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公開番号2025171376
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024076643
出願日2024-05-09
発明の名称非水電池用セパレータ、およびこれを用いた非水電池
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01M 50/489 20210101AFI20251113BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本開示は、入出力特性に優れた、非水系電池用セパレータおよびこれを用いた非水系電池を提供することを目的とする。
【解決手段】直流分極法で測定される輸率が電解液単体の1.2倍以上10倍以下である、非水系電池用セパレータが提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
直流分極法で測定される輸率が電解液単体の1.2倍以上10倍以下である、非水系電池用セパレータ。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記直流分極法で測定される輸率が0.06以上1.00以下である、請求項1に記載の非水系電池用セパレータ。
【請求項3】
前記非水系電池用セパレータは、微多孔性フィルムを含み、かつ前記非水系電池用セパレータは、ポリオレフィン樹脂(A)と、ポリオレフィン樹脂以外の樹脂(B)とを含む、請求項1又は2に記載の非水系電池用セパレータ。
【請求項4】
前記微多孔性フィルムの主成分が、前記ポリオレフィン樹脂(A)であり、かつ前記微多孔性フィルムは、ポリオレフィン樹脂以外の前記樹脂(B)を含む、請求項3に記載の非水系電池用セパレータ。
【請求項5】
前記樹脂(B)は、1級アミンと2級アミンを併せ持つ、請求項3に記載の非水系電池用セパレータ。
【請求項6】
前記樹脂(B)は、アミノ基とエチレン基を併せ持つ、請求項3に記載の非水系電池用セパレータ。
【請求項7】
前記非水系電池用セパレータにおいて0.5mmol/m

以上1000mmol/m

以下のアミン価を示す、請求項1又は2に記載の非水系電池用セパレータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、非水系電池用セパレータ、およびこれを用いた非水系電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
リチウムイオン電池に代表される非水系電解液を用いた非水系電池は、エネルギー密度が高いという特徴から、携帯電話やノート型パーソナルコンピューターなどの携帯機器の電源として広く用いられている。さらに近年は、自動車やバイク、自転車などの車載用途にも適用が進んでおり、このような用途では、電池としての高入出力化が強く望まれている。
【0003】
特許文献1には、ポリマーを塗布した電池セパレータによって、非水系電池の入出力特性を改善する技術が公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2023/00463号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、入出力特性の向上が十分ではない。
【0006】
本開示は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、入出力特性に優れた、非水系電池用セパレータおよびこれを用いた非水系電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題は、以下の技術的手段により解決される。
[1]
直流分極法で測定される輸率が電解液単体の1.2倍以上10倍以下である、非水系電池用セパレータ。
[2]
前記直流分極法で測定される輸率が0.06以上1.00以下である、項目1に記載の非水系電池用セパレータ。
[3]
前記非水系電池用セパレータは、微多孔性フィルムを含み、かつ前記非水系電池用セパレータは、ポリオレフィン樹脂(A)と、ポリオレフィン樹脂以外の樹脂(B)とを含む、項目1又は2に記載の非水系電池用セパレータ。
[4]
前記微多孔性フィルムの主成分が、前記ポリオレフィン樹脂(A)であり、かつ前記ポリオレフィン樹脂以外の樹脂(B)を含む、項目3に記載の非水系電池用セパレータ。
[5]
前記樹脂(B)は、1級アミンと2級アミンを併せ持つ、項目3又は4に記載の非水系電池用セパレータ。
[6]
前記樹脂(B)は、アミノ基とエチレン基を併せ持つ、項目3~5のいずれか一項に記載の非水系電池用セパレータ。
[7]
前記非水系電池用セパレータにおいて0.5mmol/m

以上1000mmol/m

以下のアミン価を示す、項目1~6のいずれか一項に記載の非水系電池用セパレータ。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、入出力特性が良好な非水系電池用セパレータおよび非水系電池を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態(以下、「本実施形態」と略記する。)について、詳細に説明する。なお、本開示は、以下の本実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
【0010】
《非水系電池用セパレータ》
本実施形態の非水系電池用セパレータ(以下、単に「セパレータ」ともいう。)は、直流分極法で測定される輸率が電解液単体の1.2倍以上10倍以下であることを特徴とする。本実施形態のセパレータは、正極と負極の間に配置され、正極と負極との電気的短絡を防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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