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公開番号
2025151764
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053348
出願日
2024-03-28
発明の名称
酸性植物ミルク含有飲料
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23L
2/52 20060101AFI20251002BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】粘度を過剰に高めることなく、水不溶性成分の再分散性が向上した酸性植物ミルク含有飲料の提供。
【解決手段】水分散時の平均粒子径が13.0μm以下であるセルロースと、安定剤とを含有し、pHが6.0以下である、酸性植物ミルク含有飲料、前記安定剤が、ペクチン又は大豆多糖類である、請求項1に記載の酸性植物ミルク含有飲料、前記セルロースが、結晶セルロース又は結晶セルロース複合体である、前記いずれかに記載の酸性植物ミルク含有飲料、pHが、4.0以上5.0以下である、前記いずれかに記載の酸性植物ミルク含有飲料、及び、飲料の粘度が、20.0mPa・s以下である、前記いずれかに記載の酸性植物ミルク含有飲料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
水分散時の平均粒子径が13.0μm以下であるセルロースと、安定剤とを含有し、pHが6.0以下である、酸性植物ミルク含有飲料。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記安定剤が、ペクチン又は大豆多糖類である、請求項1に記載の酸性植物ミルク含有飲料。
【請求項3】
前記セルロースが、結晶セルロースである、請求項1に記載の酸性植物ミルク含有飲料。
【請求項4】
前記セルロースが、結晶セルロース複合体である、請求項1に記載の酸性植物ミルク含有飲料。
【請求項5】
前記セルロースが、水溶性高分子として天然多糖類を含有する結晶セルロース複合体である、請求項4に記載の酸性植物ミルク含有飲料。
【請求項6】
pHが、4.0以上5.0以下である、請求項1に記載の酸性植物ミルク含有飲料。
【請求項7】
B型粘度計にて測定される飲料の粘度が、20.0mPa・s以下である、請求項1~6のいずれかに記載の酸性植物ミルク含有飲料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料中における水不溶性成分の再分散性を向上させた、低粘度な酸性植物ミルク含有飲料の提供に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、SDGsや動物福祉、嗜好の多様化、栄養補給など様々な要因から、植物性の原料を用いた乳代替飲料など、様々な植物ミルク含有飲料が開発され、市販されている。これらの植物ミルク含有飲料は、主要原料の違いやフレーバーの有無などにより様々な種類が作られているが、飲料中における水不溶性成分の安定性が低く、まだら状の凝集が発生したり、飲料容器の底部に水不溶性成分が沈殿するといった課題がある。
【0003】
酸性飲料においては特に、飲料中の水不溶性成分のなかでも、特にタンパク質などが激しく凝集することから、通常の飲料用安定剤では安定化させることが難しく、酸性飲料に適した種類の安定剤を用いる必要がある。しかし、これら酸性飲料用の安定剤はいずれも、凝集防止効果は非常に高い一方で、沈殿を抑制する効果が低く、また沈殿が底部に張り付いてしまい、再分散性が悪化してしまうといった特徴がある。
【0004】
特許文献1には、ペクチンと発酵セルロースを添加した、低粘性酸性豆乳飲料が開示されている。しかし、発酵セルロースは高価な添加物であり、実施にはコスト面で難のあるものとなっている。特許文献2には、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC-Na)及び微結晶セルロースを添加した酸性乳飲料が開示されているが、充分な安定性を達成するためには多量の微結晶セルロースの添加を必要としており、コスト面や粘度面から実施には難のあるものとなっている。これに加えて、CMC-Naは、食品原材料表示の面で、消費者の印象があまり良くないという難点がある。特許文献3には、繊維状の不溶性セルロースを添加した酸性豆乳飲料が開示されている。しかし、当該文献において良好な結果を示しているのは高価な発酵セルロースを配合した飲料のみであり、微結晶セルロースを使用した場合には十分な効果を得られていない。また、発酵セルロースと微結晶セルロースを含有させた酸性豆乳飲料はいずれも、非常に高粘度である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-4809号公報
特開2002-345401号公報
特開2007-68410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
セルロースを用いた酸性飲料の物性を改善する方法は、複数の開示があるものの、いずれも課題の残るものである。特に、その多くが、非常に高粘度の飲料となっていることが問題である。このため、酸性飲料における水不溶性成分の分散安定性を、粘度を過剰に高めることなく改善する手法が求められている。
【0007】
本発明は、粘度を過剰に高めることなく、水不溶性成分の再分散性が向上した酸性植物ミルク含有飲料を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の大きさであるセルロースと、安定剤とを組み合わせて含有させることにより、粘度を抑えつつ、酸性植物ミルク含有飲料の水不溶性成分の再分散性を向上させられることを見出した。
【0009】
すなわち、本発明は、以下の態様を含む。
[1] 水分散時の平均粒子径が13.0μm以下であるセルロースと、安定剤とを含有し、pHが6.0以下である、酸性植物ミルク含有飲料。
[2] 前記安定剤が、ペクチン又は大豆多糖類である、前記[1]の酸性植物ミルク含有飲料。
[3] 前記セルロースが、結晶セルロースである、前記[1]又は[2]の酸性植物ミルク含有飲料。
[4] 前記セルロースが、結晶セルロース複合体である、前記[1]又は[2]の酸性植物ミルク含有飲料。
[5] 前記セルロースが、水溶性高分子として天然多糖類を含有する結晶セルロース複合体である、前記[4]の酸性植物ミルク含有飲料。
[6] pHが、4.0以上5.0以下である、前記[1]~[5]のいずれかの酸性植物ミルク含有飲料。
[7] B型粘度計にて測定される飲料の粘度が、20.0mPa・s以下である、前記[1]~[6]のいずれかの酸性植物ミルク含有飲料。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、水不溶性成分の再分散性が向上された、低粘度の酸性植物ミルク含有飲料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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