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公開番号
2025173471
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-27
出願番号
2025044063
出願日
2025-03-18
発明の名称
漂白方法及び漂白装置
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
D06B
19/00 20060101AFI20251119BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】高温処理や薬剤の使用を行わなくても、繊維製品の着色を漂白することが可能な漂白方法、及び前記漂白方法に用いる漂白装置を提供する。
【解決手段】着色した繊維に、酸素存在下で360~600nmの波長を含む光を照射する工程を有する、漂白方法。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
着色した繊維に、酸素存在下で360~600nmの波長を含む光を照射する工程を有する、
漂白方法。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記光の出力が0.001W/cm
2
以上である、
請求項1に記載の漂白方法。
【請求項3】
前記着色した繊維は、外部付着物によって着色している、
請求項1又は2に記載の漂白方法。
【請求項4】
前記外部付着物が、スクアレン、コレステロール、ワックス、トリグリセリド、ジグリセリド、モノグリセリド、脂肪酸、タンパク質、無機質、及び微生物からなる群より選択される少なくとも一種である、
請求項3に記載の漂白方法。
【請求項5】
前記着色した繊維は、日焼け及び/又は熱劣化によって着色している、
請求項1又は2に記載の漂白方法。
【請求項6】
前記着色した繊維が、獣毛繊維又は絹繊維である、
請求項1又は2に記載の漂白方法。
【請求項7】
前記光の波長が360~390nmである、
請求項1又は2に記載の漂白方法。
【請求項8】
前記光の波長が390~480nmである、
請求項1又は2に記載の漂白方法。
【請求項9】
前記着色した繊維を溶剤に接触させない状態で、前記光を照射する、
請求項1又は2に記載の漂白方法。
【請求項10】
前記着色した繊維が水及び/又はアルコールに接触した状態で、前記光を照射する、
請求項1又は2に記載の漂白方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、漂白方法及び漂白装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境保護の観点から、石油化学製品に関して資源消費の抑制や環境負荷低減の要求が高まっている。石油化学製品の一つである繊維製品は、生産に多くのエネルギーが必要であり、その生産過程で二酸化炭素の排出等、環境への負荷が発生することが課題として知られている。そのため、従来から、繊維製品のリサイクルによる廃棄物の削減や耐久性のある繊維製品の開発等、エコフレンドリーな取り組みが模索されている。
【0003】
衣料品等の繊維製品に関し、環境への負荷を低減するための手段としては、例えば、繊維製品の寿命を延ばすことが挙げられる。しかしながら、長期間繊維製品を扱うと、付着物による着色や、熱又は紫外線による繊維の変質に起因する着色、洗濯時の縮みや色落ち等、様々なトラブルが生じる。
【0004】
これらのトラブルの中でも、一般家庭でも問題になることが多い着色として、着用・取り扱い時の付着物による汚れが知られている。付着物による着色の原因物質としては、例えば、汗や皮脂汚れ由来の黄変、野菜・フルーツジュースといった着色飲料のシミ等が主として挙げられる。特に、汗や皮脂汚れは、通常の洗濯工程や洗剤による洗浄のみでは完全に落とすことが困難である場合が多く、汚れに含まれる有機成分が繊維に経年蓄積され、さらには空気中の酸素等によって酸化されて黄変しやすい。
【0005】
その他の付着物による着色の原因物質としては、例えば、酸化防止剤が挙げられる。前記酸化防止剤は、汗や皮脂汚れと同様に空気中の酸素によって酸化されて黄変することが知られている。
繊維製品に付着する酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)が知られており、繊維製品の製造や流通、保管の過程で包装資材やハンガーから移染する。BHTそのものは白色であるものの、大気中の窒素酸化物等と反応し、黄色化合物である3,3’,5,5’-テトラ-tert-ブチル-4,4’-スチルベンキノン(TBSQ)を生成する。この黄色化合物は昇華性があるため、BHTを含んでいる製品が存在すれば、どのような素材でも黄変は起こり得る。
また、繊維製品に防臭効果を付与するための添加剤として酸化防止剤が用いられることもあり(例えば、特許文献1参照)、酸化防止剤を配合することにより、繊維製品が経時的に着色する場合もある。
【0006】
上述したような繊維製品の着色を解決する手段としては、主に漂白効果をもつ衣料用の漂白洗浄剤を用いた洗浄を行うことが知られており、色柄物衣料である繊維製品に適用しても色落ちが無いことから、特に酸素系漂白洗浄剤が衣料用の漂白洗浄剤として主流となっている。
【0007】
しかしながら、前記酸素系漂白洗浄剤は漂白力が十分に高くないため、着色の原因物質を完全に落とすことが困難である、という問題点を有している。
かかる問題点に鑑み、酸素系漂白洗浄剤の漂白力を向上させるために、有機過酸化物を含有する漂白活性化剤や、金属錯体を触媒として用いた漂白活性化触媒等、多くの添加剤が検討され、開示されている(例えば、特許文献2~5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平10-131042号公報
特開2003-147394号公報
特開2004-331816号公報
特開2010-150679号公報
国際公開第2012/073150号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述した従来提案されている着色の原因物質を落とすための技術は、未だ十分でないという問題点を有している。かかる問題点に対し、漂白力を向上させるための他の手段として、高温の蒸気下で漂白する高温処理を行う方法や、より強力な塩素系漂白剤(例えば、次亜塩素酸やジクロロシアヌル酸)を利用するといった薬剤を使用する方法が提案されているものの、前者は膨大なエネルギー消費を要する上、繊維製品に大きなダメージを与える、という問題点を有しており、後者は環境に負荷がかかるとともに、生地に色あせが生じる場合が多い、という問題点を有している。
また、強力な薬剤を使った後に繊維製品のすすぎが不十分であった場合には、繊維製品に付着し残留している薬剤成分が経時変化を起こして着色したり、蛍光増白剤が薬剤によって取れることにより黄ばんだように見えたりするようになる、という問題点も有している。
【0010】
そこで本発明においては、高温処理や薬剤の使用を行わなくても、繊維製品の着色を漂白することが可能な漂白方法、及び前記漂白方法に用いる漂白装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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