TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025173983
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2024079916
出願日
2024-05-16
発明の名称
フィルム用収容箱及びフィルム収容体
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
25/52 20060101AFI20251120BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】持ち心地とフィルムの切りやすさを両立する、フィルム用収容箱を提供する
【解決手段】
フィルムが巻回された巻回体を収容可能で、前板、底板、後板、及び側板を有し、上面が開口した収容部と、
前記収容部の上面の開口を開閉可能な蓋板と、当該蓋板から前記収容部の前板側に延出し閉時に前板の少なくとも一部を覆う掩蓋片とを有する蓋部と、
を備える、フィルム用収容箱であって、
前記蓋板及び前記後板の少なくとも一方の表面が、各々独立して、下記のエンボス領域を30%以上含む、フィルム用収容箱。
エンボス領域:突起高さhが10μm以上100μm以下であり、かつ、突起幅Wが200μm以上1000μm以下であり、かつ、突起間隔aが300μm以上3000μm以下である領域。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フィルムが巻回された巻回体を収容可能で、前板、底板、後板、及び側板を有し、上面が開口した収容部と、
前記収容部の上面の開口を開閉可能な蓋板と、当該蓋板から前記収容部の前板側に延出し閉時に前板の少なくとも一部を覆う掩蓋片とを有する蓋部と、
を備える、フィルム用収容箱であって、
前記蓋板及び前記後板の少なくとも一方の表面が、各々独立して、下記のエンボス領域を30%以上含む、フィルム用収容箱。
エンボス領域:突起高さhが10μm以上100μm以下であり、かつ、突起幅Wが200μm以上1000μm以下であり、かつ、突起間隔aが300μm以上3000μm以下である領域。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記エンボス領域における突起断面積Sと前記突起間隔aの比が、S/aとして、5以上25以下である、請求項1のフィルム用収容箱。
【請求項3】
前記蓋板の面内長手方向の中心部から一端に7cm及び当該中心部から他端に7cmの合計14cmに対応する全面を領域Rcとするとき、前記領域Rcの面積の50%以上が前記エンボス領域である、請求項1のフィルム用収容箱。
【請求項4】
前記フィルムが、ポリ塩化ビニリデンを含む、請求項1に記載のフィルム用収容箱。
【請求項5】
前記巻回体が、請求項1~4のいずれか一項に記載のフィルム用収容箱に収容された、フィルム用収容体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、フィルム用収容箱及びフィルム収容体に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
食材や料理、あるいは皿などの食器を料理ごと包むラップフィルムが広く用いられている。ラップフィルムは、典型的には、長尺の筒状の芯にロール状に巻かれて(巻回体)、細長い直方体状のフィルム用収容箱に収容される。例えば、特許文献1において、フィルム用収容箱に関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-170454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術において、持ち心地とフィルムの切りやすさの両立の観点で、改善の余地がある。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、持ち心地とフィルムの切りやすさを両立する、フィルム用収容箱を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、フィルム用収容箱の表面が、所定のエンボス領域を含むことで、上記の点が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、以下の態様を包含する。
[1]
フィルムが巻回された巻回体を収容可能で、前板、底板、後板、及び側板を有し、上面が開口した収容部と、
前記収容部の上面の開口を開閉可能な蓋板と、当該蓋板から前記収容部の前板側に延出し閉時に前板の少なくとも一部を覆う掩蓋片とを有する蓋部と、
を備える、フィルム用収容箱であって、
前記蓋板及び前記後板の少なくとも一方の表面が、各々独立して、下記のエンボス領域を30%以上含む、フィルム用収容箱。
エンボス領域:突起高さhが10μm以上100μm以下であり、かつ、突起幅Wが200μm以上1000μm以下であり、かつ、突起間隔aが300μm以上3000μm以下である領域。
[2]
前記エンボス領域における突起断面積Sと前記突起間隔aの比が、S/aとして、5以上25以下である、[1]のフィルム用収容箱。
[3]
前記蓋板の面内長手方向の中心部から一端に7cm及び当該中心部から他端に7cmの合計14cmに対応する全面を領域Rcとするとき、前記領域Rcの面積の50%以上が前記エンボス領域である、[1]又は[2]のフィルム用収容箱。
[4]
前記フィルムが、ポリ塩化ビニリデンを含む、[1]~[3]のいずれかに記載のフィルム用収容箱。
[5]
前記巻回体が、[1]~[4]のいずれかに記載のフィルム用収容箱に収容された、フィルム用収容体。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、持ち心地とフィルムの切りやすさを両立する、フィルム用収容箱を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
フィルム収容体の構成の一例を示す斜視図である。
蓋部を開放したときのフィルム収容体を示す斜視図である。
巻回体とフィルム用収容箱の構成を示す斜視図である。
フィルム用収容箱の表面側の展開図である。
開封片を外したフィルム用収容箱の前面図である。
エンボス領域をレーザー顕微鏡で観察した際に得られる画像の一例を示す図である。
図7(A)は、エンボス領域の断面構造の一例を示す図である。図7(B)は、エンボス領域の断面構造において観察される表面の形状を曲線近似する場合の一例を示す図である。
フィルム用収容箱における蓋板について、面内長手方向の中心部から一端に7cm及び当該中心部から他端に7cmの合計14cmに対応する領域と、それ以外の領域とを例示する斜視図である。
図9は、実施例1のフィルム用収容箱の表面側の展開図である。
実施例1のフィルム用収容箱の表面側の展開図において、エンボス領域の配置(配置パターンNo.1)を示す図である。
実施例2のフィルム用収容箱の表面側の展開図において、エンボス領域の配置(配置パターンNo.2)を示す図である。
実施例3のフィルム用収容箱の表面側の展開図において、エンボス領域の配置(配置パターンNo.3)を示す図である。
実施例4のフィルム用収容箱の表面側の展開図において、エンボス領域の配置(配置パターンNo.4)を示す図である。
実施例5のフィルム用収容箱の表面側の展開図において、エンボス領域の配置(配置パターンNo.5)を示す図である。
実施例6のフィルム用収容箱の表面側の展開図において、エンボス領域の配置(配置パターンNo.6)を示す図である。
実施例7のフィルム用収容箱の表面側の展開図において、エンボス領域の配置(配置パターンNo.7)を示す図である。
比較例4のフィルム用収容箱の表面側の展開図において、エンボス領域の配置(配置パターンNo.8)を示す図である。
比較例5のフィルム用収容箱の表面側の展開図において、エンボス領域の配置(配置パターンNo.9)を示す図である。
比較例6のフィルム用収容箱の表面側の展開図において、エンボス領域の配置(配置パターンNo.10)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」ともいう。)について、適宜図面を参照しつつ、詳細に説明する。なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。以下、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
旭化成株式会社
成形品
8日前
旭化成株式会社
発光素子
1か月前
旭化成株式会社
非水系二次電池
今日
旭化成株式会社
熱硬化性組成物
8日前
旭化成株式会社
ポリアミド組成物
1か月前
旭化成株式会社
ポリアミド組成物
1か月前
旭化成株式会社
電解装置の運転方法
1か月前
旭化成株式会社
漂白方法及び漂白装置
1日前
旭化成株式会社
ポリカーボネートジオール
23日前
旭化成株式会社
方針作成装置およびプログラム
8日前
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂組成物及び成形品
21日前
旭化成株式会社
フィルム用収容箱及びフィルム収容体
今日
旭化成株式会社
フィルム用収容箱及びフィルム収容体
今日
株式会社日立製作所
鉄道車両用空調装置
22日前
旭化成株式会社
炭素数6~8の炭化水素含有留分の製造方法
29日前
旭化成株式会社
非水電池用セパレータ、およびこれを用いた非水電池
8日前
旭化成株式会社
焼結成形体用組成物、グリーン成形体、及び焼結成形体
14日前
旭化成株式会社
樹脂組成物、樹脂フィルム、プリプレグ及び金属張積層板
1か月前
旭化成株式会社
耐熱性縫製糸、ガラスクロス、及びガラスクロスの製造方法
1か月前
旭化成株式会社
箱型成形体
8日前
旭化成株式会社
ガラスクロス、プリプレグ、プリント配線板、及び表面処理液
1か月前
旭化成株式会社
感光性樹脂組成物、硬化レリーフパターンの製造方法及び半導体装置
21日前
旭化成株式会社
偽造防止用積層体、並びに、偽造防止用積層体付帯物及びその製造方法
今日
旭化成株式会社
偽造防止用積層体、並びに、偽造防止用積層体付帯物及びその製造方法
今日
旭化成株式会社
偽造防止用積層体、並びに、偽造防止用積層体付帯物及びその製造方法
今日
旭化成株式会社
感光性樹脂組成物、感光性樹脂積層体、及びレジストパターンの形成方法
29日前
旭化成株式会社
電池診断モデルの生成方法、電池診断モデル、電池診断装置、及び電池診断システム
21日前
旭化成株式会社
共役ジエン系重合体及びその製造方法、並びにゴム組成物。
今日
旭化成株式会社
感光性樹脂組成物、並びにこれを用いた硬化レリーフパターンの製造方法、硬化膜及びポリイミド膜の製造方法
21日前
旭化成株式会社
太陽電池用表面保護フィルム、太陽電池用表面保護材、太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法
2日前
旭化成株式会社
太陽電池用表面保護フィルム、太陽電池用表面保護材、太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法
2日前
旭化成株式会社
感光性樹脂組成物、並びにこれを用いたポリイミド硬化膜の製造方法及びポリイミド硬化膜
1か月前
個人
収容箱
4か月前
個人
束ね具
17日前
個人
コンベア
6か月前
個人
ゴミ収集器
8か月前
続きを見る
他の特許を見る