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公開番号2025141539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024041527
出願日2024-03-15
発明の名称現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250919BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】現像側板においてシート状部材を取外すために形成されたシート用開口部から装置外にトナーが漏出してしまう不具合を生じにくくする。
【解決手段】現像ローラ26aのマグネット26a1の周方向の姿勢を定めるD穴部26k10(マグネット位置決め部)が形成された第1現像側板26k1と、第1現像側板26k1とともに現像側板を形成して、第1搬送スクリュ26b1を回転可能に保持する第2現像側板26j1と、が設けられている。そして、第1現像側板26k1は、第2現像側板26j1に対向する位置に、シート状部材26rの一部を現像装置26の外部に向けて突出させるためのシート用開口部26k20が形成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されて、内部に現像剤が収容された現像装置であって、
周方向に複数の磁極が形成されたマグネットが内設されて、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像ローラと、
前記マグネットの周方向の姿勢を定めるマグネット位置決め部が形成された第1現像側板と、
前記現像ローラに対向して、所定方向に回転して前記現像ローラに現像剤を供給する現像剤供給回転体と、
前記第1現像側板とともに現像側板を形成して、前記現像剤供給回転体を回転可能に保持する第2現像側板と、
当該現像装置の内部に収容された現像剤が外部に漏出しないように、前記現像ローラと前記現像剤供給回転体との間を仕切って、当該現像装置における前記現像剤供給回転体の側の内部に現像剤が収容された閉空間を形成する、取外し可能なシート状部材と、
を備え、
前記第1現像側板は、前記第2現像側板に対向する位置に、前記シート状部材の一部を当該現像装置の外部に向けて突出させるためのシート用開口部が形成されたことを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1現像側板は、前記シート状部材が取外される前後に関わらず前記シート用開口を封止する封止部材が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記シート用開口部は、前記第2現像側板に対向する位置に、切欠かれた部分であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記第1現像側板と前記第2現像側板とは、緩衝部材を介して接触することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項5】
前記現像剤供給回転体は、回転軸部上にスクリュ部が巻装されて、現像剤を回転軸方向に搬送可能な第1搬送スクリュであって、
前記第1搬送スクリュに対して下方に壁部を介して対向して、前記第1搬送スクリュとともに現像剤の循環経路を形成する第2搬送スクリュを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項6】
前記第1搬送スクリュと前記第2搬送スクリュとをそれぞれ回転可能に保持して、前記第1現像側板と前記第2現像側板とのうち少なくとも前記第2現像側板が一体化された現像下ケースと、
前記現像ローラを覆い、前記現像下ケースとともに現像ケースを構成する現像上ケースと、
を備えたことを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
【請求項7】
前記現像ローラの回転軸部に設置された第1ギヤと、前記現像剤供給回転体の回転軸部に設置された第2ギヤと、前記第1ギヤと前記第2ギヤとにそれぞれ噛合するアイドラギヤと、を備え、
前記現像ローラ又は前記現像剤供給回転体の回転軸部に直交する断面でみたときに、前記第1ギヤと前記第2ギヤと前記アイドラギヤとに囲まれた空間に前記シート状部材が配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項8】
前記アイドラギヤの外径が、前記第1ギヤの外径よりも小さく、前記第2ギヤの外径よりも小さいことを特徴とする請求項7に記載の現像装置。
【請求項9】
前記画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
請求項1又は請求項2に記載の現像装置と前記像担持体とを一体的に備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項10】
請求項1又は請求項2に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、感光体ドラムなどの像担持体に形成された潜像を現像する現像装置と、それを備えたプロセスカートリッジ、画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置に着脱可能に設置される現像装置において、工場出荷時に新品の現像装置の内部に予め収容した現像剤が輸送時などに現像装置の外部に漏出しないように、現像剤が収容された空間を閉空間として隔絶するシート状部材(シール部材)を取外し可能に設ける技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
詳しくは、画像形成装置本体に装着されて使用が開始される前の現像装置には、内部に予め収容(プリセット)された現像剤が外部に漏れないように、現像剤が収容された閉空間を形成するように内部を隔絶するシート状部材が、現像ローラと第1搬送スクリュ(現像剤供給回転体)との間を仕切るように設けられている。
そして、画像形成装置本体において使用が開始される前に、現像側板に形成した開口(シート用開口部)からシート状部材が長手方向(現像ローラの回転軸方向に対応する方向である。)に引き抜かれて、現像装置の内部に全体的に現像剤が収容された状態になる。こうして、現像装置によって現像工程(画像形成)をおこなうことが可能になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術は、現像工程時において現像剤供給回転体や現像ローラが回転するときに生じて現像側板に伝達される振動が大きくて、シート用開口部をスポンジなどの封止部材で封止していても、シート用開口部から装置外にトナーが漏出してしまうことがあった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、現像側板においてシート状部材を取外すために形成されたシート用開口部から装置外にトナーが漏出してしまう不具合が生じにくい、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における現像装置は、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されて、内部に現像剤が収容された現像装置であって、周方向に複数の磁極が形成されたマグネットが内設されて、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像ローラと、前記マグネットの周方向の姿勢を定めるマグネット位置決め部が形成された第1現像側板と、前記現像ローラに対向して、所定方向に回転して前記現像ローラに現像剤を供給する現像剤供給回転体と、前記第1現像側板とともに現像側板を形成して、前記現像剤供給回転体を回転可能に保持する第2現像側板と、
当該現像装置の内部に収容された現像剤が外部に漏出しないように、前記現像ローラと前記現像剤供給回転体との間を仕切って、当該現像装置における前記現像剤供給回転体の側の内部に現像剤が収容された閉空間を形成する、取外し可能なシート状部材と、を備え、前記第1現像側板は、前記第2現像側板に対向する位置に、前記シート状部材の一部を当該現像装置の外部に向けて突出させるためのシート用開口部が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、現像側板においてシート状部材を取外すために形成されたシート用開口部から装置外にトナーが漏出してしまう不具合が生じにくい、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部を示す断面図である。
現像装置を長手方向に示す図である。
現像装置の要部を示す拡大図である。
現像上ケースの台座部を長手方向に示す上面図である。
シート状部材が取り付けられた状態の現像装置の一部を示す斜視図である。
第1現像側板を示す斜視図である。
(A)シート状部材が取外される前の第1、第2現像側板を示す概略正面図と、(B)シート状部材が取外された後の第1、第2現像側板を示す概略正面図と、である。
比較例としての、シート状部材が取り付けられた状態の現像装置の一部を示す斜視図である。
図9の現像装置に設置された第2現像側板を示す斜視図である。
変形例1としての、第1、第2現像側板を示す概略正面図である。
変形例2としての、現像装置におけるギヤ列とシート状部材との位置関係を示す図である。
変形例3としての、現像装置の要部を示す拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態における画像形成装置1は、複数のプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKが中間転写ベルト40に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置である。また、複数のプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの感光体ドラム21に対向するように現像装置26(図2参照)が設置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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