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公開番号2025145203
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045267
出願日2024-03-21
発明の名称磁気ディスク装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G11B 20/10 20060101AFI20250926BHJP(情報記憶)
要約【課題】記憶容量が多い磁気ディスク装置を提供すること。
【解決手段】磁気ヘッドは、磁気ディスクに対し、第1の極性および第1の極性の逆の極性である第2の極性の何れかの極性に磁化する磁化動作を実行する。磁化動作は、第1の記録幅で磁化する第1磁化動作と、第1の記録幅よりも大きい第2の記録幅で磁化する第2磁化動作と、を含む。コントローラは、第1領域単位を第1磁化動作または第2磁化動作で第1の極性または第2の極性の何れかの極性に磁化し、その後、第2領域単位を第2磁化動作で第1領域単位とは逆の極性に磁化する。第2領域単位は、複数のトラックのうちの第1トラックに隣接するトラックであり第1トラックの後にライトされるトラックである第2トラックに含まれる第1領域単位に半径方向に隣接する領域単位である。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
複数のトラックが設けられ、前記複数のトラックのそれぞれはトラックに沿って配列された複数の領域単位を含む、磁気ディスクと、
前記磁気ディスクに対し、第1の極性および前記第1の極性の逆の極性である第2の極性の何れかの極性に磁化する磁化動作を実行し、前記磁化動作は、第1の記録幅で磁化する第1磁化動作と、前記第1の記録幅よりも大きい第2の記録幅で磁化する第2磁化動作と、を含む磁気ヘッドと、
前記複数のトラックのうちの一のトラックである第1トラックに含まれる一の領域単位である第1領域単位に対して第1値をライトする第1ライト動作と、前記第1領域単位に対して前記第1値と異なる第2値をライトする第2ライト動作と、前記第1領域単位に対して前記第1値および前記第2値の何れとも異なる第3値をライトする第3ライト動作と、の何れのライト動作をも実行可能であり、
前記第1ライト動作では、前記第1磁化動作または前記第2磁化動作で前記第1領域単位を前記第1の極性に磁化し、
前記第2ライト動作では、前記第1領域単位を前記第1磁化動作または前記第2磁化動作で前記第2の極性に磁化し、
前記第3ライト動作では、前記第1領域単位を前記第1磁化動作または前記第2磁化動作で前記第1の極性または前記第2の極性の何れかの極性に磁化し、その後、第2領域単位を前記第2磁化動作で前記第1領域単位とは逆の極性に磁化し、前記第2領域単位は、前記複数のトラックのうちの前記第1トラックに隣接するトラックであり前記第1トラックの後にライトされるトラックである第2トラックに含まれる前記第1領域単位に半径方向に隣接する領域単位である、
コントローラと、
を備える磁気ディスク装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記コントローラは、前記第3ライト動作において、
前記第2領域単位に対して前記第2磁化動作で磁化することで、前記第1領域単位の一部の磁化を反転する、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記第3ライト動作において、前記第2領域単位の極性を特定し、前記第1領域単位を、特定された前記第2領域単位の極性とは逆の極性に磁化する、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記第1ライト動作、前記第2ライト動作、および前記第3ライト動作において、
第3領域単位にライトされる値が前記第1値または前記第2値である場合には、前記第1領域単位を前記第1磁化動作で磁化し、前記第3領域単位は、前記複数のトラックのうちの前記第1トラックに隣接するトラックであり前記第1トラックの前にライトされるトラックである第3トラックに含まれる前記第1領域単位に半径方向に隣接する領域単位であり、
前記第3領域単位にライトされる値が前記第3値である場合には、前記第1領域単位を前記第2磁化動作で磁化する、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記第1ライト動作において、前記第1磁化動作または前記第2磁化動作で前記第1領域単位を前記第1の極性に磁化した後、前記第1磁化動作で前記第2領域単位を前記第1の極性または前記第2の極性の何れかの極性に磁化し、
前記第2ライト動作において、前記第1領域単位を前記第1磁化動作または前記第2磁化動作で前記第2の極性に磁化した後、前記第1磁化動作で前記第2領域単位を前記第1の極性または前記第2の極性の何れかの極性に磁化する、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
前記複数のトラックのうちの半径方向に連続する複数の第4トラックに対してSMR(Shingled Magnetic Recording)の方式でライトし、前記複数の第4トラックに対するトラック単位のライトの順番は、前記複数の第4トラックの半径方向における一端の第4トラックである第5トラックから前記複数の第4トラックの半径方向における他端の第4トラックである第6トラックまでの方向の順番であり、
前記第6トラックに含まれる一の領域単位である第4領域単位に対して前記第3値をライトする第4ライト動作を実行可能であり、
前記第4ライト動作において、前記第4領域単位を前記第1磁化動作または前記第2磁化動作で前記第1の極性または前記第2の極性の何れかの極性に磁化し、その後、第5領域単位を前記第2磁化動作で前記第4領域単位とは逆の極性に磁化し、前記第5領域単位は、前記第6トラックに隣接する2つのトラックのうちの前記第5トラックに向かう側とは反対側のトラックに含まれる、前記第4領域単位に半径方向に隣接する領域単位である、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項7】
前記コントローラは、
前記第4領域単位に対して前記第1値または前記第2値をライトする第5ライト動作を実行可能であり、
前記第5ライト動作において、前記第1磁化動作または前記第2磁化動作で前記第4領域単位を前記第1の極性または前記第2の極性に磁化し、その後、前記第5領域単位に対する磁化を控える、
請求項6に記載の磁気ディスク装置。
【請求項8】
前記コントローラは、
前記第1磁化動作においては第1量のライト電流を前記磁気ヘッドに供給し、
前記第2磁化動作においては前記第1量よりも多い第2量のライト電流を前記磁気ヘッドに供給する、
請求項1から請求項7の何れか一項に記載の磁気ディスク装置。
【請求項9】
前記磁気ヘッドは、前記磁気ディスクにエネルギーを与えるアシスト素子を備え、
前記コントローラは、
前記第1磁化動作においては前記アシスト素子によって第3量のエネルギーを前記磁気ディスクに与え、
前記第2磁化動作においては前記アシスト素子によって前記第3量よりも多い第4量のエネルギーを前記磁気ディスクに与える、
請求項1から請求項7の何れか一項に記載の磁気ディスク装置。
【請求項10】
前記第3値は、それぞれ異なる複数の第4値を含み、
前記コントローラは、前記第3ライト動作において、前記第1領域単位における磁化を反転する部分の前記第1領域単位に対する割合を前記複数の第4値のそれぞれ毎に異ならせる、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、磁気ディスク装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、磁気ディスク装置においては、磁気ディスクには2進数で表現されたデータがライトされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第9858962号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一つの実施形態は、記憶容量が多い磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの実施形態によれば、磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、磁気ヘッドと、コントローラと、を備える。磁気ディスクには、複数のトラックが設けられ、複数のトラックのそれぞれはトラックに沿って配列された複数の領域単位を含む。磁気ヘッドは、磁気ディスクに対し、第1の極性および第1の極性の逆の極性である第2の極性の何れかの極性に磁化する磁化動作を実行する。磁化動作は、第1の記録幅で磁化する第1磁化動作と、第1の記録幅よりも大きい第2の記録幅で磁化する第2磁化動作と、を含む。コントローラは、第1領域単位に対して第1値をライトする第1ライト動作と、第1領域単位に対して第2値をライトする第2ライト動作と、第1領域単位に対して第3値をライトする第3ライト動作と、の何れのライト動作をも実行可能である。第1領域単位は、複数のトラックのうちの一のトラックである第1トラックに含まれる一の領域単位である。第2値は、第1値と異なる値である。第3値は、第1値および第2値の何れとも異なる値である。第1ライト動作では、コントローラは、第1磁化動作または第2磁化動作で第1領域単位を第1の極性に磁化する。第2ライト動作では、コントローラは、第1領域単位を第1磁化動作または第2磁化動作で第2の極性に磁化する。第3ライト動作では、コントローラは、第1領域単位を第1磁化動作または第2磁化動作で第1の極性または第2の極性の何れかの極性に磁化し、その後、第2領域単位を第2磁化動作で第1領域単位とは逆の極性に磁化する。第2領域単位は、複数のトラックのうちの第1トラックに隣接するトラックであり第1トラックの後にライトされるトラックである第2トラックに含まれる第1領域単位に半径方向に隣接する領域単位である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1の実施形態の磁気ディスク装置の構成の一例を示す模式的な図である。
図2は、第1の実施形態の磁気ディスクの構成の一例を示す模式的な図である。
図3は、第1の実施形態の磁気ディスク装置で使用されるSMR方式を説明するための模式的な図である。
図4は、実施形態の磁気ディスクに設けられた複数のバンド領域の例を示す図である。
図5は、実施形態の磁気ディスクに設けられた複数のバンド領域の例を示す別の図である。
図6は、第1の実施形態にかかる、3進数の情報をライトする方法を説明するための図である。
図7は、第1の実施形態にかかる、3進数の情報をライトする方法を説明するための別の図である。
図8は、第1の実施形態にかかる、3進数の情報をライトする方法を説明するためのさらに別の図である。
図9は、第1の実施形態における半径方向に互いに隣接する2つのディジット領域におけるライト電流の設定パターンの一覧を示す図である。
図10は、第1の実施形態の磁気ディスク装置のライト動作の一例を示す図である。
図11は、第1の実施形態のライト電流を設定する動作の一例を示すフローチャートである。
図12は、第1の実施形態の追加トラックへのライト動作の例を説明するための図である。
図13は、第2の実施形態のコントローラが実行するライトデータの生成方法の一例を説明するための図である。
図14は、第3の実施形態にかかる、4つのレベルをとり得る値をライトする方法を説明するための図である。
図15は、第4の実施形態の記録幅の制御方法の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に添付図面を参照して、実施形態の磁気ディスク装置を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0008】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の磁気ディスク装置1の構成の一例を示す模式的な図である。
【0009】
磁気ディスク装置1は、ホスト2に接続される。磁気ディスク装置1は、ホスト2から、ライトコマンドやリードコマンドなどの、アクセスコマンドを受信することができる。
【0010】
磁気ディスク装置1は、表面に記録面が形成された磁気ディスク11を備える。磁気ディスク装置1は、アクセスコマンドに応じて磁気ディスク11(より正確には磁気ディスク11の記録面)に対し、データのライトおよびリードを行う。なお、磁気ディスク装置1は、複数枚の磁気ディスク11を有し得るが、実施形態では、説明及び図示の簡略化のため、磁気ディスク装置1は1枚の磁気ディスク11を備えることとしている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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