性を有する物質であっても、化学的に溶解する方法では、ガラスを完全に除去するまでの時間がかかるために工程の時間が長くなるという問題がある。また、酸/アルカリ性の廃液が発生するため、環境負荷が高く、またこれらの中和処理のために工数が増えコストが増大するといった問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、工業的有利に柱状構造体を作製できる方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る柱状構造体の作製方法は、ガラス管に物質を収容して物質からなる柱状構造体を形成する第1工程と、急激な応力上昇を与えることでガラス管を物理的に除去する第2工程とを備える。
【0007】
上記柱状構造体の作製方法の一構成例において、第2工程は、熱衝撃によりガラス管に急激な応力上昇を与える。
【0008】
上記柱状構造体の作製方法の一構成例において、第2工程は、ガラス管に光を照射することで急激な応力上昇を与える。
【0009】
上記柱状構造体の作製方法の一構成例において、ガラス管は、光を吸収する光吸収物質が添加されている。
【0010】
上記柱状構造体の作製方法の一構成例において、ガラス管は、表面に光を吸収する光吸収物質を含有する。
(【0011】以降は省略されています)

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