TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025142725
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2024042241
出願日2024-03-18
発明の名称情報処理装置、判定方法および水処理システム
出願人オルガノ株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 21/304 20060101AFI20250924BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】半導体デバイスの不良を早期に発見する。
【解決手段】対象物の洗浄に使用された洗浄液の排液の液質値を取得する取得部110と、データベース400から基準となる基準液質値を読み出す読み出し部120と、取得部110が取得した液質値と、読み出し部120が読み出した基準液質値とに基づいて、対象物の洗浄の工程を含む製造工程で製造された半導体デバイスが良品であるか否かを判定する判定部130と、判定部130が判定した判定結果を通知する通知部140とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
対象物の洗浄に使用された洗浄液の排液の液質値を取得する取得部と、
データベースから基準となる基準液質値を読み出す読み出し部と、
前記取得部が取得した液質値と、前記読み出し部が読み出した基準液質値とに基づいて、前記対象物の洗浄の工程を含む製造工程で製造された半導体デバイスが良品であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が判定した判定結果を通知する通知部とを有する情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記判定部は、前記液質値と前記基準液質値との差分が所定の閾値以下である場合、前記半導体デバイスが良品であると判定し、前記液質値と前記基準液質値との差分が前記閾値を超えている場合、当該製造工程で製造された前記半導体デバイスが不良品であるおそれがあると判定する情報処理装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記判定部で良品と判定された半導体デバイスの製造工程で使用された洗浄液の排液の液質値に基づいて、前記基準液質値を設定する基準液質値設定部と、
前記基準液質値設定部が設定した基準液質値を前記データベースへ書き込む書き込み部とを有する情報処理装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記製造工程は複数の洗浄工程を有し、
前記取得部は、前記複数の洗浄工程のそれぞれで測定器が測定した排液の液質値を取得し、
前記判定部は、前記複数の洗浄工程のそれぞれで前記測定器が測定した排液の液質値の少なくとも1つの液質値と前記基準液質値との差分が閾値を超えている場合、前記半導体デバイスが不良品であるおそれがあると判定する情報処理装置。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記取得部が取得する液質値が測定される排液は、前記半導体デバイスに用いられるウェーハまたはパターンウェーハの洗浄に用いた排液である情報処理装置。
【請求項6】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記通知部は、前記半導体デバイスが不良品であるおそれがあると前記判定部が判定した場合、所定の警告を発する情報処理装置。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記取得部は、前記洗浄の開始時刻を基準とした前記液質値の時系列データを取得し、
前記読み出し部は、前記データベースから前記基準液質値の時系列データを読み出し、
前記判定部は、前記取得部が取得した前記液質値の時系列データと前記読み出し部が前記データベースから読み出した前記基準液質値の時系列データとを互いに比較し、該比較した結果に基づいて、前記対象物の洗浄の工程を含む製造工程で製造された半導体デバイスが良品であるか否かを判定する情報処理装置。
【請求項8】
対象物の洗浄に使用された洗浄液の排液の液質値を取得する処理と、
データベースに記憶されている基準液質値を読み出す処理と、
前記取得した液質値と、前記データベースから読み出した基準液質値とに基づいて、前記対象物の洗浄の工程を含む製造工程で製造された半記半導体デバイスが良品であるか否かを判定する処理と、
前記判定した判定結果を通知する処理とを行う判定方法。
【請求項9】
水処理装置が処理した純水を用いて対象物を洗浄する洗浄装置と、
前記洗浄装置が前記対象物の洗浄に使用した洗浄液の排液の液質値を測定する測定器と、
基準となる基準液質値を記憶するデータベースと、
情報処理装置とを有し、
前記情報処理装置は、
前記測定器が測定した液質値を取得する取得部と、
前記データベースから前記基準液質値を読み出す読み出し部と、
前記取得部が取得した液質値と、前記読み出し部が読み出した基準液質値とに基づいて、前記対象物の洗浄の工程を含む製造工程で製造された半導体デバイスが良品であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が判定した判定結果を通知する通知部とを有する水処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、判定方法および水処理システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
製造された半導体デバイスが良品であるかどうかは、当該半導体デバイスに対して所定の検査が行われ、その検査結果に基づいて判定される。また、半導体デバイスの製造において、半導体ウェーハの積層膜に処理液を接触させて膜を除去していく工程で、接触した処理液の物質濃度に基づいて、接触させる処理液を切り替えていく方法が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-120708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように半導体デバイスの良品検査を実施し、判定結果を得るまでには数か月を要する。そのため、製造工程の初期段階で不良品が製造されていた場合、当該不良品は数か月間、製造ラインに乗るため歩留りの低下を招いてしまう。また、特許文献1に記載された方法は、処理液に基づいて半導体デバイスが良品であるかどうかを直接判定できるものではない。
【0005】
本発明の目的は、半導体デバイスの不良を早期に発見することができる情報処理装置、判定方法および水処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の情報処理装置は、
対象物の洗浄に使用された洗浄液の排液の液質値を取得する取得部と、
データベースから基準となる基準液質値を読み出す読み出し部と、
前記取得部が取得した液質値と、前記読み出し部が読み出した基準液質値とに基づいて、前記対象物の洗浄の工程を含む製造工程で製造された半導体デバイスが良品であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が判定した判定結果を通知する通知部とを有する。
【0007】
また、本発明の判定方法は、
対象物の洗浄に使用された洗浄液の排液の液質値を取得する処理と、
データベースに記憶されている基準液質値を読み出す処理と、
前記取得した液質値と、前記データベースから読み出した基準液質値とに基づいて、前記対象物の洗浄の工程を含む製造工程で製造された半記半導体デバイスが良品であるか否かを判定する処理と、
前記判定した判定結果を通知する処理とを行う。
【0008】
また、本発明の水処理システムは、
水処理装置が処理した純水を用いて対象物を洗浄する洗浄装置と、
前記洗浄装置が前記対象物の洗浄に使用した洗浄液の排液の液質値を測定する測定器と、
基準となる基準液質値を記憶するデータベースと、
情報処理装置とを有し、
前記情報処理装置は、
前記測定器が測定した液質値を取得する取得部と、
前記データベースから前記基準液質値を読み出す読み出し部と、
前記取得部が取得した液質値と、前記読み出し部が読み出した基準液質値とに基づいて、前記対象物の洗浄の工程を含む製造工程で製造された半導体デバイスが良品であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が判定した判定結果を通知する通知部とを有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明においては、半導体デバイスの不良を早期に発見することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施の形態に係る水処理システムを示す図である。
図1に示した洗浄装置の位置付けの一例を示す図である。
図1に示した情報処理装置が具備する構成要素の一例を示す図である。
図1に示したデータベースに記憶されている情報の一例を示す図である。
図1に示した情報処理装置における判定方法のうち、基準液質値の設定方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図1に示した情報処理装置における判定方法のうち、洗浄された部材を構成要素として製造された半導体デバイスが良品であるか否かを判定する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
時系列データである基準液質値と、液質情報に含まれる液質値の時系列データとの一例を示すグラフである。
第2の実施の形態に係る水処理システムを示す図である。
図8に示した情報処理装置が具備する構成要素の一例を示す図である。
図8に示した学習モデルの入出力の一例を示す図である。
図8に示した情報処理装置における判定方法のうち、学習フェーズの処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図8に示した情報処理装置における判定方法のうち、推論フェーズの処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

オルガノ株式会社
薬液精製システム
26日前
オルガノ株式会社
水処理装置および水処理方法
20日前
オルガノ株式会社
水処理装置および水処理方法
20日前
オルガノ株式会社
尿素処理装置および尿素処理方法
27日前
オルガノ株式会社
水処理システムおよびその運転方法
28日前
オルガノ株式会社
気体の処理方法および気体の処理装置
1日前
オルガノ株式会社
冷却水系制御方法および冷却水系制御装置
1か月前
オルガノ株式会社
タンパク質洗浄剤およびタンパク質洗浄方法
14日前
オルガノ株式会社
情報処理装置、判定方法および水処理システム
28日前
オルガノ株式会社
電池収容体、電池モジュール、および電池パック
22日前
オルガノ株式会社
水処理設備、制御装置、運転方法およびプログラム
21日前
オルガノ株式会社
液体処理システム、情報処理装置および情報処理方法
1か月前
オルガノ株式会社
冷却水系の薬注制御方法および冷却水系の薬注制御装置
1か月前
オルガノ株式会社
純水製造システム、回収処理水供給装置および純水製造方法
1か月前
オルガノ株式会社
非粒子状有機多孔質吸収体、および非粒子状有機多孔質吸収体の製造方法
1か月前
オルガノ株式会社
懸濁物質濃度の測定装置、懸濁物質濃度の測定方法、晶析反応システム、および晶析反応方法
1か月前
オルガノ株式会社
強酸性カチオン交換樹脂の製造方法および製造設備、ならびに該強酸性カチオン交換樹脂の再利用方法
14日前
オルガノ株式会社
強塩基性アニオン交換樹脂の製造方法および製造設備、ならびに該強塩基性アニオン交換樹脂の再利用方法
14日前
東ソー株式会社
絶縁電線
7日前
APB株式会社
蓄電セル
5日前
個人
フレキシブル電気化学素子
19日前
株式会社ユーシン
操作装置
19日前
ローム株式会社
半導体装置
21日前
日新イオン機器株式会社
イオン源
15日前
ローム株式会社
半導体装置
6日前
ローム株式会社
半導体装置
26日前
株式会社ホロン
冷陰極電子源
13日前
オムロン株式会社
電磁継電器
20日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
19日前
株式会社ホロン
冷陰極電子源
26日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
19日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
19日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
今日
株式会社GSユアサ
蓄電装置
26日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
26日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
今日
続きを見る