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公開番号2025140821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040416
出願日2024-03-14
発明の名称自動車内装製品
出願人トヨタ自動車株式会社,林テレンプ株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類D06N 7/00 20060101AFI20250919BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】消臭及び抗菌の機能性並びに難燃性を兼ね備えた自動車内装製品を提供する。
【解決手段】本発明は、不織布を含む自動車内装製品であって、不織布が多孔質炭素材料含有繊維を不織布の総目付量に対して32重量%~48重量%含み、多孔質炭素材料含有繊維が多孔質炭素材料及び繊維を含み、多孔質炭素材料が、ケイ素の含有率が5重量%以上である植物由来の材料を原料とし、多孔質炭素材料の窒素BET法による比表面積の値が10m2/g以上であり、多孔質炭素材料のケイ素の含有率が1重量%以下であり、多孔質炭素材料のBJH法及びMP法による細孔の容積が0.1cm3/g以上であり、繊維が、レーヨン、アクリル又はビニロンである、自動車内装製品に関する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
不織布を含む自動車内装製品であって、
不織布が多孔質炭素材料含有繊維を不織布の総目付量に対して32重量%~48重量%含み、
多孔質炭素材料含有繊維が多孔質炭素材料及び繊維を含み、
多孔質炭素材料が、ケイ素の含有率が5重量%以上である植物由来の材料を原料とし、
多孔質炭素材料の窒素BET法による比表面積の値が10m

/g以上であり、
多孔質炭素材料のケイ素の含有率が1重量%以下であり、
多孔質炭素材料のBJH法及びMP法による細孔の容積が0.1cm

/g以上であり、
繊維が、レーヨン、アクリル又はビニロンである、
自動車内装製品。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
繊維がレーヨンである、請求項1に記載の自動車内装製品。
【請求項3】
多孔質炭素材料がトリポーラス(登録商標)である、請求項1に記載の自動車内装製品。
【請求項4】
不織布が、多孔質炭素材料含有レーヨン及びポリエチレンテレフタレートからなる、請求項1に記載の自動車内装製品。
【請求項5】
フロアマットである、請求項1~4のいずれか一項に記載の自動車内装製品。
【請求項6】
不織布層と、ラテックス層と、ラテックス層上の基布層と、基布層上のカットパイル層と、不織布層及びラテックス層を接着するための接着層とを含むフロアマットであり、不織布層が請求項1~4のいずれか一項に定義される不織布を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の自動車内装製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車内装製品、具体的には多孔質炭素材料含有繊維を特定量で含む自動車内装製品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境意識の高まりから野菜や穀類等の植物の未利用部分を無駄なく利用する検討が世界中で展開されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ケイ素の含有率が5重量%以上である植物由来の材料を原料とし、窒素BET法による比表面積の値が10m

/グラム以上、ケイ素の含有率が1重量%以下、BJH法及びMP法による細孔の容積が0.1cm

/グラム以上である多孔質炭素材料からなり、クレアチニンを吸着する吸着剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-273816号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、自動車業界においても、CO

排出量削減等を目的としてサスティナブル素材を活用した樹脂部品の開発が進められており、サスティナブル素材としてリサイクルプラスチックを採用した事例がある。
【0006】
自動車において、車両は、それを構成する各部品機能が相関して車両としての商品性を打ち出している。一方で、自動車用品は、そのもの自体が独立した商品性(機能性)を有する必要がある。つまり、自動車用品、例えば自動車販売店等で購入可能な後付けオプション品としての自動車内装製品では、製品そのものが特定の機能を有する必要がある。
【0007】
例えば、特許文献1に記載の吸着剤は、サスティナブル素材でありながら、それを使用して作製した製品に対して消臭及び抗菌という機能性を付加可能である点が注目されている。しかしながら、特許文献1に記載の吸着剤は耐久性が低く燃えやすいという性質も有するため、自動車用品としての自動車内装難燃性(以下、単に「難燃性」という)の要件を満たしていない。
【0008】
そこで、本発明は、消臭及び抗菌の機能性並びに難燃性を兼ね備えた自動車内装製品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、前記課題を解決するための手段を種々検討した結果、低コストであるレーヨンに多孔質炭素材料を配合した多孔質炭素材料含有レーヨンを特定量使用して作製した不織布を、フロアマットの裏側の不織布層に導入し、製品形態にしたところ、当該製品が、消臭及び抗菌の機能性だけでなく難燃性も有することを見出し、本発明を完成した。
【0010】
すなわち、本発明の要旨は以下の通りである。
(1)不織布を含む自動車内装製品であって、不織布が多孔質炭素材料含有繊維を不織布の総目付量に対して32重量%~48重量%含み、多孔質炭素材料含有繊維が多孔質炭素材料及び繊維を含み、多孔質炭素材料が、ケイ素の含有率が5重量%以上である植物由来の材料を原料とし、多孔質炭素材料の窒素BET法による比表面積の値が10m

/g以上であり、多孔質炭素材料のケイ素の含有率が1重量%以下であり、多孔質炭素材料のBJH法及びMP法による細孔の容積が0.1cm

/g以上であり、繊維が、レーヨン、アクリル又はビニロンである、自動車内装製品。
(2)繊維がレーヨンである、(1)に記載の自動車内装製品。
(3)多孔質炭素材料がトリポーラス(登録商標)である、(1)又は(2)に記載の自動車内装製品。
(4)不織布が、多孔質炭素材料含有レーヨン及びポリエチレンテレフタレート(PET)からなる、(1)~(3)のいずれか1つに記載の自動車内装製品。
(5)フロアマットである、(1)~(4)のいずれか1つに記載の自動車内装製品。
(6)フロアマットが、不織布層と、ラテックス層と、ラテックス層上の基布層と、基布層上のカットパイル層と、不織布層及びラテックス層を接着するための接着層とを含み、不織布層が(1)~(4)のいずれか1つに定義される不織布を含む、(5)に記載の自動車内装製品。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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