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公開番号
2025175951
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-03
出願番号
2025056492
出願日
2025-03-28
発明の名称
光学ガラスおよび光学素子
出願人
HOYA株式会社
,
豪雅光電科技(威海)有限公司
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
C03C
3/21 20060101AFI20251126BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】 低屈折率で高分散であり、熱的安定性に優れる光学ガラス、ならびに前記光学ガラスからなる光学素子を提供すること。
【解決手段】 P
2
O
5
の含有量が26.00質量%以上であり、B
2
O
3
の含有量が1.00質量%以下であり、SiO
2
の含有量が5.00質量%以下であり、Na
2
Oの含有量が10.00~28.00質量%であり、TiO
2
の含有量が8.00~24.00質量%であり、Al
2
O
3
の含有量が2.00~10.00質量%であり、Nb
2
O
5
の含有量が10.00質量%以下であり、Al
2
O
3
の含有量に対するB
2
O
3
の含有量の質量比[B
2
O
3
/Al
2
O
3
]が0.500以下であり、Li
2
OおよびNa
2
Oの合計含有量に対するK
2
Oの含有量の質量比[K
2
O/(Li
2
O+Na
2
O)]が0.100以上であり、WO
3
、Bi
2
O
3
、およびZrO
2
の合計含有量[WO
3
+Bi
2
O
3
+ZrO
2
]が5.80質量%以下であり、TiO
2
およびNb
2
O
5
の合計含有量[TiO
2
+Nb
2
O
5
]が10.00~24.00質量%である、光学ガラス。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
P
2
O
5
の含有量が26.00質量%以上であり、
B
2
O
3
の含有量が1.00質量%以下であり、
SiO
2
の含有量が5.00質量%以下であり、
Na
2
Oの含有量が10.00~28.00質量%であり、
TiO
2
の含有量が8.00~24.00質量%であり、
Al
2
O
3
の含有量が2.00~10.00質量%であり、
Nb
2
O
5
の含有量が10.00質量%以下であり、
Al
2
O
3
の含有量に対するB
2
O
3
の含有量の質量比[B
2
O
3
/Al
2
O
3
]が0.500以下であり、
Li
2
OおよびNa
2
Oの合計含有量に対するK
2
Oの含有量の質量比[K
2
O/(Li
2
O+Na
2
O)]が0.100以上であり、
WO
3
、Bi
2
O
3
、およびZrO
2
の合計含有量[WO
3
+Bi
2
O
3
+ZrO
2
]が5.80質量%以下であり、
TiO
2
およびNb
2
O
5
の合計含有量[TiO
2
+Nb
2
O
5
]が10.00~24.00質量%である、光学ガラス。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
WO
3
およびBi
2
O
3
の合計含有量[WO
3
+Bi
2
O
3
]が5.80質量%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項3】
ZnO、MgO、CaO、SrO、およびBaOの合計含有量[ZnO+MgO+CaO+SrO+BaO]が3.80質量%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項4】
Al
2
O
3
の含有量に対するLi
2
O、Na
2
O、K
2
O、MgO、CaO、SrO、およびBaOの合計含有量の質量比[(Li
2
O+Na
2
O+K
2
O+MgO+CaO+SrO+BaO)/Al
2
O
3
]が6.400以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項5】
アッベ数νdが27.00~33.00である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項6】
屈折率ndが1.600~1.660である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項7】
アッベ数νdおよび屈折率ndが下記式を満たす、請求項1に記載の光学ガラス。
nd<-0.0106×νd+1.950
【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載の光学ガラスからなる光学素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学ガラスおよび光学素子に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
低屈折率で高分散である光学ガラスは、光学系の設計において、色収差を補正し、光学系を高機能化、コンパクト化する上で利用価値が高い。このような低屈折率で高分散である光学ガラスにおいて、さらに、結晶や脈理の形成を抑制できるような、優れた熱的安定性が求められている。
【0003】
特許文献1、2には、比較的、低屈折率で高分散である光学ガラスが開示されている。しかしながら、近年では、特許文献1、2に開示された光学ガラスよりも、より高分散である光学ガラスが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-108395号公報
国際公開第2019/082419号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、低屈折率で高分散であり、熱的安定性に優れる光学ガラス、ならびに前記光学ガラスからなる光学素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨は以下のとおりである。
(1) P
2
O
5
の含有量が26.00質量%以上であり、
B
2
O
3
の含有量が1.00質量%以下であり、
SiO
2
の含有量が5.00質量%以下であり、
Na
2
Oの含有量が10.00~28.00質量%であり、
TiO
2
の含有量が8.00~24.00質量%であり、
Al
2
O
3
の含有量が2.00~10.00質量%であり、
Nb
2
O
5
の含有量が10.00質量%以下であり、
Al
2
O
3
の含有量に対するB
2
O
3
の含有量の質量比[B
2
O
3
/Al
2
O
3
]が0.500以下であり、
Li
2
OおよびNa
2
Oの合計含有量に対するK
2
Oの含有量の質量比[K
2
O/(Li
2
O+Na
2
O)]が0.100以上であり、
WO
3
、Bi
2
O
3
、およびZrO
2
の合計含有量[WO
3
+Bi
2
O
3
+ZrO
2
]が5.80質量%以下であり、
TiO
2
およびNb
2
O
5
の合計含有量[TiO
2
+Nb
2
O
5
【0007】
(2) WO
3
およびBi
2
O
3
の合計含有量[WO
3
+Bi
2
O
3
]が5.80質量%以下である、(1)に記載の光学ガラス。
【0008】
(3) ZnO、MgO、CaO、SrO、およびBaOの合計含有量[ZnO+MgO+CaO+SrO+BaO]が3.80質量%以下である、(1)に記載の光学ガラス。
【0009】
(4) Al
2
O
3
の含有量に対するLi
2
O、Na
2
O、K
2
O、MgO、CaO、SrO、およびBaOの合計含有量の質量比[(Li
2
O+Na
2
O+K
2
O+MgO+CaO+SrO+BaO)/Al
2
O
3
]が6.400以下である、(1)に記載の光学ガラス。
【0010】
(5) アッベ数νdが27.00~33.00である、(1)に記載の光学ガラス。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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