TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025145185
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024045239
出願日
2024-03-21
発明の名称
窒化物半導体装置の製造方法
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H10D
30/60 20250101AFI20250926BHJP()
要約
【課題】電子トラップを低減してMOSFETの移動度の向上をはかり、高移動度と高しきい値とを両立したGaN-MOSFETを実現する窒化物半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】窒化物半導体装置の製造方法は、窒化ガリウム基板1の表面1a上にシリコンを主体とする膜2を成膜する工程と、前記シリコンを主体とする膜2に窒化処理を施して窒化膜3を形成する工程と、前記窒化膜3上にゲート絶縁膜4を成膜する工程と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
窒化ガリウム基板上にシリコンを主体とする膜を成膜する工程と、
前記シリコンを主体とする膜に窒化処理を施して窒化膜を形成する工程と、
前記窒化膜上にゲート絶縁膜を成膜する工程と、を備える、窒化物半導体装置の製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記シリコンを主体とする膜に前記窒化処理を施す工程では、
前記シリコンを主体とする膜全体を窒化して、前記シリコンを主体とする膜から前記窒化膜を形成し、窒化ガリウム基板上に前記シリコンを主体とする膜が残らないようにする、請求項1に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記シリコンを主体とする膜を成膜する工程では、
前記シリコンを主体とする膜を1nm以下の厚さに成膜する、請求項1又は2に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記シリコンを主体とする膜を成膜する工程では、
前記シリコンを主体とする膜を、熱CVD法、プラズマCVD法、スパッタ法、又は、原子堆積法で成膜する、請求項1又は2に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記シリコンを主体とする膜を成膜する工程では、
前記シリコンを主体とする膜を、シリコンを含み、かつ酸素と窒素とを含まない原料ガス雰囲気中でのプラズマCVD法で成膜する、請求項1又は2に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記窒化処理は、前記シリコンを主体とする膜における窒素の組成比を増加させる、請求項1又は2に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記窒化処理は、窒素ガスを含む雰囲気のプラズマ照射によって行う、請求項1又は2に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記ゲート絶縁膜を成膜する工程では、
前記ゲート絶縁膜として、シリコンの酸化物及びアルミニウムの酸化物の少なくとも一方で構成される膜を成膜する、請求項1又は2に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項9】
前記ゲート絶縁膜を成膜する工程は、
前記ゲート絶縁膜の一部として、前記窒化膜上にシリコン酸窒化膜を成膜する工程と、
前記ゲート絶縁膜の他の一部として、前記シリコン酸窒化膜上にシリコンの酸化物またはアルミニウムの酸化物の少なくとも一方で構成される膜を成膜する工程と、を含む請求項1又は2に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項10】
前記ゲート絶縁膜を成膜した後で、前記ゲート絶縁膜、前記窒化膜及び前記窒化ガリウム基板を含む基板全体に400℃以上の熱処理を施す工程、をさらに備える請求項1又は2に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、窒化物半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、窒化ガリウム系の半導体基板の上面にシリコン酸化膜を形成する際に、窒素を含む窒素原料ガスを成膜チャンバに導入して、高濃度窒素領域を形成することが開示されている。非特許文献1には、SiN成膜前に薄いSi膜を堆積することで、SiN成膜時のGaN表面へN
2
プラズマ照射が回避され、良好な界面特性が得られることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-35931号公報
【非特許文献】
【0004】
T. Watanabe et. al., IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES, VOL. 63, NO. 4, APRIL 2016
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
GaN表面上に形成されるSi膜は電子トラップ源となる。非特許文献1で開示された方法では、SiN成膜時のN
2
プラズマでSi膜が窒化されるが、SiNの成膜が進むとSi膜はN
2
プラズマに晒されなくなるため、Si膜を十分に窒化できない可能性がある。本開示は、電子トラップを低減可能な窒化物半導体装置の製造方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る窒化物半導体装置の製造方法は、窒化ガリウム基板上にシリコンを主体とする膜を成膜する工程と、前記シリコンを主体とする膜に窒化処理を施して窒化膜を形成する工程と、前記窒化膜上にゲート絶縁膜を成膜する工程と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、電子トラップを低減可能な窒化物半導体装置の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の実施形態に係るGaN半導体装置の製造方法例1を工程順に示す断面図である。
図2は、本開示の実施形態に係るGaN半導体装置の製造方法例2を工程順に示す断面図である。
図3は、本開示の実施形態に係るGaN半導体装置の製造方法例3を示す断面図である。
図4は、本開示の実施例に係るプロセスフローを示す図である。
図5は、本開示の比較例に係るプロセスフローを示す図である。
図6は、実施例及び比較例の電子トラップ密度比を示すグラフである。
図7は、Si膜の成膜時間と電子トラップ密度比との関係を示すグラフである。
図8は、本開示の実施形態に係るGaN半導体装置の構成例を示す平面図である。
図9は、本開示の実施形態に係るGaN半導体装置の構成例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本開示の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各装置や各部材の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判定すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0010】
以下の説明では、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の文言を用いて、方向を説明する場合がある。例えば、X軸方向及びY軸方向は、後述のGaN基板1の表面1aに平行な方向である。X軸方向及びY軸方向を水平方向ともいう。また、Z軸方向は、GaN基板1の表面1aと垂直に交わる方向である。X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに直交する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
富士電機株式会社
搬送機構
8日前
富士電機株式会社
冷却装置
11日前
富士電機株式会社
溶接装置
8日前
富士電機株式会社
冷却装置
1か月前
富士電機株式会社
冷却装置
1か月前
富士電機株式会社
整流装置
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
8日前
富士電機株式会社
半導体装置
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
1か月前
富士電機株式会社
自動販売機
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
1か月前
富士電機株式会社
回路遮断器
5日前
富士電機株式会社
エンコーダ
5日前
富士電機株式会社
半導体装置
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
4日前
富士電機株式会社
半導体装置
26日前
富士電機株式会社
半導体装置
27日前
富士電機株式会社
電磁接触器
4日前
富士電機株式会社
電磁接触器
4日前
富士電機株式会社
電磁接触器
4日前
富士電機株式会社
電磁接触器
4日前
富士電機株式会社
電磁接触器
4日前
富士電機株式会社
半導体装置
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
1か月前
富士電機株式会社
分析システム
1か月前
富士電機株式会社
ショーケース
1か月前
富士電機株式会社
硬貨処理装置
1か月前
富士電機株式会社
冷却システム
27日前
富士電機株式会社
ショーケース
今日
富士電機株式会社
電力変換装置
1か月前
富士電機株式会社
商品収納装置
今日
富士電機株式会社
電力変換装置
2か月前
富士電機株式会社
半導体モジュール
1か月前
富士電機株式会社
半導体モジュール
1か月前
続きを見る
他の特許を見る