TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025141803
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2025008375
出願日2025-01-21
発明の名称光学ガラスおよび光学素子
出願人HOYA株式会社,豪雅光電科技(威海)有限公司
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類C03C 3/064 20060101AFI20250919BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】高屈折率を維持しながら、比重が低減され、原料費が低減された光学ガラスおよび光学素子を提供すること。
【解決手段】SiO2の含有量が5質量%以上であり、B2O3の含有量が15質量%以下であり、Li2O、Na2O、およびK2Oの合計含有量[Li2O+Na2O+K2O]が1~15質量%であり、Li2O、Na2O、およびK2Oの合計含有量に対するLi2Oの含有量の質量比[Li2O/(Li2O+Na2O+K2O)]が0.5以下であり、Li2O、Na2O、およびK2Oの合計含有量に対するK2Oの含有量の質量比[K2O/(Li2O+Na2O+K2O)]が0.5以下であり、MgO、CaO、SrO、およびBaOの合計含有量に対するLi2O、Na2O、およびK2Oの合計含有量の質量比[(Li2O+Na2O+K2O)/(MgO+CaO+SrO+BaO)]が0.6以下である、光学ガラス。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
SiO
2
の含有量が5質量%以上であり、

2

3
の含有量が15質量%以下であり、
Li
2
O、Na
2
O、およびK
2
Oの合計含有量[Li
2
O+Na
2
O+K
2
O]が1~15質量%であり、
Li
2
O、Na
2
O、およびK
2
Oの合計含有量に対するLi
2
Oの含有量の質量比[Li
2
O/(Li
2
O+Na
2
O+K
2
O)]が0.5以下であり、
Li
2
O、Na
2
O、およびK
2
Oの合計含有量に対するK
2
Oの含有量の質量比[K
2
O/(Li
2
O+Na
2
O+K
2
O)]が0.5以下であり、
MgO、CaO、SrO、およびBaOの合計含有量に対するLi
2
O、Na
2
O、およびK
2
Oの合計含有量の質量比[(Li
2
O+Na
2
O+K
2
O)/(MgO+CaO+SrO+BaO)]が0.6以下であり、
TiO
2
の含有量が15質量%以上であり、
Nb
2

5
の含有量が1~30質量%であり、
TiO
2
の含有量に対するSiO
2
の含有量の質量比[SiO
2
/TiO
2
]が1.0以下であり、
MgO、CaO、SrO、およびBaOの合計含有量[MgO+CaO+SrO+BaO]が5質量%以上であり、
MgO、CaO、SrO、およびBaOの合計含有量に対するBaOの含有量の質量比[BaO/(MgO+CaO+SrO+BaO)]が0.7以下であり、
TiO
2
続きを表示(約 75 文字)【請求項2】
請求項1に記載の光学ガラスからなる光学素子。
【請求項3】
請求項1に記載の光学ガラスからなる導光板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学ガラスおよび光学素子に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、AR(拡張現実)、MR(複合現実)、およびVR(仮想現実)技術の進展に伴い、ARデバイス、MRデバイス、およびVRデバイスとして、例えばゴーグル型あるいは眼鏡型の表示装置が開発されている。例えばゴーグル型の表示装置には、高屈折率かつ低比重であるレンズが要求され、このようなレンズに適用できるガラスの需要が高まっている。しかしながら、現状では、このようなレンズに適用できるガラスには、高屈折率かつ低比重という特性を達成するために、NbやLiといった原料費の高いガラス成分が使用されている。そのため、原料費の増大が問題となっている。
【0003】
特許文献1には高屈折率の光学ガラスが開示されている。しかしながら、特許文献1の光学ガラスでは、ARデバイス等に用いるレンズとして採用するには、屈折率に対して比重が大きく、NbやLiといった原料費の高いガラス成分が多く含まれている。
【0004】
そこで、高屈折率を維持しながら比重が低減され、原料費を低減できる光学ガラスが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開2021/171950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、高屈折率を維持しながら、比重が低減され、原料費が低減された光学ガラスおよび光学素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨は以下のとおりである。
(1) SiO
2
の含有量が5質量%以上であり、

2

3
の含有量が15質量%以下であり、
Li
2
O、Na
2
O、およびK
2
Oの合計含有量[Li
2
O+Na
2
O+K
2
O]が1~15質量%であり、
Li
2
O、Na
2
O、およびK
2
Oの合計含有量に対するLi
2
Oの含有量の質量比[Li
2
O/(Li
2
O+Na
2
O+K
2
O)]が0.5以下であり、
Li
2
O、Na
2
O、およびK
2
Oの合計含有量に対するK
2
Oの含有量の質量比[K
2
O/(Li
2
O+Na
2
O+K
2
O)]が0.5以下であり、
MgO、CaO、SrO、およびBaOの合計含有量に対するLi
2
O、Na
2
O、およびK
2
Oの合計含有量の質量比[(Li
2
O+Na
2
O+K
2
O)/(MgO+CaO+SrO+BaO)]が0.6以下であり、
TiO
2
の含有量が15質量%以上であり、
Nb
2

5
の含有量が1~30質量%であり、
TiO
2
の含有量に対するSiO
2
の含有量の質量比[SiO
2
/TiO
2
]が1.0以下であり、
MgO、CaO、SrO、およびBaOの合計含有量[MgO+CaO+SrO+BaO]が5質量%以上であり、
MgO、CaO、SrO、およびBaOの合計含有量に対するBaOの含有量の質量比[BaO/(MgO+CaO+SrO+BaO)]が0.7以下であり、
【0008】
(2) 上記(1)に記載の光学ガラスからなる光学素子。
【0009】
(3) 上記(1)に記載の光学ガラスからなる導光板。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高屈折率を維持しながら、比重が低減され、原料費が低減された光学ガラスおよび光学素子を提供できる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

HOYA株式会社
光学ガラス及び光学素子
8日前
HOYA株式会社
光学ガラスおよび光学素子
4日前
HOYA株式会社
銀含有偏光ガラスおよび光アイソレータ
15日前
HOYA株式会社
銀含有偏光ガラスおよび光アイソレータ
15日前
HOYA株式会社
荷電粒子線装置の校正基板、および荷電粒子線装置
15日前
HOYA株式会社
マスクブランク、転写用マスク、及び表示装置の製造方法
15日前
HOYA株式会社
フォトマスク、及び表示装置の製造方法
1日前
HOYA株式会社
多層反射膜付き基板、反射型マスクブランク、反射型マスク、及び半導体装置の製造方法
9日前
HOYA株式会社
導電膜付き基板、多層反射膜付き基板、マスクブランク、反射型マスク、および半導体装置の製造方法
12日前
HOYA株式会社
リング状物体の製造方法、成膜装置、ハードディスクドライブ用スペーサ、及びハードディスクドライブ装置
4日前
HOYA株式会社
磁気記録媒体基板用または磁気記録再生装置用ガラススペーサ用のガラス、磁気記録媒体基板、磁気記録媒体、磁気記録再生装置用ガラススペーサおよび磁気記録再生装置
17日前
個人
ガラス製品の製造方法
3か月前
日本電気硝子株式会社
封着材料ペースト
11日前
信越化学工業株式会社
ガラス母材の延伸方法
3か月前
ノリタケ株式会社
封止用グリーンシート
8日前
日本電気硝子株式会社
ガラスの製造方法
2か月前
AGC株式会社
車両用窓ガラスとその製造方法
16日前
AGC株式会社
感光性ガラス
1か月前
ノリタケ株式会社
ガラス接合材およびその利用
8日前
AGC株式会社
複層ガラス、高地対応複層ガラス
1か月前
信越化学工業株式会社
光ファイバ母材の製造方法
3か月前
ノリタケ株式会社
ガラス接合材及びその利用
8日前
日本板硝子株式会社
ビル用複層ガラス
1か月前
ノリタケ株式会社
ガラス接合材及びその利用
8日前
日本電気硝子株式会社
ガラス製造装置
16日前
ノリタケ株式会社
組立体の製造方法および組立体
8日前
白金科技股分有限公司
微小球およびその調製方法
3か月前
日本電気硝子株式会社
ガラス板の製造方法
29日前
AGC株式会社
合わせガラス
1か月前
信越化学工業株式会社
石英ガラス棒およびその製造方法
22日前
日本板硝子株式会社
車両用合わせガラス体
3か月前
日本電気硝子株式会社
ガラス物品の製造方法
1か月前
日本電気硝子株式会社
ガラス物品の製造方法
10日前
AGC株式会社
ガラス及びその製造方法
3か月前
AGC株式会社
成形装置、及び成形方法
3か月前
日本板硝子株式会社
車両用調光合わせガラス
3か月前
続きを見る