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公開番号2025139170
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024037968
出願日2024-03-12
発明の名称マーキングシステム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類B23K 26/00 20140101AFI20250918BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】レーザマーキング装置から出力されるレーザ光が外部へ漏洩することをより確実に抑制可能とする。
【解決手段】マーキングシステム1は、マーキング位置Mに対してエンクロージャ3内の搬送経路の上流側及び下流側に配置され、レーザマーキング装置2から放出されるレーザ光Lを遮蔽する遮蔽扉群4、5と、を備える。遮蔽扉群4、5は、搬送経路に沿って搬送されるペットボトルPの搬送方向の異なる位置に配置される複数の遮蔽扉10、20を有する。複数の遮蔽扉10、20は、搬送方向から視たときにそれぞれが重畳配置され、かつ、ペットボトルPの少なくとも一部と重畳するよう配置され、複数の遮蔽扉10、20のうち少なくとも1つの遮蔽扉が開いてペットボトルPを通過可能とし、他の遮蔽扉が閉じるよう構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搬送経路に沿って搬送される搬送物にレーザ光によりマーキングを行うレーザマーキング装置と、
前記搬送経路のうち前記レーザマーキング装置によるマーキングが行われるマーキング位置と、複数の前記搬送物とを含む部分と、前記レーザマーキング装置と、を覆って設置されるエンクロージャと、
前記マーキング位置に対して前記エンクロージャ内の前記搬送経路の上流側及び下流側の少なくとも一方に配置され、前記レーザマーキング装置から放出されるレーザ光を遮蔽する遮蔽扉群と、
を備え、
前記遮蔽扉群は、前記搬送経路に沿って搬送される前記搬送物の搬送方向の異なる位置に配置される複数の遮蔽扉を有し、
前記複数の遮蔽扉は、前記搬送方向から視たときにそれぞれが重畳配置され、かつ、前記搬送物の少なくとも一部と重畳するよう配置され、
前記複数の遮蔽扉のうち少なくとも1つの遮蔽扉が開いて前記搬送物を通過可能とし、他の遮蔽扉が閉じるよう構成される、
マーキングシステム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記遮蔽扉の前記搬送方向の上流側に設けられ、前記搬送物の通過を検知する上流側検知部と、
前記遮蔽扉の前記搬送方向の下流側に設けられ、前記搬送物の通過を検知する下流側検知部と、
前記遮蔽扉の開閉動作を制御する制御部と、
を備え、
前記上流側検知部が前記搬送物を検知するとき、前記制御部により前記遮蔽扉が開かれ、
前記下流側検知部が前記搬送物を検知するとき、前記制御部により前記遮蔽扉が閉じられる、
請求項1に記載のマーキングシステム。
【請求項3】
前記遮蔽扉は、前記搬送方向と交差する方向に摺動可能に配置され、前記摺動の方向に並んで配置される引き戸形式の2枚の扉を含み、
前記搬送経路は、前記搬送物が前記2枚の扉の中間部を通過するよう配置され、
前記2枚の扉は、相互に離間する方向に移動することにより開いて前記搬送物を通過させ、前記搬送物の通過後に相互に接近する方向に移動することにより閉じる、
請求項2に記載のマーキングシステム。
【請求項4】
前記遮蔽扉は、前記搬送経路において前記搬送物が載置される載置面に対して離間及び接近する方向に移動可能に設置され、前記載置面から離れる方向に移動することによって開き、前記載置面に接近する方向に移動することによって閉じる、
請求項2に記載のマーキングシステム。
【請求項5】
前記遮蔽扉の前記載置面側の端部に設けられ、レーザ光非透過性を有する遮光部材を備える、
請求項4に記載のマーキングシステム。
【請求項6】
前記搬送方向に沿って配置され、前記載置面上に前記搬送物を載置して前記搬送方向に沿って搬送する複数の搬送装置を備え、
前記遮蔽扉は、前記複数の搬送装置のうち隣接する2つの搬送装置の境界部に配置され、
前記遮蔽扉は、閉じる際に前記2つの搬送装置の前記載置面より下方まで移動する、
請求項4に記載のマーキングシステム。
【請求項7】
前記載置面上に前記搬送物を載置して前記搬送方向に沿って搬送する搬送装置を備え、
前記搬送装置は、ローラを回転駆動することによって前記ローラに巻回されるベルトを前記搬送方向に移動させるベルトコンベヤであり、前記載置面は前記ベルトコンベヤの上方側に配置される前記ベルトの表面であり、
前記ベルトコンベヤは、前記遮蔽扉が配置される前記搬送方向の位置において、前記載置面より下方に前記ベルトを移動させて前記載置面に隙間を生じさせるローラ群を有し、
前記遮蔽扉は、閉じる際に前記ローラ群により形成される前記隙間に前記載置面側の端部が進入するよう移動する、
請求項4に記載のマーキングシステム。
【請求項8】
前記遮蔽扉は、前記搬送経路に沿って搬送される前記搬送物より上方に配置され、前記搬送方向と交差する方向に延在する回転軸を含み、
前記遮蔽扉は、前記搬送方向と対向して配置され、前記回転軸を中心として前記搬送方向の下流側に回動することによって開き、開いた状態から前記搬送方向の上流側に回動して前記搬送方向と対向する位置まで回動することによって閉じる、
請求項2に記載のマーキングシステム。
【請求項9】
前記遮蔽扉は、前記搬送方向と対向して配置される一対の回転扉を含み、
前記回転扉は、回転軸まわりに所定角度ごとに複数の扉を含み、
前記一対の回転扉は、前記複数の扉が前記搬送方向の下流側に移動するように回転することによって開いて前記搬送物を通過させ、前記所定角度だけ回転することにより閉じる、
請求項2に記載のマーキングシステム。
【請求項10】
前記制御部は、前記遮蔽扉の開閉速度を前記搬送物の形状及び搬送速度に基づき設定する、
請求項2に記載のマーキングシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マーキングシステムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
飲料の製造工程において、ペットボトルのラベルレス化を図り、ラベル資源の削減、リサイクル簡易化が推進されている。
【0003】
例えば特許文献1には、ペットボトルの表面に、レーザ光により数字、文字、画像等の情報を直接形成するレーザマーキング装置について記載されている。また、特許文献1には、レーザマーキング装置が出力するレーザ光が装置周囲の作業者に照射されてやけどなどの不利益を受けないように、レーザマーキング装置を安全カバーで覆う構成も記載されている。
【0004】
さらに、特許文献1には、ペットボトルがコンベヤなどの搬送装置によって搬送される構成や、安全カバーに搬送装置の搬送方向に沿って出入口が設けられる構成が記載されている。これらの出入口には、レーザ光が外部へ漏洩することを防止するための要素として、所定幅と所定長さと可塑性を有する帯状部材が垂直方向に多数垂れている構成が設けられる。また、特許文献1には、レーザ光漏洩防止手段の他の例として、観音開き可能な一組の扉や、片開き可能な扉を安全カバーの出入口に設ける構成も記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のレーザ光漏洩防止手段では、搬送物の一例としてのペットボトルが安全カバーの出入口から出入りする際に出入口の一部が開いてしまう。このため、レーザ光が外部へ漏洩することを防止する点で改善の余地がある。
【0006】
本発明は、レーザマーキング装置から出力されるレーザ光が外部へ漏洩することをより確実に抑制可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の一観点に係るマーキングシステムは、搬送経路に沿って搬送される搬送物にレーザ光によりマーキングを行うレーザマーキング装置と、前記搬送経路のうち前記レーザマーキング装置によるマーキングが行われるマーキング位置と、複数の前記搬送物とを含む部分と、前記レーザマーキング装置と、を覆って設置されるエンクロージャと、前記マーキング位置に対して前記エンクロージャ内の前記搬送経路の上流側及び下流側の少なくとも一方に配置され、前記レーザマーキング装置から放出されるレーザ光を遮蔽する遮蔽扉群と、を備え、前記遮蔽扉群は、前記搬送経路に沿って搬送される前記搬送物の搬送方向の異なる位置に配置される複数の遮蔽扉を有し、前記複数の遮蔽扉は、前記搬送方向から視たときにそれぞれが重畳配置され、かつ、前記搬送物の少なくとも一部と重畳するよう配置され、前記複数の遮蔽扉のうち少なくとも1つの遮蔽扉が開いて前記搬送物を通過可能とし、他の遮蔽扉が閉じるよう構成される。
【発明の効果】
【0008】
レーザマーキング装置から出力されるレーザ光が外部へ漏洩することをより確実に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係るマーキングシステムの概略構成を示す図
遮蔽扉の開閉機構の一例を示す図
図2に示す遮蔽扉の開閉動作を示す図
ベルトコンベヤ上のペットボトルの流れと遮蔽扉の開閉状態の関係を示す図
ボトルピッチと遮蔽扉の設置間隔との関係を示す図
ペットボトルの搬送速度と、遮蔽扉の開閉速度との関係を示す図
制御部のハードウェア構成の一例を示す図
第1変形例に係る遮蔽扉の概略構成を示す図
上下スライド方式の遮蔽扉に適用される光漏れ防止構造の第1例を示す図
上下スライド方式の遮蔽扉に適用される光漏れ防止構造の第2例を示す図
上下スライド方式の遮蔽扉に適用される光漏れ防止構造の第3例を示す図
第2変形例に係る遮蔽扉の概略構成を示す図
第3変形例に係る遮蔽扉の概略構成を示す図
図13に示す遮蔽扉が適用される上流側遮蔽扉群の概略構成を示す図
第4変形例に係る遮蔽扉と、第5変形例に係る遮蔽扉の概略構成を示す図
第6変形例に係る遮蔽扉の概略構成を示す図
第7変形例に係る遮蔽扉の概略構成を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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