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公開番号
2025141786
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024208516
出願日
2024-11-29
発明の名称
ポリオール組成物、塗料組成物、硬化物、塗装物、及び塗料組成物の製造方法
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
69/00 20060101AFI20250919BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本発明は、貯蔵後も塗装安定性に優れたポリオール組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】ポリオール(A)、塩基性物質(B)、及び金属触媒(C)を含み、pHが7~10であり、前記ポリオール(A)がポリカーボネートポリオールを含み、前記ポリオール(A)の重量平均分子量が8000以下であり、かつ前記ポリオール(A)の水酸基価が30~300mgKOH/gである、ポリオール組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオール(A)、塩基性物質(B)、及び金属触媒(C)を含み、
pHが7~10であり、
前記ポリオール(A)がポリカーボネートポリオールを含み、
前記ポリオール(A)の重量平均分子量が8000以下であり、かつ前記ポリオール(A)の水酸基価が30~300mgKOH/gである、ポリオール組成物。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
艶消し剤(D)をさらに含む、請求項1に記載のポリオール組成物。
【請求項3】
前記艶消し剤(D)が無機微粒子である、請求項2に記載のポリオール組成物。
【請求項4】
前記艶消し剤(D)の平均粒子径が1~30μmである、請求項2に記載のポリオール組成物。
【請求項5】
分散剤(E)をさらに含む、請求項1に記載のポリオール組成物。
【請求項6】
前記分散剤(E)がリン酸エステル、及びアクリル系重合物からなる群から選択される1種以上である、請求項5に記載のポリオール組成物。
【請求項7】
チクソトロピック剤(F)をさらに含む、請求項1に記載のポリオール組成物。
【請求項8】
前記チクソトロピック剤(F)がアクリル系重合物、アマイド系重合物、及びノニオン系重合物からなる群から選択される1種以上である、請求項7に記載のポリオール組成物。
【請求項9】
表面調整剤(G)をさらに含む、請求項1に記載のポリオール組成物。
【請求項10】
前記表面調整剤(G)がシリコーン系重合物である、請求項9に記載のポリオール組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリオール組成物、塗料組成物、硬化物、塗装物、及び塗料組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ポリウレタン樹脂は、合成皮革、人工皮革、接着剤、家具用塗料、自動車用塗料等の幅広い領域で使用されている。ポリウレタン樹脂の原料のうち、イソシアネートと反応させるポリオール成分としてポリエーテルポリオールやポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオールが用いられている。近年では特に、耐熱性、耐候性、耐加水分解性、耐溶剤性や耐日焼け止め性、耐傷付き性等、ポリウレタン樹脂の耐性への要求が高まっている。
【0003】
一般的に、ポリオール成分としてポリカーボネートポリオールを用いたポリウレタン樹脂は、ポリエーテルポリオールやポリエステルポリオールを用いたポリウレタン樹脂よりも耐湿熱性、耐溶剤性、耐日焼け止め性、耐傷付き性等に優れることが知られている。例えば、特許文献1には、ポリオール成分としてポリカーボネートジオールを使用した塗料組成物が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-012769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されたような、ポリオール成分としてポリカーボネートポリオールを用いた塗料組成物は貯蔵安定性、特に貯蔵後の塗装安定性に改善の余地がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、貯蔵後も塗装安定性に優れたポリオール組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討した結果、特定の構成のポリオール組成物を使用することで貯蔵後も塗装安定性に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、下記の態様を含むものである。
[1]
ポリオール(A)、塩基性物質(B)、及び金属触媒(C)を含み、
pHが7~10であり、
前記ポリオール(A)がポリカーボネートポリオールを含み、
前記ポリオール(A)の重量平均分子量が8000以下であり、かつ前記ポリオール(A)の水酸基価が30~300mgKOH/gである、ポリオール組成物。
[2]
艶消し剤(D)をさらに含む、[1]に記載のポリオール組成物。
[3]
前記艶消し剤(D)が無機微粒子である、[2]に記載のポリオール組成物。
[4]
前記艶消し剤(D)の平均粒子径が1~30μmである、[2]又は[3]に記載のポリオール組成 物。
[5]
分散剤(E)をさらに含む、[1]~[4]のいずれかに記載のポリオール組成物。
[6]
前記分散剤(E)がリン酸エステル、及びアクリル系重合物からなる群から選択される1種以上である、[5]に記載のポリオール組成物。
[7]
チクソトロピック剤(F)をさらに含む、[1]~[6]のいずれかに記載のポリオール組成物。
[8]
前記チクソトロピック剤(F)がアクリル系重合物、アマイド系重合物、及びノニオン系重合物からなる群から選択される1種以上である、[7]に記載のポリオール組成物。
[9]
表面調整剤(G)をさらに含む、[1]~[8]のいずれかに記載のポリオール組成物。
[10]
前記表面調整剤(G)がシリコーン系重合物である、[9]に記載のポリオール組成物。
[11]
消泡剤(H)をさらに含む、[1]~[10]のいずれかに記載のポリオール組成物。
[12]
前記消泡剤(H)がビニル系重合物である、[11]に記載のポリオール組成物。
[13]
前記ポリオール(A)が水分散可能なポリオールである、[1]~[12]のいずれかに記載のポリ オール組成物。
[14]
前記塩基性物質(B)の沸点が50℃以上である、[1]~[13]のいずれかに記載のポリオール 組成物。
[15]
前記塩基性物質(B)がアミン化合物である、[1]~[14]のいずれかに記載のポリオール組成物。
[16]
前記金属触媒(C)が亜鉛、スズ、ビスマス、コバルト、ジルコニウム、マンガン、リチウム、及びマグネシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属を含む、[1]~[15]のいずれかに記載のポリオール組成物。
[17]
[1]~[16]のいずれかに記載のポリオール組成物と、硬化剤(I)とを含む、塗料組成物。
[18]
前記ポリオール(A)と前記硬化剤(I)との合計100質量部に対して、前記金属触媒(C)の含有量が0.01~0.4質量部である、[17]に記載の塗料組成物。
[19]
[1]~[16]のいずれかに記載のポリオール組成物、及び硬化剤(I)を含み、前記ポリオール組成物が艶消し剤(D)含み、前記ポリオール(A)と前記硬化剤(I)との合計100質量部に対して、前記艶消し剤(D)の含有量が5~10質量部である、塗料組成物。
[20]
水系である、[17]~[19]のいずれかに記載の塗料組成物。
[21]
pHが7~10である、[17]~[20]のいずれかに記載の塗料組成物。
[22]
[17]~[21]のいずれかに記載の塗料組成物の硬化物。
[23]
[22]に記載の硬化物と、基材とを含む塗装物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば貯蔵後も塗装安定性に優れたポリオール組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」と略記する。)について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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