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公開番号2025154354
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057298
出願日2024-03-29
発明の名称光学ガラス及び光学素子
出願人HOYA株式会社,豪雅光電科技(威海)有限公司
代理人弁理士法人特許事務所サイクス
主分類C03C 3/19 20060101AFI20251002BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】熱膨張係数が低いリン酸系ガラスを提供すること。
【解決手段】質量基準で、B2O3含有量が3.00%以上70.00%以下、P2O5含有量が47.00%以上80.00%以下、Al2O3含有量が13.00%以下、Li2O含有量が0.01%以上、Na2O含有量が5.00%以下、CaO含有量が18.00%以下、ZnO含有量が23.00%以下、合計含有量(P2O5+B2O3+SiO2)が66.00%以上84.00%以下、合計含有量(MgO+CaO+SrO+BaO)が26.00%以下、ただし、合計含有量(MgO+CaO+SrO+BaO)が15.00%以上26.00%以下の場合は合計含有量(P2O5+B2O3+SiO2)が69.00%以上84.00%以下、合計含有量(Li2O+Na2O+K2O)が15.00%以下、質量比(P2O5/B2O3)が18.00以下、質量比(Na2O/(Li2O+Na2O+K2O))が0.50以下、合計含有量(MgO+CaO)が2.00%以上、質量比((Li2O+BaO)/B2O3)が0.59以下、質量比((Al2O3+BaO)/Li2O)が2.77以下、質量比((MgO+CaO)/(Li2O+Na2O+K2O))が6.10以下、質量比((MgO+CaO+SrO+BaO+ZnO)/(P2O5+B2O3+SiO2))が0.36以下、屈折率ndが1.70000以下、アッベ数νdが60.00以上、並びに、100℃~300℃における平均線膨張係数αが130×10-7/K以下である光学ガラス。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
質量基準で、




含有量が3.00%以上70.00%以下、




含有量が47.00%以上80.00%以下、
Al



含有量が13.00%以下、
Li

O含有量が0.01%以上、
Na

O含有量が5.00%以下、
CaO含有量が18.00%以下、
ZnO含有量が23.00%以下、




、B



及びSiO

の合計含有量(P



+B



+SiO

)が66.00%以上84.00%以下、
MgO、CaO、SrO及びBaOの合計含有量(MgO+CaO+SrO+BaO)が26.00%以下、ただし、MgO、CaO、SrO及びBaOの合計含有量(MgO+CaO+SrO+BaO)が15.00%以上26.00%以下の場合はP



、B



及びSiO

の合計含有量(P



+B



+SiO

)が69.00%以上84.00%以下、
Li

O、Na

O及びK

Oの合計含有量(Li

O+Na

O+K

O)が15.00%以下、




含有量に対するP



含有量の質量比(P

続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
La



、Gd



及びY



の合計含有量(La



+Gd



+Y



)が7.00%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項3】
Nb



含有量が5.00%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項4】
MgO、CaO、SrO及びBaOの合計含有量(MgO+CaO+SrO+BaO)が4.90%以上26.00%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項5】
Li

O、Na

O及びK

Oの合計含有量に対するNa

O含有量の質量比(Na

O/(Li

O+Na

O+K

O))が0.19以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項6】
ZnO及びBaOの合計含有量(ZnO+BaO)が20.50%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項7】
SiO

含有量が5.00%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項8】
CaO含有量が9.00%未満であるか、又は、
CaO含有量が9.00%以上18.00%以下であって且つSrO及びBaOの合計含有量(SrO+BaO)が3.00%未満である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項9】
SrO及びBaOの合計含有量(SrO+BaO)が13.00%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項10】
SrO、BaO及びK

Oの合計含有量(SrO+BaO+K

O)が13.00%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学ガラス及び光学素子に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
リン酸系ガラスは、一般に低分散性を有する光学ガラスであり、各種光学素子の材料として利用されている(例えば特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-269980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
光学ガラスに望まれる物性の一つとしては、熱膨張係数が低いことが挙げられる。例えば、熱膨張係数が小さい光学ガラスによれば、プレス成形におけるガラスの割れやクラックの発生を抑制できるからである。
【0005】
本発明の一態様は、熱膨張係数が低いリン酸系ガラスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、下記のガラス組成を有するリン酸系ガラスが、低い熱膨張係数を示すことができることを新たに見出した。
【0007】
本発明の一態様は、以下の通りである。
[1]質量基準で、




含有量が3.00%以上70.00%以下、




含有量が47.00%以上80.00%以下、
Al



含有量が13.00%以下、
Li

O含有量が0.01%以上、
Na

O含有量が5.00%以下、
CaO含有量が18.00%以下、
ZnO含有量が23.00%以下、




、B



及びSiO

の合計含有量(P



+B



+SiO

)が66.00%以上84.00%以下、
MgO、CaO、SrO及びBaOの合計含有量(MgO+CaO+SrO+BaO)が26.00%以下、ただし、MgO、CaO、SrO及びBaOの合計含有量(MgO+CaO+SrO+BaO)が15.00%以上26.00%以下の場合はP



、B



及びSiO

の合計含有量(P



+B



+SiO

)が69.00%以上84.00%以下、
Li

O、Na

O及びK

Oの合計含有量(Li

O+Na

O+K

O)が15.00%以下、




含有量に対するP



【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、熱膨張係数が低いリン酸系ガラスである光学ガラス、及び、この光学ガラスからなる光学素子を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[光学ガラス]
<ガラス組成>
本発明及び本明細書では、ガラス組成を、酸化物基準のガラス組成で表示する。ここで「酸化物基準のガラス組成」とは、ガラス原料が熔融時にすべて分解されてガラス中で酸化物として存在するものとして換算することにより得られるガラス組成をいうものとする。また、特記しない限り、ガラス組成は質量基準(質量%、質量比)で表示するものとする。
本発明及び本明細書におけるガラス組成は、例えばICP-AES(Inductively Coupled Plasma-Atomic Emission Spectrometry)等の方法により求めることができる。定量分析は、ICP-AESを用い、各元素別に行われる。その後、分析値は酸化物表記に換算される。ICP-AESによる分析値は、例えば、分析値の±5%程度の測定誤差を含んでいることがある。したがって、分析値から換算された酸化物表記の値についても、同様に±5%程度の誤差を含んでいることがある。
また、本発明及び本明細書において、ある成分について、「実質的に含まない」、「含まない」、「導入しない」又は「構成成分の含有量が0.00%」とは、この成分の含有量が不純物レベル程度以下であることを指す。不純物レベル程度以下とは、例えば、0.01質量%未満であることを意味する。
【0010】
以下、上記光学ガラスのガラス組成について、更に詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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