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公開番号2025141505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024041475
出願日2024-03-15
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人エムスリー株式会社
代理人個人,個人
主分類G16H 50/30 20180101AFI20250919BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】歩行能力の維持向上と意欲を高め、以て健康寿命の延伸と介護・医療費の削減に寄与することが可能な技術を提供すること。
【解決手段】第1パラメータ取得部51は、歩行速度、年齢、及び性別を少なくとも含むユーザに関する3以上の第1パラメータの夫々に関するデータを、第1パラメータデータとして取得する。歩行年齢演算部52は、第1パラメータ取得部51にて取得した第1パラメータデータに基づいて、ユーザの歩行能力の評価データを生成する。第2パラメータ取得部53は、ユーザに関する上述の第1パラメータ以外の歩行能力に影響を与える1以上の第2パラメータの夫々に関するデータを、第2パラメータデータとして取得する。歩行年齢補正部54は、第2パラメータデータに基づいて、上述の評価データを補正する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
歩行速度、年齢、及び性別を少なくとも含むユーザに関する３以上の第１パラメータの夫々に関するデータを、第１パラメータデータとして取得する第１パラメータ取得手段と、
前記第１パラメータデータに基づいて、前記ユーザの歩行能力の評価データを生成する評価手段と、
前記ユーザに関する前記第１パラメータ以外の前記歩行能力に影響を与える１以上の第２パラメータの夫々に関するデータを、第２パラメータデータとして取得する第２パラメータ取得手段と、
前記第２パラメータデータに基づいて、前記評価データを補正する評価補正手段と、
を備える情報処理装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記評価補正手段により補正された前記評価データに基づいて、前記ユーザの将来の歩行能力を予測する予測手段
をさらに備える請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記３以上の第１パラメータ及び前記１以上の第２パラメータのうち少なくとも一部、並びに、前記評価補正手段により補正された前記評価データに基づいて、前記ユーザの前記歩行能力を改善させる案を提案する改善提案手段
をさらに備える請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記評価手段は、所定母集団から得られた、前記年齢と前記歩行速度との関係を示す前記性別毎のモデルに基づいて、歩行年齢を前記評価データとして生成する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記第２パラメータは、身長及び体重又はこれらから演算されるパラメータを含む、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記第２パラメータは、既往歴を含む、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記第２パラメータは、将来の前記歩行能力に影響するイベントを含む、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項８】
情報処理装置が実行する情報処理方法において、
歩行速度、年齢、及び性別を少なくとも含むユーザに関する３以上の第１パラメータの夫々に関するデータを、第１パラメータデータとして取得する第１パラメータ取得ステップと、
前記第１パラメータデータに基づいて、前記ユーザの歩行能力の評価データを生成する評価ステップと、
前記ユーザに関する前記第１パラメータ以外の前記歩行能力に影響を与える１以上の第２パラメータの夫々に関するデータを、第２パラメータデータとして取得する第２パラメータ取得ステップと、
前記第２パラメータデータに基づいて、前記評価データを補正する評価補正ステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項９】
コンピュータに、
歩行速度、年齢、及び性別を少なくとも含むユーザに関する３以上の第１パラメータの夫々に関するデータを、第１パラメータデータとして取得する第１パラメータ取得ステップと、
前記第１パラメータデータに基づいて、前記ユーザの歩行能力の評価データを生成する評価ステップと、
前記ユーザに関する前記第１パラメータ以外の前記歩行能力に影響を与える１以上の第２パラメータの夫々に関するデータを、第２パラメータデータとして取得する第２パラメータ取得ステップと、
前記第２パラメータデータに基づいて、前記評価データを補正する評価補正ステップと、
を含む制御処理を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
超高齢化社会の到来や、それに伴う医療費・介護費の増大に伴い、健康寿命の延伸が求められている。下記特許文献１には、健康寿命の延伸効果の評価に利用するための健康状態評価方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－１７４７１５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
健康寿命の延伸には「歩行能力」が重要であることが分かっているが、上述の従来技術にあっては「歩行能力」を評価するものでなく、その結果、対象者の歩行能力の維持向上と意欲を高め、以て健康寿命の延伸と介護・医療費の削減に寄与することは困難であるという状況であった。
【０００５】
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、歩行能力の維持向上と意欲を高め、以て健康寿命の延伸と介護・医療費の削減に寄与することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
歩行速度、年齢、及び性別を少なくとも含むユーザに関する３以上の第１パラメータの夫々に関するデータを、第１パラメータデータとして取得する第１パラメータ取得手段と、
前記第１パラメータデータに基づいて、前記ユーザの歩行能力の評価データを生成する評価手段と、
前記ユーザに関する前記第１パラメータ以外の前記歩行能力に影響を与える１以上の第２パラメータの夫々に関するデータを、第２パラメータデータとして取得する第２パラメータ取得手段と、
前記第２パラメータデータに基づいて、前記評価データを補正する評価補正手段と、
を備える。
【０００７】
本発明の一態様の上記情報処理装置に対応する情報処理方法及びプログラムも、本発明の一態様の情報処理方及びプログラムとして提供される。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、歩行能力の維持向上と意欲を高め、以て健康寿命の延伸と介護・医療費の削減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の情報処理装置を用いて提供されるサービスの概要の一例を示す模式図である。
図１の本サービスにおいて利用される歩行速度と歩行年齢に関するモデルについて説明するための図である。
図１の本サービスの具体的な一例を示す模式図である。
本発明の情報処理装置のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。
図４の情報処理装置の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
本サービスについてのテストケース１に係る図であって、インプット項目の一部及び現在の歩行能力の評価を示す図である。
図６のテストケース１において将来の歩行能力の評価を定量化したグラフ及びアウトプットの一例を示す図である。
本サービスについてのテストケース２に係る図であって、インプット項目の一部及び現在の歩行能力の評価を示す図である。
図８のテストケース２において将来の歩行能力の評価を定量化したグラフ及びアウトプットの一例を示す図である。
本サービスについてのテストケース３に係る図であって、インプット項目の一部及び現在の歩行能力の評価を示す図である。
図１０のテストケース３において将来の歩行能力の評価を定量化したグラフ及びアウトプットの一例を示す図である。
歩行能力を改善する５つの運動について説明する図である。
リスク因子と推奨の一例について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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