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公開番号
2025155889
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2025020278
出願日
2025-02-10
発明の名称
光学ガラスおよび光学素子
出願人
HOYA株式会社
,
豪雅光電科技(威海)有限公司
代理人
弁理士法人特許事務所サイクス
主分類
C03C
3/093 20060101AFI20251002BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】部分分散比PC,tが高く、かつ部分分散比Pg,Fが低い光学ガラスを提供すること。
【解決手段】質量基準で、SiO
2
含有量が25.00%以上56.00%以下、B
2
O
3
含有量が16.50%以上50.00%以下、Na
2
O含有量が2.00%超20.00%以下、ZrO
2
含有量が2.00%以上15.00%以下、Nb
2
O
5
含有量が10.00%以下、SiO
2
、B
2
O
3
およびAl
2
O
3
の合計含有量に対するアルカリ金属酸化物R
2
O含有量の質量比(R
2
O/(SiO
2
+B
2
O
3
+Al
2
O
3
))が0.091以上0.250以下、Nb
2
O
5
、TiO
2
、WO
3
およびTa
2
O
5
の合計含有量(Nb
2
O
5
+TiO
2
+WO
3
+Ta
2
O
5
)が14.00%以下、かつ波長400nm~700nmにおける外部透過率が厚さ10.0mm換算で70%以上である光学ガラス。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
質量基準で、
SiO
2
含有量が25.00%以上56.00%以下、
B
2
O
3
含有量が16.50%以上50.00%以下、
Na
2
O含有量が2.00%超20.00%以下、
ZrO
2
含有量が2.00%以上15.00%以下、
Nb
2
O
5
含有量が10.00%以下、
SiO
2
、B
2
O
3
およびAl
2
O
3
の合計含有量に対するアルカリ金属酸化物R
2
O含有量の質量比(R
2
O/(SiO
2
+B
2
O
3
+Al
2
O
3
))が0.091以上0.250以下、
Nb
2
O
5
、TiO
2
、WO
3
およびTa
2
O
5
の合計含有量(Nb
2
O
5
+TiO
2
+WO
3
+Ta
2
O
5
)が14.00%以下、かつ
波長400nm~700nmにおける外部透過率が厚さ10.0mm換算で70%以上である光学ガラス。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
アルカリ金属酸化物R
2
O含有量に対するLi
2
OとNa
2
Oとの合計含有量の質量比((Li
2
O+Na
2
O)/R
2
O)が0.520以上1.000以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項3】
希土類酸化物Ln
2
O
3
含有量が0.00%以上20.00%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項4】
アルカリ金属酸化物R
2
O含有量に対するアルカリ土類金属酸化物R’O含有量の質量比(R’O/R
2
O)が0.000以上1.800以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項5】
ZrO
2
含有量に対するアルカリ金属酸化物R
2
O含有量の質量比(R
2
O/ZrO
2
)が0.620超である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項6】
アルカリ金属酸化物R
2
Oとアルカリ土類金属酸化物R’Oとの合計含有量(R
2
O+R’O)が5.00%以上25.00%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項7】
SiO
2
含有量に対するアルカリ金属酸化物R
2
OとB
2
O
3
との合計含有量の質量比((R
2
O+B
2
O
3
)/SiO
2
)が0.100以上1.400以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項8】
SiO
2
、B
2
O
3
およびAl
2
O
3
の合計含有量(SiO
2
+B
2
O
3
+Al
2
O
3
)が50.00%以上74.00%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項9】
SiO
2
とZrO
2
との合計含有量(SiO
2
+ZrO
2
)が41.00%以上60.00%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項10】
SiO
2
とB
2
O
3
との合計含有量に対するB
2
O
3
含有量の質量比(B
2
O
3
/(SiO
2
+B
2
O
3
))が0.225以上0.495以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学ガラスおよび光学素子に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
光学ガラスは、レンズ等の光学素子用材料として使用することができる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
CN114907009A
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、光学ガラスとして、赤外域における異常分散性の指標である部分分散比PC,tが高い光学ガラスが求められている。例えば、そのような光学ガラスからなるレンズは、監視カメラ用、防犯カメラ用等の接合レンズを構成するレンズとして好適である。更に、光学素子の紫外域における色収差補正能力向上のためには、光学ガラスの部分分散比Pg,Fが低いことが望ましい。
【0005】
以上に鑑み、本発明の一態様は、部分分散比PC,tが高く、かつ部分分散比Pg,Fが低い光学ガラスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、以下の通りである。
[1]質量基準で、
SiO
2
含有量が25.00%以上56.00%以下、
B
2
O
3
含有量が16.50%以上50.00%以下、
Na
2
O含有量が2.00%超20.00%以下、
ZrO
2
含有量が2.00%以上15.00%以下、
Nb
2
O
5
含有量が10.00%以下、
SiO
2
、B
2
O
3
およびAl
2
O
3
の合計含有量に対するアルカリ金属酸化物R
2
O含有量の質量比(R
2
O/(SiO
2
+B
2
O
3
+Al
2
O
3
))が0.091以上0.250以下、
Nb
2
O
5
、TiO
2
、WO
3
およびTa
2
O
5
の合計含有量(Nb
2
O
5
+TiO
2
+WO
3
+Ta
2
O
5
)が14.00%以下、かつ
波長400nm~700nmにおける外部透過率が厚さ10.0mm換算で70%以上である光学ガラス。
[2]アルカリ金属酸化物R
2
O含有量に対するLi
2
OとNa
2
Oとの合計含有量の質量比((Li
2
O+Na
2
O)/R
2
O)が0.520以上1.000以下である、[1]に記載の光学ガラス(以下、単に「光学ガラス」または「ガラス」とも記載する)。
[3]希土類酸化物Ln
2
O
3
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、部分分散比PC,tが高く、かつ部分分散比Pg,Fが低い光学ガラスを提供できる。また、本発明の一態様によれば、かかる光学ガラスからなる光学素子も提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[光学ガラス]
<ガラス組成>
本発明および本明細書では、ガラス組成を、酸化物基準のガラス組成で表示する。ここで「酸化物基準のガラス組成」とは、ガラス原料が熔融時にすべて分解されてガラス中で酸化物として存在するものとして換算することにより得られるガラス組成をいうものとする。また、特記しない限り、ガラス組成は質量基準(質量%、質量比)で表示するものとする。
本発明および本明細書におけるガラス組成は、例えばICP-AES(Inductively Coupled Plasma-Atomic Emission Spectrometry)等の方法により求めることができる。定量分析は、ICP-AESを用い、各元素別に行われる。その後、分析値は酸化物表記に換算される。ICP-AESによる分析値は、例えば、分析値の±5%程度の測定誤差を含んでいることがある。したがって、分析値から換算された酸化物表記の値についても、同様に±5%程度の誤差を含んでいることがある。
また、本発明および本明細書において、構成成分の含有量が0.0%または含まないもしくは導入しないとは、この構成成分を実質的に含まないことを意味し、この構成成分の含有量が不純物レベル程度以下であることを指す。不純物レベル程度以下とは、例えば、0.01%未満であることを意味する。
【0009】
以下、上記光学ガラスのガラス組成について、更に詳細に説明する。
【0010】
SiO
2
含有量は、ガラスの部分分散比PC,tを高め、化学的耐久性を改善し、かつ熱的安定性を維持する観点から、25.00%以上であり、27.00%以上であることが好ましく、29.00%以上、31.00%以上、33.00%以上の順により好ましい。
SiO
2
含有量は、熔融性の維持の観点から、56.00%以下であり、53.00%以下であることが好ましく、50.00%以下、47.00%以下、44.00%以下、41.00%以下、38.00%以下、35.00%以下の順により好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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