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公開番号2025136791
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035640
出願日2024-03-08
発明の名称センサ素子及びセンサアレイ
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類G01N 27/00 20060101AFI20250911BHJP(測定;試験)
要約【課題】センサ感度が制御されたセンサ素子を提供する。
【解決手段】センサ素子100は、第1電極16と、第2電極18と、原子層状材料を有し、前記第1電極16及び第2電極18の間に配置され、前記第1電極16及び第2電極18と電気的に接続されたチャネル層14と、前記チャネル層14上を覆う絶縁層20と、を備え、前記チャネル層14は、前記絶縁層に覆われない露出領域を複数有し、前記複数の露出領域において、前記チャネル層14は、前記原子層状材料に結合し、試料内の標的物質を捕捉する捕捉体を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1電極と、
第2電極と、
原子層状材料を有し、前記第1電極及び第2電極の間に配置され、前記第1電極及び第2電極と電気的に接続されたチャネル層と、
前記チャネル層上を覆う絶縁層と、
を備え、
前記チャネル層は、前記絶縁層に覆われない露出領域を複数有し、
前記複数の露出領域において、前記チャネル層は、前記原子層状材料に結合し、試料内の標的物質を捕捉する捕捉体を備える、センサ素子。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記チャネル層において、前記複数の露出領域の密度が場所により異なる、請求項1に記載のセンサ素子。
【請求項3】
前記チャネル層の中央部における前記複数の露出領域の密度と前記チャネル層の周縁部における前記複数の露出領域の密度とが異なる、請求項1に記載のセンサ素子。
【請求項4】
前記試料の導入方向または前記導入方向に直交する方向において、前記複数の露出領域の密度分布が設けられている、請求項1に記載のセンサ素子。
【請求項5】
前記第1電極と前記第2電極との配列方向から見て、前記チャネル層の全てに前記複数の露出領域の少なくとも1つが設けられている、請求項1から4のいずれか一項に記載のセンサ素子。
【請求項6】
前記チャネル層の端は前記絶縁層から露出しない、請求項1から4のいずれか一項に記載のセンサ素子。
【請求項7】
前記原子層状材料は、グラフェンを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のセンサ素子。
【請求項8】
前記センサ素子は、溶液内の標的物質を検出する、請求項1から4のいずれか一項に記載のセンサ素子。
【請求項9】
前記センサ素子は、気体内の標的物質を検出する、請求項1から4のいずれか一項に記載のセンサ素子。
【請求項10】
請求項1から4のいずれか一項に記載のセンサ素子を複数備える、センサアレイ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、センサ素子及びセンサアレイに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
バイオセンサなどに用いられるセンサ素子として、グラフェンなどの原子層状のチャネル層を有する電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)が知られている。
【0003】
センサ素子では、標的物質が、チャネルに接合された捕捉体に捕捉されると、チャネル層の電位が変化する。そこで、チャネル層を流れる電流に基づき、標的物質の検出が可能となる。グラフェンをチャネル層とするセンサ素子について、チャネル層の一部及び電極上に絶縁層を設け、絶縁層に、開口を設けることが知られている(例えば特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、チャネル層に接合する捕捉体の数及び密度の制御が難しい。このため、センサ感度の制御が難しい。
【0005】
本発明は、センサ感度が制御されたセンサ素子及びセンサアレイを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の技術の態様によれば、センサ素子は、第1電極と、第2電極と、原子層状材料を有し、前記第1電極及び第2電極の間に配置され、前記第1電極及び第2電極と電気的に接続されたチャネル層と、前記チャネル層上を覆う絶縁層と、を備え、前記チャネル層は、前記絶縁層に覆われない露出領域を複数有し、前記複数の露出領域において、前記チャネル層は、前記原子層状材料に結合し、試料内の標的物質を捕捉する捕捉体を備える。
【発明の効果】
【0007】
開示の技術によれば、センサ感度が制御されたセンサ素子及びセンサアレイを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係るセンサ素子を示す平面図、図1(b)は、図1(a)のA-A断面図である。
図2は、本発明の第1実施形態に係るセンサ素子の断面図である。
図3(a)は、第1比較例に係るセンサ素子の平面図、図3(b)は、図3(a)のA-A断面図である。
図4(a)及び図4(b)は、本発明の第1実施形態に係るセンサ素子の断面図である。
図5(a)は、本発明の第1実施形態の変形例1に係るセンサ素子の断面図、図5(b)は、本発明の第1実施形態の変形例2に係るセンサ素子の断面図である。
図6(a)は、本発明の第1実施形態の変形例3に係るセンサ素子の断面図、図6(b)は、本発明の第1実施形態の変形例4に係るセンサ素子の断面図である。
図7(a)は、本発明の第1実施形態の変形例5に係るセンサ素子の断面図、図7(b)は、本発明の第1実施形態の変形例6に係るセンサ素子の断面図である。
図8(a)から図8(c)は、本発明の第1実施形態の変形例7に係るセンサ素子の平面図である。
図9(a)及び図9(b)は、本発明の第1実施形態の変形例8に係るセンサ素子の平面図である。
図10(a)及び図10(b)は、本発明の第1実施形態の変形例9に係るセンサ素子の平面図である。
図11(a)から図11(c)は、本発明の第1実施形態の変形例10に係るセンサアレイの平面図である。
図12は、本発明の第1実施形態の変形例11に係るセンサアレイの平面図である。
図13は、本発明の第1実施形態の変形例12に係るセンサアレイの平面図である。
図14(a)は、本発明の第2実施形態に係るセンサ素子を示す平面図、図14(b)及び図14(c)は、それぞれ図14(a)のA-A断面図及びB-B断面図である。
図15は、本発明の第2実施形態に係るセンサ素子の断面図である。
図16(a)及び図16(b)は、第1比較例におけるチャネル層の端を示す平面模式図、図16(c)は、本発明の第2実施形態におけるチャネル層の端を示す平面模式図である。
図17(a)は、本発明の第2実施形態に係るセンサ素子の平面図、図17(b)は、本発明の第2実施形態の変形例1に係るセンサ素子の平面図である。
図18(a)は、本発明の第2実施形態の変形例2に係るセンサ素子の平面図、図18(b)は、本発明の第2実施形態の変形例3に係るセンサ素子の平面図である。
図19(a)は、本発明の第2実施形態の変形例4に係るセンサ素子の平面図、図19(b)は、本発明の第2実施形態の変形例5に係るセンサ素子の平面図である。
図20(a)は、本発明の第2実施形態の変形例6に係るセンサ素子の平面図、図20(b)は、図20(a)のA-A断面図である。
図21は、本発明の第2実施形態の変形例7に係るセンサ素子の断面図である。
図22は、本発明の第1実施形態、第2実施形態及びその変形例が用いられるセンサシステムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省くことがある。
【0010】
(第1実施形態)
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係るセンサ素子を示す平面図、図1(b)は、図1(a)のA-A断面図である。基板10の厚さ方向をZ方向、電極16と18の配列方向をX方向、X方向及びZ方向に交差する方向をY方向とする。図1(a)及び図1(b)に示すように、第1実施形態に係るセンサ素子110は、基板10、絶縁層12、20、チャネル層14、電極16及び18を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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