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公開番号2025144066
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024043658
出願日2024-03-19
発明の名称ポリエステル樹脂組成物、静電荷像現像用トナー、現像剤及び画像形成方法
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類C08L 67/02 20060101AFI20250925BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】トナーの低温定着性、耐熱保管性、及び耐破砕性の向上が可能なポリエステル樹脂組成物、当該ポリエステル樹脂組成物を含有する静電荷像現像用トナー及び現像剤、並びに当該現像剤を使用する画像形成方法を提供する。
【解決手段】ポリエステル樹脂を含有するポリエステル樹脂組成物であって、熱分解ガスクロマトグラフ質量分析により得られるクロマトグラムにおいて、相対存在量が多い20本のピークのうち保持時間が4,4′-ジヒドロキシビフェニルの保持時間以下であるピークの合計本数Nが、1~17本であり、ホウ素、アルミニウム及びリンのうち少なくともいずれかの元素を更に含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエステル樹脂を含有するポリエステル樹脂組成物であって、
熱分解ガスクロマトグラフ質量分析により得られるクロマトグラムにおいて、相対存在量が多い20本のピークのうち保持時間が4,4′-ジヒドロキシビフェニルの保持時間以下であるピークの合計本数Nが、1~17本であり、
ホウ素、アルミニウム及びリンのうち少なくともいずれかの元素を更に含有する、
ポリエステル樹脂組成物。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
ホウ素、アルミニウム及びリンの合計含有量が、前記ポリエステル樹脂の含有量100質量%に対して300~3000質量ppmの範囲内である、
請求項1に記載のポリエステル樹脂組成物。
【請求項3】
前記ポリエステル樹脂の酸価及びヒドロキシ基価の合計が、200~1000mgKOH/gの範囲内である、
請求項1に記載のポリエステル樹脂組成物。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のポリエステル樹脂組成物を30~97質量%の範囲内で含有する、
静電荷像現像用トナー。
【請求項5】
平均円形度が、0.950~0.995の範囲内である、
請求項4に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項6】
請求項4に記載の静電荷像現像用トナーと、
比重が4~6g/cm

の範囲内であり、体積平均粒径が20~40μmの範囲内であるキャリアと、を含有する、
現像剤。
【請求項7】
請求項4に記載の静電荷像現像用トナーを含有する現像剤を使用する、
画像形成方法。
【請求項8】
現像ローラーの上に前記現像剤の層を形成する現像手段を用い、
当該現像ローラーの周速度が、200~800mm/sの範囲内である、
請求項7に記載の画像形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエステル樹脂組成物、静電荷像現像用トナー、現像剤及び画像形成方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、無機錫(II)化合物からなる触媒と、ビスフェノールAを構成モノマーに含まないポリエステルと、を含有してなるポリエステル樹脂組成物を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-231744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のポリエステル組成物は、ポリエステルの構成モノマーにビスフェノール誘導体成分を多く含むものと比較して熱の影響を受けやすく、定着温度域において変形しやすい。そのため、このようなポリエステル組成物は、低温定着性が良好であるものの、同時に耐熱保管性も悪化してしまいその両立が課題であった。また、特許文献1に記載のポリエステル樹脂組成物を含有するトナーは脆く、耐破砕性が低い傾向にあった。耐破砕性が低いトナーは、現像機内のキャリアとの混合により、トナー自体が破砕し、その破砕成分キャリア表面を覆う。そのため、耐破砕性が低いトナーは、補給されたトナーとの帯電を阻害しやすく、カブリ及びトナー飛散の原因となっていた。
【0005】
本発明は、上記状況に鑑みてなされたものである。本発明が解決しようとする課題は、トナーの低温定着性、耐熱保管性、及び耐破砕性の向上が可能なポリエステル樹脂組成物、当該ポリエステル樹脂組成物を含有する静電荷像現像用トナー及び現像剤、並びに当該現像剤を使用する画像形成方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る上記課題は、以下の手段により解決される。
【0007】
1.ポリエステル樹脂を含有するポリエステル樹脂組成物であって、
熱分解ガスクロマトグラフ質量分析により得られるクロマトグラムにおいて、相対存在量が多い20本のピークのうち保持時間が4,4′-ジヒドロキシビフェニルの保持時間以下であるピークの合計本数Nが、1~17本であり、
ホウ素、アルミニウム及びリンのうち少なくともいずれかの元素を更に含有する、
ポリエステル樹脂組成物。
【0008】
2.ホウ素、アルミニウム及びリンの合計含有量が、前記ポリエステル樹脂の含有量100質量%に対して300~3000質量ppmの範囲内である、
第1項に記載のポリエステル樹脂組成物。
【0009】
3.前記ポリエステル樹脂の酸価及びヒドロキシ基価の合計が、200~1000mgKOH/gの範囲内である、
第1項に記載のポリエステル樹脂組成物。
【0010】
4.第1項から第3項までのいずれか一項に記載のポリエステル樹脂組成物を30~97質量%の範囲内で含有する、
静電荷像現像用トナー。
(【0011】以降は省略されています)

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